その7 キャラクター表も作ってみました。ただし……

文字数 1,067文字

『ジークフリート・ノート』とその番外編たちでは、「登場人物」のコーナーも埋めてみました。
そこだけでも独立して楽しめると思うので(たぶん!)、ぜひチラ見してみてくださいね。
じつはヒツジ、こまかいキャラクター設定を文字化するのは、初めてだったんです。

戯曲にも「登場人物一覧表」というのはあって、むしろ必須なのですが、
戯曲の登場人物について書かれるのは、ふつう、
「名前」
「性別」(でも名前書くとたいてい性別わかるから省略したり)

「年齢」(でも「十代後半」とか「三十代半ば」とかざっくりだったり)
「職業」(マストではない)
「他の人物との続柄」(誰々の夫だとか娘だとか)
それくらいです。

早い話が、シェイクスピア。
ジュリエットの髪や目の色とか、身長体重とか、いっさい書いてないです。
だからこそ、いろんな女優さんが演じることができるわけで!

(テレビやラジオや映画のシナリオは、もっと細かく特定するらしいです。
それに基づいてキャスティングをするからでしょうね。)

そんな戯曲のやりかた(=属性がほとんど書いてない)に慣れていたヒツジには、
ジークフリートくんたちの髪や目の色を考えるのは、新鮮で、楽しかったです。
見た目だけではないですね。
性格を書いていくうちに、つい「子どもの頃のエピソード」なんかも入れたくなって。
するとそのエピソードをふくらませたくなって、次の番外編が生まれて。
などということをやっていました。
この、「エピソードを思いつく」というの、けっこう重要だった気がします。
キャラクター表を埋めながら、具体的なエピソードを作ってみる
というのも、プロット作りの一つの方法だなと実感しました。
ただし。
キャラクター表に熱中しすぎちゃうのも、危険です。でしょ?
キャラクター表完成! と同時に満足しちゃって、ストーリーがぱたっと動かなくなる、
って創作あるあるじゃないですか?
ここまちがってる創作ハウツー、世の中に多すぎると思います。
「ストーリーを動かすには、キャラクターの容姿、来歴、趣味特技などを具体的に決めるべき!」
なんて断言してる。
たしかに、具体的に決めることで、キャラクターが動きだすことはあります。
でも、動きださないこともある。
かなりある。
なぜ?

ヒツジが思うに……
キャラクターの容姿、来歴、趣味特技などの属性は、
個々のエピソードや、全体のストーリーに結びついていないと、
決めても意味がないです。

書いてる私が楽しいだけです。
この話は、ヒツジの創作論第二弾、キャラクター創りの巻でもっと掘り下げてみようと思ってます。
なので、いまは、ここまで。
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登場人物紹介

ミミュラ

このチャットノベルの管理人。ときどきアマビエに変身する。
ヒツジのくせに眠るのが下手。へんな時間に起きてしまったり寝てしまったりする。
お弁当は好きなおかずから食べる派。

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