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文字数 200文字
白く白く一面白く
どこまでも白く染め上げていく
音もなく幾重にも
ただ白く染めていく
空がグレーから黒に染まっても
白く染めていく終わりなく
時折り何処かで聞こえる
何かの声も音も全てを
白で塗りつぶしていく
その真ん中に静かに佇み
耳をすませば
僕の鼓動がどこまでも
遠くへと吸い込まれ消えていく
私の罪も私の罰も
この身ごと全て
このまま白に染まれば
赦されるのだろうか
祈りに似た想いを
足元に添えて
消えかけた足跡を追い
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