第11話 睡眠中の回復と整理

文字数 490文字

ワクチンの副作用に苦しんでいた昨日の一日。
「私は大丈夫」と思い込んでいたけれど、やっぱり駄目だった。

久しぶりに関節が痛む風邪の症状。
私はここ数年風邪をひいていない健康体だった。
寝て、たまに起きてトイレに行って、ごはんを食べて、薬を飲んで、また寝る。
身体が眠ることで回復することを可視化したような感覚である。

そういえば、眠っている間には脳の中の記憶の整理が行われていることを知った。
人間の脳もハードディスクと一緒で容量が定められていて、
日々数多に入ってくる情報に対して、不必要なものは消去されていくという。

私はあまり物覚えがよくない。
友達との思い出も、どこかの噂話も、
「あれ、そうだったけ?」ってなることが多々ある。
だけど、興味のあることや仕事のことは他に比べて記憶が安定しているのだから、
確かに、私にとって不必要な情報は淘汰されているのだと思う。

そうだとしても、友人との思い出に関してはもう少し記憶しておきたいという想いがある。
これは、私の脳の容量が小さいのか、入ってくる情報が多すぎるのか、私がバサバサと記憶を切り捨てすぎているのか。

あぁ、私の脳がアップデートできたらいいのに!
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