第4話 戦い方~次の場所まで

文字数 2,005文字

どんな魔法が使えるの?
一通りの魔法は使えますよ。

攻撃・回復・その他いろいろです。

そもそも何であの城に?
私にも主が居たんですが、敵の奇襲を受け、主を失ったんです。

魔王軍が私を拐い、あの城に閉じ込めたんです。

魔王軍だって?

そんなやつらがこの近くまで来てるのか?

この近くではありません。

私の主がいたのは、シーサイド町という町の近くにあるシーサイド城です。

シーサイド?

私の知り合いが居るところよ。

無事だといいけど。

どんな人なんだ?
海が好きな女性よ。
マリーの町に行く途中で、海水浴をしている女性に会ったよ。

その人に案内してもらったんだよ。

海水浴?

もしかしたら。

ありがとう。その女性かもしれないわ。

シーサイドに行くなら、私にお任せを。

敵も出ますので、私が戦います。

「やれ」で攻撃、「守れ」で防御や回復をします。

助かるよ。

マリー、行こう。

うっかり呼び捨てにしてしまった。
角矢さん、今私のこと。

マリーって、呼び捨てに。

(私のこと好きなのかな?)

(ときめいちゃったぞ。)
マイケルが小声で話し掛けてきた。
そんなつもりは。
敵が現れましたよ。

主、命令を。

やれ!
かしこまりました。
ルナが攻撃を開始する。

すごい威力だ。

これが召喚獣の力なのか?

凄まじいな。

助けてよかったな。
のんきなこと言ってたらダメよ。

私たちも加勢しないと。

でも、どうやって?

何も身に付けていないんだけど。

すると、目の前にパネルが現れた。


そのパネルから攻撃してください。
言われた通り、パネルをタッチして、攻撃する。

なんとか、敵を倒した。

ありがとうございます。

助かりました。

とりあえず、回りの敵はいなくなった。

いつも敵が出てくるわけでは無いようだ。

先を急ぎましょう。
そうだな。
まっすぐなので、すぐたどり着くはずです。

このまま進みましょう。

道をまっすぐ進むと木に囲まれた町があった。
ここがシーサイド?

海の近くでは無いようだけど。

以前はそうだったんですが、近頃は大陸を広げたので、海はなくなったんです。
とりあえず、入ろう。
そうね。
シーサイドの町に入る。

なぜか女性は水着を着ていた。


すると、一人の女性がこちらに走ってきた。

あっ、お兄さん!

この町に来たのね。

あら、マリーもいたの?

ええ、角矢さんと一緒に冒険することになりまして。
そうだったの。

じゃあ、私も仲間に入れてくれない?

好きなだけ、私の体見られるわよ。


私の名前はミーシェよ。

ミーシェさん。
ミーシェで良いわよ。

角矢さん♪

ミーシェが体をアピールしてくる。

マリーがため息をつく。

誘惑とかしてないよね?
腕を組むくらいはしたかしら。

(胸を押し付けたりもしたけど)

あなた、スタイル良いから、体をくっつけたりすると思ったんだけど。
そ、そんなことないわよ。

マリーだって、下着で男性にくっついたりしたんじゃないの?

夜になるとそうなっちゃうからね。

そ、それは。

うっかりしたかもしれないけど。

(男の人のに触ったなんて言えない)

したの?!

びっくりだわ。

あなたも良い体してるから、下着姿じゃ男性も大変でしょうね。

って、まさか角矢さん?

マリーが頷く。
角矢さん、あなたも反応しちゃったんじゃない?

きっと股間がすごいことになったでしょうね。

えっ?マリーが?

マリーが自分の物をいじったことを話す。
恥ずかしいから、言わないで欲しかったのに。
ごめん。

ビックリしたし、その、気持ちよかったから。

バカ!
私の胸とどっちが気持ちよかった?
え、そ、それは
ミーシェ、変なこと聞かないで!
マリーの体も気持ちよかったよ。
えっ?もう、バカ!

恥ずかしいじゃない。

・・・お前ら、本当何してたんだ?
私がお兄さん、もらっちゃうわよ。

私の体好きにして良いからね?

もう、その辺に。

今は休みたいです。

そうだったわね。

マリー、この町の水着ショップで水着買っていったら?

この町の女性はみんな水着なんだし。

あなたのナイスバディを角矢さんに見せてあげられるわよ。

恥ずかしいから止めて。

とにかく休みましょう。

宿屋はどこ?

私の家に泊まって良いわよ。

宿屋はお金かかるしね。

ミーシェの家に泊まることになったんだが、夜中暖かい感触に目が覚める。

角矢が目を開けると、美女二人の胸に挟まれていた。


角矢は顔を動かしたんだが……

角矢さん、動かないで。
そんなに私の胸でスリスリしたいの?
息が出来ない。
息をしようと顔を動かしたとき、二人の下着がずれて、胸が出てしまった。
あっ。
あっ。
マリーとミーシェが気付く。

しかし、抱き締めているので、どうしようもなく、どんどん下着が乱れる。

次第には、下着が脱げてしまった。

顔には生の胸の感触がある。

ちょっと、角矢さん。

恥ずかしいわ。あっ。

角矢さん、そんな顔動かしたら。

ん。

二人が感じて身を捩る。

二人は手を緩めて解放させる。

角矢は二人の体をじっと見る。

そんなじっと見ないで。
どう、私の体?
角矢は返事に困る。
ね、寝ましょ。
三人はまた寝ることにした。

角矢の手が二人の胸に触れたのは言うまでもない。

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登場人物紹介

角矢

自由気ままに冒険をしているのんびり者。

あるお触れのせいで急いで先に進まないといけなくなる。

ガリー王

角矢が冒険している地域にあるお触れを出す。

それが混乱を招くとも知らずに。

マイケル

近くの酒場で仲間になる旅人。

力が強く、頼りになるが、仲間に厳しい。

マリー

中腹の町で仲間になる女性。力はないが、頭がよく角矢やマイケルをよく支える。

魔法に開花すると、とんでもない能力を発揮する。


角矢が好きになる女性でもある。

ルナ

ある城にとらわれている召喚獣。

主はいないが、主になってくれる人を探している。

角矢が城に来た時、助けてくれたら冒険の共になると申し出る。

ミーシェ

塞がれた道沿いにある海岸で海水浴をしている女性。

とてもキレイな体をしている。

旅をしている角矢たちにマルシーユの町までの案内をしてくれる。


中盤の町で仲間に加わる。(そこから角矢に恋心を抱くようになる)

ローラ

シーサイド城の奥にある村で魔法使いの修行をしている女性。

回復や補助はまだまだだが、攻撃魔法はかなりのもの。


角矢たちは村を見つけるのに、苦労する。

アマルダ姫

ローラの村から北西に行ったところにある城のお姫様。

かなた遠くにあるため、角矢たちは疲れてしまう。

角矢たちをもてなし、泊まることを勧める。

夜に角矢に体を許すことに。


姫でありながら、治癒魔法の腕前と魔力を込めたアイテムを作る名人。

条件を満たすと、一緒に旅をすることになる。

カネル

試練の洞窟で宝を守る門番。強そうに見えるが、角矢たちに宝を渡そうとする。

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