第8話
文字数 217文字
彼は背が高くて、私と話すときは少し腰を曲げて耳を近づけて聞いてくれる。
たまに、歩きながら話していると、聞こえていないみたいな時があった。
「おーい」って手を引っ張ると
ニコニコしながら『小さくて聞こえなかったわ』と言われた。
また、私が夏に2週間ほど帰省した時は警備のバイトをたくさんしてお金を貯めて、バイクで大阪へ会いに来てくれた。
2人で4日ほど大阪で過ごし、一足先に彼はバイクで戻った。アクティブなところが自分とは違ってすごく惹かれた。
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