第3話 はじめての召喚獣~戦い方

文字数 1,763文字

私が案内するわ。

場所は聞いたことあるから。

助かる。
ここから遠そうだけど、どれくらいあるの?
そんなに遠くないわよ。

10分くらいかしら。

10分か。

なら、歩いてれば、すぐに着くか。

角矢さん、お話ししましょう?
は、はい。
マリーが近づいてきて、体を寄せる。

端から見たら、恋人に見えるだろう。

胸が大きいので、服の間から下着と谷間が見える。

昨日、寝てるとき、私の体に角矢さんのが当たってたのよ。

私の下着見て、そうなっちゃったんでしょ?

え、あ、はい。

マリーさんの体が柔らかくて。

柔らかいって、どの辺が?

胸かしら?それとも……


マリーが体を密着させる。

柔らかい胸の感触と押し付けられている下半身の柔らかさで、反応してしまう。

やっぱり、いやらしいこと考えていたんですね。
ちょっ、マリーさん。

こんなところで。

じっとしてて。

すぐ終わるから。

その間見てていいから。


マリーが服の上を広げて、下着が見えるようにして、角矢の顔を突っ込む。

なぜかマリーはチャックを下げて、おちんちんを出していじる。


角矢はマリーの胸を見ているので、我慢できなかった。

マリーさん、もうダメです。
良いわよ。

そのまま。

我慢できずに、マリーの手の中に出す。

マリーの手はベトベトになった。

マリーさん。

あなたのことが好きになりそうです。

えっ?

それって……

マリーは照れ隠しで手についた精液を拭き取る。
案内、忘れないようにな。
あっ、すみません。

角矢さん、お話はあとで。

あ、はい。
しばらく歩いて大きな城についた。
ここがお城よ。
すごい城ですね。
ああ。こんなところに召喚獣がいるとは。ん?
マイケルが上を見て、何かを見つけたようだ。
助けてください。

あなた方。

ここから出たいんです。

あれが召喚獣か。

しかし、どうやって助ければ?

城の中に入れるのかな?
表は無理だけど、裏からなら入れるはずよ。
マリーの言葉で裏に回る。

しかし、1階の入り口はなかった。

そんなはずは。

入り口があるはずなのに。

こんなに大きな城なんだ。

別の所にあるんじゃないのか?

あるけど、中からしか行けないのよ。

堀の向こう側に渡れないから。

反対側から見てみたら?
ここからじゃ無理よ。
どうして?
門が閉まってるから。
諦めかけたその時、召喚獣が話しかけた。
これを使ってください。
召喚獣は木の板を落とした。
これがあれば、渡れるぞ
良かったわね。(抱き)
マリーに抱きつかれた。


早く、行こう。
木の板で向こう岸に渡り、裏口から入る。

裏は階段だけだった。


そして、召喚獣がとらわれている一番上の部屋に。


助けに来てくれたんですね。

早く、紐をほどいてください。

そうはいかんぞ。

召喚獣を逃がすわけにはいかん。

ここで始末させてもらう。

敵が現れた。

なにやら、魔術師みたいな格好をしている。


でも、戦えるのか?

どうする?

俺たち、戦えないんじゃん。

落ち着け。

俺の言う通りにするんだ。

角矢は右から近づけ、マリーは左だ。良いな?

うまく行くかな?
やるんだよ。

助けるためにな。

どうした?

逃げる相談でもしてるのか?

まあ、逃がしはしないがね。

行くぞ!
角矢とマリーが両側に分かれて近づく。

それを見て、マイケルが動く。

この俺を抜けると思ったのか?

愚かなやつだ。

敵が動きを封じる。

角矢とマリーは出鼻をくじかれる。

やはり、始末するしかないようだな。

覚悟しろ!

敵が襲いかかってくる。
お前の相手は俺だ!
お前から死にたいのか?

良いだろう。

(いいから行け!)
マイケルが合図したので、横から後ろへ。
愚かな。

死ぬがいい!

ぐわー!
マイケルは攻撃を受け、呻く。

かなりの強敵のようだ。


角矢とマリーはその隙に、召喚獣の紐をほどく。

ありがとうございます。

感謝します。

(やったぞ!)
マイケルがうなずいて崩れる。
うん?

しまった!この野郎!

そうはさせませんよ。
何?

ぐわー!

なんという力。これが召喚獣の。

覚えていろ!

敵は消えた。

だが、マイケルは動かない。

私の魔法で回復させます。
召喚獣がマイケルに魔法をかける。

マイケルの傷が治っていく。

あれ?

俺は何で?

良かった。

気が付いたんだな。

角矢、俺はどうしたんだ?
敵にやられて瀕死の状態だったんだよ。
助けてもらったお礼に魔法で回復しました。

それで、あなた方の旅にお供させてもらえませんか?

角矢さんは私の主です。


私はルナと言います。

ルナか。


よろしくな。

こうして、ルナを助け出し、角矢たちは城を出た。
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登場人物紹介

角矢

自由気ままに冒険をしているのんびり者。

あるお触れのせいで急いで先に進まないといけなくなる。

ガリー王

角矢が冒険している地域にあるお触れを出す。

それが混乱を招くとも知らずに。

マイケル

近くの酒場で仲間になる旅人。

力が強く、頼りになるが、仲間に厳しい。

マリー

中腹の町で仲間になる女性。力はないが、頭がよく角矢やマイケルをよく支える。

魔法に開花すると、とんでもない能力を発揮する。


角矢が好きになる女性でもある。

ルナ

ある城にとらわれている召喚獣。

主はいないが、主になってくれる人を探している。

角矢が城に来た時、助けてくれたら冒険の共になると申し出る。

ミーシェ

塞がれた道沿いにある海岸で海水浴をしている女性。

とてもキレイな体をしている。

旅をしている角矢たちにマルシーユの町までの案内をしてくれる。


中盤の町で仲間に加わる。(そこから角矢に恋心を抱くようになる)

ローラ

シーサイド城の奥にある村で魔法使いの修行をしている女性。

回復や補助はまだまだだが、攻撃魔法はかなりのもの。


角矢たちは村を見つけるのに、苦労する。

アマルダ姫

ローラの村から北西に行ったところにある城のお姫様。

かなた遠くにあるため、角矢たちは疲れてしまう。

角矢たちをもてなし、泊まることを勧める。

夜に角矢に体を許すことに。


姫でありながら、治癒魔法の腕前と魔力を込めたアイテムを作る名人。

条件を満たすと、一緒に旅をすることになる。

カネル

試練の洞窟で宝を守る門番。強そうに見えるが、角矢たちに宝を渡そうとする。

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