一文小説集「五十羽」等三篇

文字数 177文字

「五十羽」

 同じ病室の患者とのお見舞い賭博に負け、千羽鶴のうち五十羽を持っていかれてしまった。

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「ピアノ」

 ピアノ調律師の男はある日、亡き妻の幽霊に促されるまま、玩具のピアノを買った。

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「懐かしい」

 トマトジュースを飲んでいたら祖母が「懐かしいねぇ」と言うので理由を尋ねると、「昔の人の血と同じ色なんだよ」と言われた。
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