6.5 聖闘士聖夜(メリー☆クリスマス)
文字数 3,105文字
2017/12/24 19:11
「う~さむ~積もったね~雪」
2017/12/24 19:14
「どこもかしこもカップルだらけだね」
2017/12/24 19:15
「いいじゃないですか、人を祝福するのも天使の役目なんですから♪」
「おめでとー人類!そっちの人類もおめでとー!メリーーーークリスマーーーース!!!」
2017/12/24 19:20
「やめろ恥ずかしい!」
2017/12/24 19:24
(……チキン……ケーキ…………ターキー……)
じゅるり
2017/12/24 19:24
「なんだか町の人々が盛り上がっているね」
2017/12/24 19:26
「あ、キリストさん」
2017/12/24 19:29
「今日は祭りか何かなのかい?」
2017/12/24 19:32
「な~に言ってるんですか、今日は貴方の命日ですよw」
2017/12/24 19:28
2017/12/24 19:46
「おい、このメガネの魔法使いみたいなタイトルロゴは何だ」
2017/12/24 19:47
「アマエル、その知識は間違っているぞ」
2017/12/24 19:49
「え?どういう事?クリスマスってキリストの亡くなった日じゃないんですか?」
2017/12/24 19:50
「割と勘違いされがちだが、クリスマスはキリストの降誕を記念する祭日だ」
2017/12/24 19:51
「……つまり誕生日って事ですか?」
2017/12/24 19:53
「ん~違うんだなそれが。キリストの誕生日については諸説あってな、まあ色々あって25日に降誕を祝う事になったんだ。それに最もキリスト教で重要とされている祭日は復活祭なんだ」
2017/12/24 19:54
「ああ、十字架に架けられて死んだキリストが三日目に復活したことを記念する祭りだ。移動祝日で何日かは定まっていないが、大体日曜日に開催される」
2017/12/24 20:01
「え?結局私は殺されるんですか?それに復活って、私はゾンビか何かなのですか?」
2017/12/24 20:04
「まあまあ、それはまだ先の事だから。別にちょっと磔にされて杭で固定されて槍で刺されるだけだから」
2017/12/24 20:06
「聖人目指すのやめようかな」
2017/12/24 20:09
「あんたが死なないとキリスト教は生まれないし、聖書も書かれないじゃないか!大人しく磔にされなさい!」
2017/12/24 20:10
「ひぃ!お助けー!」
2017/12/24 20:12
「待て!逃がさんぞ!」
2017/12/24 20:12
「……行っちゃった」
2017/12/24 20:13
「今日が命日にならないよう祈るしかないですね」
2017/12/24 20:14
「おや、奇遇だね。君たちもクリスマスの買い出しかい?」
2017/12/24 20:21
「ヨセフさん!お久しぶりです!」
2017/12/24 20:23
「元気にしてたかい?天使たち」
2017/12/24 20:24
「ヨハネさんも」
(この人セリフ枠の色が若干被ってるからややこしいんだよな)
2017/12/24 20:25
「クリスマスに男二人で買い物……あっ……(察し)」
2017/12/24 20:26
「妻子持ちだろーがよ、ヨセフさんは」
2017/12/24 20:28
「マリアはまだ産後だからね、身体を冷やすと良くないと思って家にいてもらっているんだ。そこで友人のヨハネに買い物を手伝ってもらっているというわけだよ」
2017/12/24 20:28
「ん?時系列どーなってんだよ?」
2017/12/24 20:31
「気にしたら負けです!」
2017/12/24 20:32
「ヨセフの子供に生まれて初めてのクリスマスプレゼントを贈ろうと思ってね。探しているんだけど中々思いつかなくてブラブラしてたとこさ」
2017/12/24 20:33
「無難に食べ物でいいんじゃないか?まだ赤子だろう?」
2017/12/24 20:35
「この年のクリスマスはこの年だけなんだぞ!赤子とはいえ後々の思い出になるのだ!適当な物を贈ってがっかりした思い出を作ってほしくない!どうするプレゼントがこんにゃくとかだったら!嫌だろう!」
2017/12/24 20:36
「相変わらずめんどくせー奴だな」
2017/12/24 20:40
「しかし不肖ながら私は朴念仁ゆえ、いいアイデアが思いつかぬのだ……」
ぬぎぬぎ
2017/12/24 20:41
「君たちにも聞いてみよう。イナゴとタガメどっちが良いだろうか?」
2017/12/24 20:43
「私ならそれ渡されたら助走付けて殴りますね」
2017/12/24 20:45
「ていうか服着ろよ、12月だぞ」
2017/12/24 20:47
「ヨハネ、君の気持は良く分かっているからそんなに考え込まなくていいよ」
2017/12/24 20:48
「いや、駄目だ!この心の迷い!それは私の中に悪魔が潜んでいるからだ!!!」
「ぬおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
2017/12/24 20:49
「噴水に飛び込んだ!?」
2017/12/24 20:51
2017/12/25 20:01
「マリア、イエスへのプレゼントだ。受け取ってくれ」
2017/12/25 20:01
「まあ、ありがとう!中身は一体何かしら……?こ、これは……?」
2017/12/25 20:03
「イナゴの黒焼きさ♪キリスト教の聖典では昆虫は食べてはいけないとされているが、イナゴやバッタ、コオロギの類だけは食べることが許されている。たんぱく質やカルシウムが豊富で幾度となく人類を飢餓から救ってきたとても良い虫なのさ♪」
2017/12/25 20:04
「相変わらず博識なのね」
2017/12/25 20:10
(マリア……とても笑顔が素敵な女性だ……ハッいかんいかん、彼女は既にヨセフの妻……私は何と罪深い事を考えてしまったのだ)
(………イナゴでも数えて落ち着こう)
「イナゴが一匹、イナゴが二匹、イナゴが三匹………」
2017/12/25 20:11
「マリアがっ175匹!マリアがッ176ぴき!?しまった!イナゴじゃなくていつの間にかマリアになってしまっていた!?くそぉ!私の中の悪魔よっ………!去れっ……!去れっ……!イナゴが177匹!イナゴが178匹!!!あっはっはっはっは!あっはっはっはっはっはっは!」
バシャバシャ バシャバシャ
2017/12/24 20:52
「止めるんだヨハネ!分かったから!そこにはマリアもイナゴもいないから!もう止めてくれ!」
2017/12/24 20:56
バシャバシャ バシャバシャ
ヤメローミンナミテルダロー バシャバシャ
アッハッハッハッハ アッハッハッハ
2017/12/24 21:01
「……行きましょうか……」
2017/12/24 20:58
「そ、そうだね……知り合いだと思われたくないし」
2017/12/24 20:59
2017/12/25 20:25
「メルキオル!!!」
2017/12/25 20:26
「バルタザール!!!」
2017/12/25 20:27
「カスパール!!!」
2017/12/25 20:28
「「「三人合わせて!!!」」」
「「「プレゼントならお任せ!!!東方の三賢者!!!」
2017/12/25 20:28
「また変なのに出くわしちゃったよ」
2017/12/25 20:30
「相変わらずむさ苦しいなお前ら」
2017/12/25 20:31
「私達が来たからにはっ!!!プレゼントは任せておけ!サンタクロースなんてジジイには任せてられないぜ!!!」
2017/12/25 20:31
「あんたらも大概ジジイじゃねーか!」
2017/12/25 20:36
「サンタクロースの由来は、4世紀頃の聖人である聖ニコラウスの伝説からだ。三賢者達にとっては数百年以上後の出来事だから、確かにあんたらの方がジジイだな」
2017/12/25 20:37
「あ、神様。戻って来たんですね」
2017/12/25 20:42
「プレゼントが貰えると聞いて」
2017/12/25 20:42
「現金な神だな!」
2017/12/25 20:42
「どうせ乳香とか没薬とか、現代では需要の無いつまらない物だろ?」
2017/12/25 20:44
「失敬な!我々は賢者だぞ!最近のトレンドを考慮してセレクトする事など容易だ!!!」
2017/12/25 20:44
「ちょっといいかバルタザールよ」
2017/12/25 20:47
「何だカスパール!今話している最中だろう!」
2017/12/25 20:49
「いや、孫が実家に帰ってきているから……もう帰っていいかの?」
2017/12/25 20:50
「実は私もこれから妻と外食の約束をしているので……これで失礼する」
2017/12/25 20:51
「貴様らそれでも賢者か!?」
2017/12/25 20:52
「あ、これ私達からのクリスマスプレゼント。皆で仲良く食べてね」
2017/12/25 20:54
「あ、高○屋のケーキ!ありがとうございます!」
2017/12/25 20:55
「しかも6号!でかい!」
2017/12/25 20:57
「それじゃ失礼するよ」
2017/12/25 20:57
「……あの、バルタザールさんは……クリスマスにご予定は……無いんですか?」
2017/12/25 20:59
「チクショーーーーー!!!」
2017/12/25 21:01
「バルタザールさんも噴水に!?」
2017/12/25 21:02
「イナゴが~2017匹!イナゴが~2018匹!くそっ悪魔め!どこまで私を追い詰めるつもりだ!!!」
バシャバシャ
2017/12/25 21:03
「リア充爆発しろ!!!悪魔の手先め!!!爆発しろ!!!ドカーン!ドカーン!」
バシャバシャ
2017/12/25 21:06
「ああ神よ……!どうかこの迷える子羊をお救い下さい……!」
2017/12/25 21:09
「……ケーキも貰ったし、帰って皆で食べようか」
2017/12/25 21:10
「そ、そうだね。そうした方がいい(これ以上見てられないし)」
2017/12/25 21:11
「うふふ、やっぱり一年に一度の祭日っていうのは何となく特別な感じがしますね♪」
2017/12/25 21:13
「へっくしゅん!」
2017/12/25 21:16
「……風邪かのう?いや、誰かが悪魔に対して風評被害を与える噂をしているのかもしれぬ」
2017/12/25 21:17
「ん?我にクリスマスの予定は無いのかって?何を言っておる、悪魔が聖人の祝日を祝うわけなかろう。いつも通り平常運転じゃ」
2017/12/25 21:19
「信仰心を忘れ欲望のままに生き、快楽を得る人間、その幸せを妬む人間……一体どっちが悪魔なんだか……クククク」
2017/12/25 21:22
こうして今年のクリスマスも
しっぽりと過ぎていきましたとさ。
2017/12/25 21:29
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