愚連街 手石ロウ
文字数 1,416文字
「東京でいま一番アブない街を知ってる?」
愚連街——
港湾都市という風土柄、昔から流れ者や外国人が多く集まり不良、チンピラ、半グレ、ヤクザ、マフィア…そういったタチの悪い連中が吹き溜まる、外から見ると近寄りがたく、まるで一つの巨大な愚連隊のような不気味な街!
その愚連街で、マハルとシーマが暴れまわる!!
(裏サンデーHPより引用)
(なんか間に緩いやつと作者が言う割に緩くないのが挟まった、よね?)
殺され方というか、死に方がエグいのが凄い。それがまた良し。こういう描写シーンのある漫画が個人的にかなり好物なので、最後まで楽しく読み続けることができた。
そして事件そのものがエグいせいか、反動のように登場人物たちがユルい(笑)
むむむむ。特に最終章のクライマックスが、あれは、ちょっとひどかったね。うん。
伏線を張ったんじゃなく?
『ケンガンアシュラ』のように続くんじゃなく?
黒幕がアレってのはショックが大きいし、意味がわからないし、ずっとシーマが引きずっていたトラウマがまさかの状態なのも驚きだし(しかもシーマもマハルもそれを知らないまま大団円だし)、何よりも、唐突に光のスケールが小さ……となってしまって、結局は読み終えた後で「え? これ、本当にここで終わりなの?」と……呆然となってしまったんだ。
でも、それをもってこの作品を低評価にしたくはない。
うーん……「可愛い」という言葉はできればもも~んに贈りたいのだけどー(笑)
確かにあのシーンはすっごいそそられた。
この女刑事をこんなに可愛くしてどうするんだよ、と、ニヤニヤしてしまった。
あああああ。マジでここまでえげつないかとこっちの顔がムンクの叫びになった。
残酷アザラシ恐るべし
まあでも、総じて面白かったからなー。