第9話 町の外は危険

文字数 683文字

どこまで歩くんだ?
敵から守るために、かなり奥に作られてるから、まだ先よ。
外に出ると敵がたくさんいるので気を付けてください。
聞くことによると、敵に囲まれることが多いらしい。
囲まれてる?
魔法使いの村だからね。

でも、魔法でやっつけられるから大丈夫よ。

そういうものなのか?

まあ、俺たちがいるから大丈夫だと思うが。

もうすぐ外に出るわよ。
気をつけてください。

敵は強いですよ。

すると、外が見えてきた。

敵も、うじゃうじゃいる。

相当な数だな。
ご主人は私が守るので、ご安心を。
角矢さん、守ってね♡
何言ってるの?
外に出ると、たくさんの敵が待ち構えていた。
やっつけよう。
角矢たちは、善戦するも、魔法もあまり効果がなく、ボロボロになった。

辛うじて、使い魔のおかげで守り切ることが出来た。

みんな、無事か?
ご主人は、ご無事ですか?

よかった・・です。

ルナは力なくつぶやき、動かなくなった。

力を使い切ってしまったらしい。

ルナ、しっかり!
眠っているだけよ。

一度、村に戻りましょう。

マリーたちは服をボロボロにされ、肌が見えている。

ローズはうずくまって泣いている。

ミーシェも体を隠している。

角矢さんだけなら、恥ずかしくないのに。

こんな格好じゃ帰れないよ。

どういうこと?

わたしもこれじゃね。

まあ、そうよね。

角矢さんだけなら見せても良いけど。

服は一人にしか貸せないよ。
見ないでやるから、帰ろうぜ。
しくしく。

角矢さん、温めて。

ローズが抱き着いてくる。

マリーとミーシェもくっつく。

そんなくっついたら、歩けないよ。

む、胸が。

恥ずかしいんだもの。
角矢さんも嬉しいでしょ?
変なこと言わないでよ!
一行はなんとか町に戻った。
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登場人物紹介

角矢

自由気ままに冒険をしているのんびり者。

あるお触れのせいで急いで先に進まないといけなくなる。

ガリー王

角矢が冒険している地域にあるお触れを出す。

それが混乱を招くとも知らずに。

マイケル

近くの酒場で仲間になる旅人。

力が強く、頼りになるが、仲間に厳しい。

マリー

中腹の町で仲間になる女性。力はないが、頭がよく角矢やマイケルをよく支える。

魔法に開花すると、とんでもない能力を発揮する。


角矢が好きになる女性でもある。

ルナ

ある城にとらわれている召喚獣。

主はいないが、主になってくれる人を探している。

角矢が城に来た時、助けてくれたら冒険の共になると申し出る。

ミーシェ

塞がれた道沿いにある海岸で海水浴をしている女性。

とてもキレイな体をしている。

旅をしている角矢たちにマルシーユの町までの案内をしてくれる。


中盤の町で仲間に加わる。(そこから角矢に恋心を抱くようになる)

ローラ

シーサイド城の奥にある村で魔法使いの修行をしている女性。

回復や補助はまだまだだが、攻撃魔法はかなりのもの。


角矢たちは村を見つけるのに、苦労する。

アマルダ姫

ローラの村から北西に行ったところにある城のお姫様。

かなた遠くにあるため、角矢たちは疲れてしまう。

角矢たちをもてなし、泊まることを勧める。

夜に角矢に体を許すことに。


姫でありながら、治癒魔法の腕前と魔力を込めたアイテムを作る名人。

条件を満たすと、一緒に旅をすることになる。

カネル

試練の洞窟で宝を守る門番。強そうに見えるが、角矢たちに宝を渡そうとする。

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