その3 プロットを作るのが楽しい人はぜひ作るべきだと思う。ただし…

文字数 696文字

旅行のたとえが出たので、その流れで書くと、
旅行そのものより、計画が楽しい、ということはありますよね。
どこに行こうか、どこに泊まろうか、何を見て何を食べようか、
移動手段はどうしようか。
ヒツジは旅行のプランを立てるのが、とても好きです。
パンフレットやガイドブックを熟読しているだけで、脳内に幸せ物質セロトニンが出まくり。
(ちなみに、計画の半分以上は、「どのお宿に泊まろうか」です!)
そうやってしっかり計画を立てた旅行は、
「ああ、この列車乗り過ごしたから半日無駄になった!泣」
というような後悔が最小限に押さえられて、ブラボーな思い出になる確率が高いですよね。
一方で、危ないのは、
プランが感動的に完璧すぎて、満足してしまうことですよね。
ヒツジはけっこうあるんです。
「行った気になってたけど、考えたら行ってない旅行」っていうの、いくつもあります。
フランスの田舎の古楽フェスティバルとか……!
遠すぎ!
で、お察しのとおり、
書いてない小説と戯曲のプランやプロットが、わたし、たっくさんありまして。

(ときどきアマビエになるヒツジ。
照れ顔がヒツジにないものだから。)

「プロットがよくできているものほど、本編を書きはじめられない」
っていうね、これ罠!
プロット作りに夢中になって、そこで満足しちゃってるんですね。
そこから先に進まない作品は……
たぶん、もう、書かなくてよし!
行った気になれる旅行は、たぶんもう行かなくてよし。
車の運転もフランス語もできないヒツジがフランスの田舎に到達するの、無理ですもん。
たぶん!
ということで、
一度プロットを書いてみて、本編を書きたくなるかどうか見定める、
というのも手かなと思います。
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登場人物紹介

ミミュラ

このチャットノベルの管理人。ときどきアマビエに変身する。
ヒツジのくせに眠るのが下手。へんな時間に起きてしまったり寝てしまったりする。
お弁当は好きなおかずから食べる派。

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