魔王城の十一階と十二階
文字数 605文字
★★★
「かーっ! 見せつけてきやがるなぁ、ちくしょう!」
「……リア充、爆滅すべし……」
水晶を眺めていたリュータとミカゲは、これ以上ないぐらい闇のオーラを強めていた。
魔王の間はすっかり負のオーラに満ち満ちている。
げに恐ろしきは嫉妬である。
「それにしても、四天王までやられちまうとはな……まぁ、よくやったと思うがな」
「ん……奴らの強さは本物……勇者パーティ時代の私たちなら、絶対に勝てなかった……でも……」
「ああ。魔王とその側近として転生して、なおかつ日々鍛錬に明け暮れた俺たちなら勝機はあらぁな。闘うのが本当に楽しみだぜ! 四天王の仇、討ってやるか!」
「ん……戦闘に明け暮れた日々を、わたしは忘れない……」
ちなみに魔王城の十一階と十二階には魔族も魔物も出現しない。
十一階は宝物庫になっていて宝箱がいっぱいある。ここで回復アイテムや装備を手に入れられる。もし四天王戦で武具や防具が壊れたときのためにわざわざ最強装備の新品を用意して置いた。
そして、十二階にはベッドを完備。全回復することができる。もちろん、これまでの魔王城の歴史においてそんな親切な設計はされていなかった。
「ま、これぐらいサービスしてやらないとな。こっちは魔王城の最上階でふんぞり返って待ってられたんだしよ」
「ん……十一階に宝箱、そして、十二階にベッドを用意すると命令したときの部下たちの顔は傑作だった……」
「かーっ! 見せつけてきやがるなぁ、ちくしょう!」
「……リア充、爆滅すべし……」
水晶を眺めていたリュータとミカゲは、これ以上ないぐらい闇のオーラを強めていた。
魔王の間はすっかり負のオーラに満ち満ちている。
げに恐ろしきは嫉妬である。
「それにしても、四天王までやられちまうとはな……まぁ、よくやったと思うがな」
「ん……奴らの強さは本物……勇者パーティ時代の私たちなら、絶対に勝てなかった……でも……」
「ああ。魔王とその側近として転生して、なおかつ日々鍛錬に明け暮れた俺たちなら勝機はあらぁな。闘うのが本当に楽しみだぜ! 四天王の仇、討ってやるか!」
「ん……戦闘に明け暮れた日々を、わたしは忘れない……」
ちなみに魔王城の十一階と十二階には魔族も魔物も出現しない。
十一階は宝物庫になっていて宝箱がいっぱいある。ここで回復アイテムや装備を手に入れられる。もし四天王戦で武具や防具が壊れたときのためにわざわざ最強装備の新品を用意して置いた。
そして、十二階にはベッドを完備。全回復することができる。もちろん、これまでの魔王城の歴史においてそんな親切な設計はされていなかった。
「ま、これぐらいサービスしてやらないとな。こっちは魔王城の最上階でふんぞり返って待ってられたんだしよ」
「ん……十一階に宝箱、そして、十二階にベッドを用意すると命令したときの部下たちの顔は傑作だった……」