攻略を見守る元勇者魔王と側近
文字数 540文字
★★★
「やりやがるな! さすがチートスキルの持ち主だ。それにアーグルもルナリイも若い頃と遜色ねぇじゃねぇか」
「ん……むしろ、私たちと一緒に戦ってた頃より、連携がすごいと思う……」
さすが家族といったところだろうか。
そもそも、第九十八代勇者パーティ時代は、基本的にリュータとミカゲが闘争本能のままに突っ込んでいき、それをアーグルとルナリイがフォローするという形だった。
それはそれでうまくいっていたが、四人ほど細かい連携はできていなかったので前衛のリュータとミカゲはダメージをくらうこともあった。
しかし、家族ならではの連携プレイを見せる第九十九代勇者パーティはほとんどダメージをくらうことなく魔王城を攻略していっている。
チートスキルに、最強の装備に、最上の熟練度に、最高の連携――。
まさに、向かうところ敵なし状態だった。
「……リュータ、これじゃあ、最上階に達するのも時間の問題……」
「俺たちがそれなりに苦労した魔王城をこうも簡単に来られるとはなぁ! しかも、前回より魔族も魔物も鍛えてあるんだぞ? ……ははっ、おもしれーじゃねぇかっ! 俄然、燃えてきたぜ! よっし、そろそろ四天王の出番だ!」
「……ん……四天王なら、そう簡単にやられない、はず……」
「やりやがるな! さすがチートスキルの持ち主だ。それにアーグルもルナリイも若い頃と遜色ねぇじゃねぇか」
「ん……むしろ、私たちと一緒に戦ってた頃より、連携がすごいと思う……」
さすが家族といったところだろうか。
そもそも、第九十八代勇者パーティ時代は、基本的にリュータとミカゲが闘争本能のままに突っ込んでいき、それをアーグルとルナリイがフォローするという形だった。
それはそれでうまくいっていたが、四人ほど細かい連携はできていなかったので前衛のリュータとミカゲはダメージをくらうこともあった。
しかし、家族ならではの連携プレイを見せる第九十九代勇者パーティはほとんどダメージをくらうことなく魔王城を攻略していっている。
チートスキルに、最強の装備に、最上の熟練度に、最高の連携――。
まさに、向かうところ敵なし状態だった。
「……リュータ、これじゃあ、最上階に達するのも時間の問題……」
「俺たちがそれなりに苦労した魔王城をこうも簡単に来られるとはなぁ! しかも、前回より魔族も魔物も鍛えてあるんだぞ? ……ははっ、おもしれーじゃねぇかっ! 俄然、燃えてきたぜ! よっし、そろそろ四天王の出番だ!」
「……ん……四天王なら、そう簡単にやられない、はず……」