12.楽園（パラ☆ダイス）
文字数 4,847文字
2018/04/10 18:53
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ
2018/04/10 19:01
「いっけな～い！遅刻遅刻～！」
2018/04/10 18:58
あまね
私は「天音アマエル」！どこにでもいる天使のJK！
好きな食べ物は甘納豆と甘海老！好きな色は亜麻色！
特技はアマチュア無線！
2018/04/10 19:01
ドンッ 勝つーん！
2018/04/10 19:07
「いった私のフィーリン！」
2018/04/10 19:08
「すみません大丈夫ですか？」
2018/04/10 19:13
「いえこちらこそ………ハッ！」
2018/04/10 19:14
2018/04/10 19:15
※画像はイメージです
2018/04/10 19:16
「私がぶつかった勢いで十字架に張り付けられちゃった！！！」
2018/04/10 19:16
「うう……身体が固定されて動けない……そして君は一体？」
2018/04/10 19:21
「それにタンブルウィード頭に付いてますよ！今取ってあげます！」 ｸﾞﾜｼｯ ﾜｼｬﾜｼｬﾜｼｬ
2018/04/10 19:22
「頭を鷲掴みにするのは止めてください、棘が食い込むから。食い込んでますから」
2018/04/10 19:24
ﾄﾞｷｯ
「このチクチクするような感覚……もしかしてこれが恋！？」
2018/04/10 19:29
「茨が手に刺さってるだけだと思いますよ」
2018/04/10 19:30
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ……
2018/04/10 19:25
「あっ忘れてた！遅刻遅刻―！！！学校に遅れちゃうー！」
2018/04/10 19:26
ﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯー
2018/04/10 19:28
「……あっ、助けてはくれないのね」
2018/04/10 19:36
2018/04/10 19:40
「はぁー！何とか間に合った！」
2018/04/10 19:40
「遅いよアマエル～。JRなら遅延証明書貰うレベルだよ？」
2018/04/10 19:43
おおいがわ
このくどい電車トークを飛ばすのはクラスメイトの「大井川エスエル」！
変な寝ぐせが気になるけど、幼稚園の頃からの私の親友なの！
休みの日は良く電車で遊びに行ったりしてるんだ！寝ぐせが気になるけど！
2018/04/10 19:47
「ちょっと朝に十字架に張り付けられた人に出会っちゃって遅くなっちゃった♪」
2018/04/10 19:55
「お前んちの近所はマッド○ックスか何か？」
2018/04/10 19:57
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｰ
2018/04/10 20:00
「お前らっ↑ 騒いでないで席に着けっ、HRを始めるぞっ↑」
2018/04/10 20:00
「ヤンカミも来たし、早く席に座りなよ」
2018/04/10 20:03
「はぁ～」
（磔の人……また会えるかな）
2018/04/10 20:07
「今日は転校生を紹介するぞっ！ほらっ照れてないで早く入ってきなさい！」
2018/04/10 20:08
ｶﾞﾗﾗﾗｯ
2018/04/10 20:10
「イエス・キリストです。神の子やってます。よろしくお願いします」
2018/04/10 20:11
ｻﾞﾜｻﾞﾜ…… ｻﾞﾜｻﾞﾜ……
ﾁｮｯﾄｶｯｺﾖｸﾅｲ? ｱﾉｶﾐﾉﾅｶﾞｻｺｳｿｸﾃｷﾆﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞﾅﾉ？
ｻﾞﾜｻﾞﾜ…… ｻﾞﾜｻﾞﾜ……
2018/04/10 20:12
「あ！朝の十字架の人！」
2018/04/10 20:14
「何だ？お前ら↑知り合いか？……アマエルの後ろの席が空いていたな、そこに座るといいぞ転校生！」
2018/04/10 20:16
（これはまさに運命……この人こそ運命の人に違いない！）
2018/04/10 20:19
（教室の後ろ側からから物凄いプレッシャーを感じる）
2018/04/10 20:20
ｷｰﾝｺﾝｶｰﾝｺｰﾝ……
ｶﾞｯｷｰﾝﾌﾞｯﾋﾟｶﾞｰﾝ……
2018/04/10 20:20
「あっという間に放課後になりましたねイエス様！私が校内を案内してあげます！」
2018/04/10 20:23
（時間が経つの早いなあ）
2018/04/10 20:24
「さあ行きましょう！すぐに！至急！今すぐに！」
2018/04/10 20:25
「拒否権は無いんですね」
2018/04/10 20:27
2018/04/10 20:28
「ここは校庭です！イエス様は部活動まだ決めてなかったですよね？色々周って見学しましょう！」
2018/04/10 20:31
「一学園の校庭にしては規模がおかしくないですか？」
2018/04/10 20:32
「誰が何と言おうとここは校庭ですから！」
2018/04/10 20:33
「おお、アマエルと……隣のは転校生か？」
2018/04/10 20:35
「キタエル先輩！」
2018/04/10 20:36
おさちか
この人は「納近キタエル」先輩！私の一つ上の先輩でクレー射撃と
スポーツチャンバラを融合させた競技スポーツガンブレードの特待生！
色んな大会で好成績を残し、2年にしてスポーツガンブレード部の副部長を
任されている皆の憧れの先輩なの！
2018/04/10 20:37
「スポーツガンブレードはハードだけどやりがいある部活だよ。ちょっと覗いていくか？」
2018/04/10 20:45
「そんな競技があるなんて初めて知りました、是非拝見させていただきます」
2018/04/10 20:46
しろこ
「よし……おーい死霊子、ちょっと相手になってくれ」
2018/04/10 20:47
「はーい♪死霊子にお任せ下さいましお姉さま♪」
2018/04/10 20:49
「まずはガンブレードを持って二人で円を描いたフィールドに立つ。アマエル、悪いがスタートの合図を言ってくれ」
2018/04/10 20:51
「ガンブレードっていう謎武器については一切説明無いですけど、そこは普通のスポーツチャンバラと一緒なんですね」
2018/04/10 20:55
「イエス様、お静かに。試合が始まりますよ……では両者見合って……始め！！！」
2018/04/10 20:58
ｶｯ！
2018/04/10 21:00
「チョリソーーーーーーー！！！」
2018/04/15 10:12
「カリーブルストォォオオオオオ！！！」
2018/04/15 10:14
2018/04/15 10:15
「……何ですかこれは？」
2018/04/15 10:15
「スポーツガンブレードの伝統的な掛け声ですよ！」
2018/04/15 10:18
2018/04/15 10:22
「ケバブ！ケバブーーーーー！！！」
2018/04/15 10:19
「アンチョビ！カルパッチョ！ペパローニィイイ！」
2018/04/15 10:25
ヒューーーーン
2018/04/15 10:27
「あっ！どこからともなくピザが飛んできました！」
2018/04/15 10:28
「ハギスッ！！！」
2018/04/15 10:29
ッターーーン！
2018/04/15 10:29
「撃ち落とした！？」
2018/04/15 10:30
「ふう……まあこんなものか……」ﾑｼｬﾑｼｬ
2018/04/15 10:31
「さすがですお姉さま。私はペナルティとして10デナリの領収書を切りますわ……。私のオクラホマミキサーのカウンターとしてフォートレスするとは……」
2018/04/15 10:32
「死霊子も中々のバンドデシネだったぞ。私があの時パルスのアギトをしていなければ私がアンチスキルしていた所だ」
2018/04/15 10:38
「……スポーツガンブレードって難しそうですね」
2018/04/15 10:41
「そうか？慣れれば面白いぞ？」
2018/04/15 10:42
「確かに専門知識がいるスポーツは初見には難易度高いかもしれませんね……そうだ！文科系の部も見てみましょうイエス様！」
2018/04/15 10:44
2018/04/15 10:45
2018/04/15 10:45
「ここは茶道部だよ」
2018/04/15 10:46
「誰がどう見ても文化部の棟ですね！」
2018/04/15 10:48
（もう気にしないことにしよう）
「貴方がここの部長ですか？」
2018/04/15 10:49
「そう、私はハラヒエル。ここでまったりと茶道やってる。大したものは無いけどまあゆっくりしていきなよ」
2018/04/15 10:49
はるはら
彼女は同じクラスの「春原ハラヒエル」。エスエルの友達だよ。私にとっては友達の友達！
二人きりになった時気まずいすごく微妙な関係だね！
2018/04/15 10:53
「何だその説明は、もっと何かあるだろ」
2018/04/15 10:59
「この壺、形がう○こみたいですね」
2018/04/15 11:03
「聞けよ人の話！？」
2018/04/15 11:05
「ここは何をする部活なのですか？」
2018/04/15 11:06
「ん～？名前の通りお茶を飲んたりして作法を学ぶ部活だよ。うちは人数少ないしそんな厳しくないからだべったりしてのんびりやってるけど」
2018/04/15 11:07
「つまりニート部ですね♪」
2018/04/15 11:10
「……見学するなら静かにしてくれよ？」
2018/04/15 11:11
ぐるぎゅぎゅぎゅ～
2018/04/15 11:13
「何の音ですか？」
2018/04/15 11:14
「……ちょっとお茶を飲み過ぎたかな……お花を摘みに少し席を離れさせてもらうよ」
2018/04/15 11:15
2018/04/15 11:16
（あっ足がっ！痺れて！動けない！？）
「あの……ちょっと手を貸してもらえると……助かるのですが……」ﾁﾗｯﾁﾗｯ
2018/04/15 11:16
2018/04/19 18:47
「う～ん、特に面白そうな部活では無いですし他に行きましょうか」
2018/04/15 11:21
アマエル達は去っていった！
2018/04/19 18:48
2018/04/19 18:47
「は、薄情者ーーーー！！！」
2018/04/15 11:22
※この後、他の部員に連れて行ってもらいました
2018/04/15 11:23
2018/04/15 11:34
「う～ん結局部活決められなかったですね」
2018/04/15 11:26
「日が落ちてきました……もうここまででいいですよ。今日はわざわざありがとうございました」
2018/04/15 11:27
「あっ……もう行っちゃうんですね……」
2018/04/15 11:28
「何、時間はたっぷりとあるでしょう。明日も明後日も、ずっと永遠に。ではまた明日」
2018/04/15 11:29
2018/04/15 11:33
「……そうだよね、時間は沢山あるもの。それに私はイエス様と一緒にいられるだけで幸せ……」
2018/04/15 11:33
ｐｒｒｒｒｒｒ……
ｐｒｒｒｒｒｒｒｒｒ……
2018/04/15 11:35
「……？着信？……誰からだろう？……もしもし？」
2018/04/15 11:35
「やっとつながった！もしもし！？聞こえる？」
2018/04/15 11:37
「……どなたですか？」
2018/04/15 11:38
「私だよ！エスエル！早くこんな夢から覚めて現実に帰ってきなさいよ！皆心配してるから！」
2018/04/15 11:39
「……へ？突然何を言ってるんですか？心配も何も私は元気だし……本当に何を……」
2018/04/15 11:40
2018/04/15 11:42
「……アマエル」
2018/04/15 11:42
「……神。どうしたのこんな所で？」
2018/04/15 11:43
「アマエルには酷い現実を突き付けてしまったと思っている。俺の認識不足だ。……本当にすまない」
2018/04/15 11:43
「何を言っているんですか？私は今とても幸せですよ？この学校で運命の人と出会えたんです。これから学校行事を通して親交を深めていって最後には結ばれるんですから」
2018/04/15 11:46
「……それは無理だ。彼と聖書世界はあくまでも私が試練のために作り出した紛いものだ。本物の”彼”は君たちが天使として生まれるより前の大昔に亡くなっているからね」
2018/04/15 11:51
2018/04/19 18:55
2018/04/19 18:55
アマエル
【TP:2】→【TP:1】
2018/04/19 18:55
「そう。今アマエルが浸っているこの世界は君が無意識に生み出した幻影に過ぎない。まさか君の能力が夢を見るだけでなく夢そのものを作ることも出来るとは思わなかったよ」
2018/04/19 18:57
「そんな……嘘です！」
2018/04/15 11:55
「最初にRPG（ロールプレイングゲーム）と言っただろう？ロールというのは役割の事。皆、劇の役割を演じていただけだったんだ。君たちだって天使になるために天使のロールプレイを行ってこのゲームをクリアしてその資格を得た……。これから夢だった天使としての生活が君を待ってる。……元の世界に帰るんだアマエル」
2018/04/15 11:55
「私は……私は……」
2018/04/15 11:59
アマエル……聞こえますか……
2018/04/19 19:00
「誰？！」
2018/04/19 19:01
「私の可愛いアマエル。よくこの困難な試練をこなしましたね。ミカエルも聖書世界での神の役目お疲れさまでした」
2018/04/19 19:03
「なっ！ガブリエル！どうしてここに！？」
2018/04/19 19:06
「お母さま！？」
2018/04/19 19:08
「私の可愛い娘よ、悲しむことはありません。彼……イエス・キリストは死んでもなお復活するのです」
2018/04/19 19:08
「ええ！？イエス様はゾンビか何かなんですか！？怖いんですけどお母さま！？」
2018/04/19 19:10
「確かに肉体は滅びました……ですがその”魂”は生き続けています。彼が残した伝道や指し示した道。数千年以上経った今でも多くの人々がその意思を引継ぎ、宗派となっているのです。彼らがイエスの意思を忘れない限り、イエス・キリストは永遠に人の歴史に名を刻み続けるでしょう」
2018/04/19 19:12
「………」
2018/04/19 19:19
「貴方は聡い子です。夢に閉じこもることが意味のない事だと既に分かっているでしょう？……皆さんも待っていますよ。改めて天使になった事への祝杯を上げようではありませんか」
2018/04/19 19:22
2018/04/19 19:27
「おめでとう！」
2018/04/19 19:29
「おめでとう！」
2018/04/19 19:32
「……おめでとう」
2018/04/19 19:32
「おめでとさん！」
2018/04/19 19:33
「めでたいねえ」
2018/04/19 19:34
「おめでとう！」
2018/04/19 19:36
「おめでとだべ！」
2018/04/19 19:37
「おめっとさん！」
2018/04/19 19:38
「おめでとう！」
2018/04/19 19:39
「おめでとう！」
2018/04/19 19:39
「皆……！ ………ありがとう！」
2018/04/19 19:40
チルドレン
そして全ての人類に――
おめでとう―――
2018/04/19 19:41
「本当にいいのかこんな終わり方で」
「あっキリスト教繋がり？」
2018/04/19 19:43
2018/04/19 19:45
「……なんじゃ暴走して破壊の限りを尽くすかと思ったのにつまらんのう。所詮はゆとり世代の天使って事かの。……もうこんな所に用は無いわ、じゃあの駄天使共」
2018/04/19 19:46
2018/04/19 19:49
2018/04/19 19:50
数年後
【天界】
2018/04/19 19:50
【アマエルの黙示録】
こうして私達の試練は達成され、私達はついに天使になりました。
天使としての日々は人間界に降りては人々を祝福する
毎日でとても忙しいです。
2018/04/19 19:51
「つ、次！三丁目の小林さんが結婚するって！ここは私が行ってくるから、キタエルは2丁目の病院での出産の加護をお願い！ハラヒエルは……」
2018/04/19 19:54
私達は天使としてはまだ見習いなので
相変わらず4人一組で仕事を行っています。
いつもと変わらない日常。でもほんの少しだけ前進した気がします。
2018/04/19 19:59
「アマエル！何さぼってんだ！行くぞ！」
2018/04/19 19:56
2018/04/19 20:01
「は～い、今行きますよ♪」
2018/04/19 20:00
奇跡を起こす救世主で、キリスト教の信仰を広めた神の子。
――私の初恋の人。
2018/04/19 20:02
「よ～し！今日も気合入れて行くぞー！」
2018/04/19 20:06
人々の記憶に残る限り、貴方の魂は残り続けるらしいです。
私、イエス様との試練は一生忘れません！
それにまだあきらめてませんから！
私がもっと偉い天使になって、いつしかきっと――
そしたらきっと……… また――会えますよね。
2018/04/19 20:08
2018/04/19 20:12
2018/04/19 20:13
「子供は生まれたのか！？」
2018/04/19 20:13
「あらあら、気が早い事。まだですよ」
2018/04/19 20:14
「そ、そうか。すまない取り乱してしまって……。名前はもう決めてあるのか？」
2018/04/19 20:15
「ええ、色々候補はあるけど……」
2018/04/19 20:16
……そうね。
この子の名前は――。
2018/04/19 20:18
「アーノルドにしましょう♪」
2018/04/19 20:18
聖書RPG
～救世主と4人の天使たち～
完
ご愛読ありがとうございました！
2018/04/19 20:19
