カッコウのいる街
昔書いたものが出てきたので出してみます。
たぶん雑誌JUNEに投稿していたときに書いたもののような気がします。
これは当時の私にしては比較的明るくて狂気度が少ないです。
あのときはジャンルが男同士の恋愛なんだからと「自分が男になった気持ち」を考え続けた結果「私がこの体系で顔で運動神経ないし頭もよくないし笑いのセンスもないし絶対にモテないし暗いし童貞のまま育って童貞で死ぬしもしかしてそれでも運が良く彼女でもできた日にはその人のことを女神とあがめたてて女神視するあまりすがりついたり引き留めるために暴力に及んだりして絶対に事件になりそうだし突き詰めると二十歳までのあいだに犯罪をおかしそうだし仕事できそうもないし成功もできないしだめだなにもかもきっとだめだけど自分で死ねもしなさそうなので優しく殺してくれとか注文つけて言い出してだけど殺されるときに相手を恨んだりして生涯友だちもできなさそうだしそんな自分も受け容れてくれる女神に会いたい女神いないと死ぬ」とありもしない自分の童貞の記憶になに考えても「女神くれ女神」に辿りつくのでその感情に押しつぶされて出てくるキャラ出てくるキャラみんな気がおかしくなってなにかしら作中で死体が出ていたような気がします。
もう私の心には童貞はいない!!
JUNEに投稿しているあいだずーっと「私は女でよかった。女でよかった」と思ってましたしいまも女でよかったなあと思っています。
よかったよかった。
この話には明確なオチはないです!! よ!!!!!
目次
完結 全14話
2017年05月03日 10:20 更新
- 狂気というものはどこから生まれるものなのだろう。2017年04月28日
- ぼくたちの通う学校は山の上にあった。2017年04月28日
- かすかに目をすがめて、困ったような顔をしている。2017年04月28日
- やめたほうがいいよ。耳がね。耳がナイフで2017年04月28日
- 夢のなかの化け物がいつでも腹の底から染みる恐怖を与えるように2017年04月28日
- それからぼくたちが仲良くなったかというと2017年04月28日
- その日、家に帰ると、2017年04月28日
- そういえば、たまたま、父とふたりきりになることがあった。2017年04月28日
- ぼくはそれからしばらく2017年04月28日
- 音にうるさいぼくの叔父の家にあるオーディオセット。2017年04月28日
- 猫の死体が発見されたのはぼくたちが屋上にあがった朝から一週間後のことだった。2017年04月28日
- 猫。ウサギ。子猫。ヒヨコ。モルモット。2017年04月28日
- その日、ぼくが教室にはいっていくと、2017年04月28日
- そのあとのことは蛇足でしかない。2017年05月03日
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