第14話
文字数 1,021文字
自宅マンションのエントランスにつくと
佐々くんが目の前に手を差し出す
言われるがままに差し出すと
シュ♩シュ♩…
あっという間に個人情報の交換が終わってた
LINEも登録済み
あっけにとられて、戻されたスマホを眺める
今日何度目かの佐々くんのため息
そこから、しばしのお説教タイム
ショボン。。。
でもさ、私だってバカじゃないんだよ
佐々くんならいいかな?って
一応、人みてるつもりなんですけど…
ドンっ…
佐々くんは壁に私を追い込むと
覗き込むように顔を近づける
ピタ…
鼻と鼻がこすれるほど、近くで止まる
キスの距離……
ニヤリ…(佐々くんは余裕の笑顔)
佐々くんをにらむ
佐々くんは一歩も引かない
胸が痛い
無意識に
うつむいた