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文字数 269文字
水面に落ちたかけらが
奏でる波紋のような
静かな静かな変化でさえも
重なりあえばリズムを刻み
激しく波立て津波のように
固定観念の呪縛さえも
押し流すような強い力になる
予定や計画はただの絵空事だけど
今を向き合うには大切な心の準備で
およそその通りにはいかない事に
振り回されて踊らされて
空回りしたとしても
振り返った後に残る
残骸は思い出とともに
語り尽くせない宝物に変わる
穏やかな日々はどこかつまらなくて
波乱含みの日々に戦々恐々して
大切な時間をたくさん費やすけれど
明日になればまた新しい事に
戸惑いながらも楽しんでいく
そんな毎日を同じ空の下で
あの雲を眺めながら