第１２話：祖父母が、老人施設へ
文字数 2,018文字
そして、新潟名酒、越乃寒梅と八海山の１升瓶を持って来た。米津俊彦が、熱燗にするのですかと聞くと、いいや、この酒は、冷で飲むんだと言い、コップを持ってきて、みんなのグラスに注いだ。そして、乾杯と言い飲むと、甘くて、のど越しが良く、さらっとしていた。女性たちから、飲みやすくて美味しいと声が上がった。そうだろう、越乃寒梅は、飲みやすさが、何と言っても一番の特徴だと言った。
でも、幻の酒と言ってなかなか手に入らない。友人が旅行で、新潟に行って郵送してくれたんだと教えてくれた。次に八海山の酒を別のコップに注いで一斉に飲んだ。その後、どうだと聞くと米津彦一が、美味いねと言い、俺はこっちの方が良いなと語った。ところが、女性たちは、越乃寒梅の方が良いと言った。すると米津彦一が、こっちの方が、日本酒らしい日本酒だと言い爽快さと言うか豪快と言うか酒と言う感じが強いと言った。
すると、祖父が、この酒は、新潟でも特に雪深い南部の魚沼地方の名山、八海山の麓で作られていると説明した。とにかく水が、良い土地で、ここの酒かすも有名で、希少価値があり、高いと言った。なるほどねと米津彦一が、言い、わかる気がすると言った。ところで、米津俊彦はどうなんだと聞くと、俺は、実は洋酒等で、ブランデー、コニャック、アルマニャックが好きだと言った。
あんな甘くて、高価な酒かよと、あきれた様子で言い放った。日本酒も好きだけど、何だか甘酒でを薄めたような感じがして、今一つ好きになれないと言った。でもなかなか、高くて買えないだろうと聞くと、スーパーは、意外に売れ残りのブランデー、コニャック、アルマニャックや知り合いのスナックバーで、折角、会社の交際費でボトルで入れた高級ブランデーが、口に合わず、流れた物を安く手に入れられると語った。
そのスナックのママは、料理上手で、その酒をホットケーキや生ケーキに入れて出してくれるんだけど、最高の味だと告げた。確かに美味そうだなと祖父も頷いた。その後も酒と料理の話が弾んで、話は続き、０時の時報が鳴ると、新年おめでとうと、お互いに祝った。米津俊彦は、こんなたわいもない話であったが、実に良い気分になった。こういうのが本当の幸福感と言うものなのかと、自分で買ってき悦に入っていた。
そして、思わず、俺たちって本当に幸せだよなと兄に言うと急に、お前、酔っ払ったのかと大笑いされた。何とでも言ってくれ！楽しい、うれしい、素晴らしい！と米津俊彦は、たわいもない話な野だが、実に充実感とういうか爽快感と言うか、幸福感の様な気分をかみしめる様に感じていた。そして、こんな素敵な家族たちの所に生まれてうれしいよと言うと、母と祖父が、目に涙を浮かべて、うれしいこと言ってくれるじゃないかと泣きながら言った。
祖父が、米津俊彦に、お前は、俺が思った通りに素直に人生に向き合って人に好かれ、良い男に育ったと、しみじみと言った。それを聞いていた兄の米津彦一も俺だって、苦労しているんだぞと、駄々をこねた子供の様に言うと、笑いの渦が巻き起こった。そして、父が、家の家族は、最高だ。本当にそう思えると、涙声になりながら、訴えた。こうして、空が、白々明けてきて散会となり部屋に帰って寝た。
その後、元旦の１０時過ぎに起きてきて、新年のあいさつをして、軽く食事して、６人が、ハイエースで、初詣に出かけた。こうして２０１０年が、明けた。そして、酒が明けると、今年も近くの九十九里の海に出て、海を眺めたり、釣りをして、めいめい、好きなように過ごして、夕方、実家に帰って来た。その後、２０１０年１月３日、また、米津彦一と米津俊彦の兄弟を乗せ、駅へ送り、列車が出るのを見送ってくれた。
２０１０年に入り１月１日、日本年金機構が発足した。１月１９日、ＪＡＬが会社更生法の適用を申請し事実上の倒産となった。３月２８日、建設中の東京スカイツリーが東京タワーを抜いて３３８メートルとなり日本一の高さの建設物となった。４月初旬、米津末吉の両親、米津富吉と恒子さんが８０歳になるので子供たちに迷惑かけたくないから老人施設に入ると言った。
資金は、あるので亀田総合病院の系列の老人施設が良さそうなので、そこに入ると言った、そこで米須富吉に送って行って欲しいと言われ了解した。翌日、ハイエースを使い持参したい物をすべて載せて実家を出発して外房を南下し１時間半で指定された老人施設に到着した。その後、書類を書いて振込先を調べ、初回に必要な金額を指定された口座に入金した。
その後、今後、必要な事を聞いて、言われたように自動振り込みにした。そして、持参したものを両親の部屋に運び入れて約２時間で、全て終了した。そして実家、今後の処理は、すべて末吉に任せたと父が、晴れ晴れした表情で言った。帰り際に私が亡くなった後、揉めない様に遺言もしっかりと書いておくから心配いらないと笑顔で語った。
でも、幻の酒と言ってなかなか手に入らない。友人が旅行で、新潟に行って郵送してくれたんだと教えてくれた。次に八海山の酒を別のコップに注いで一斉に飲んだ。その後、どうだと聞くと米津彦一が、美味いねと言い、俺はこっちの方が良いなと語った。ところが、女性たちは、越乃寒梅の方が良いと言った。すると米津彦一が、こっちの方が、日本酒らしい日本酒だと言い爽快さと言うか豪快と言うか酒と言う感じが強いと言った。
すると、祖父が、この酒は、新潟でも特に雪深い南部の魚沼地方の名山、八海山の麓で作られていると説明した。とにかく水が、良い土地で、ここの酒かすも有名で、希少価値があり、高いと言った。なるほどねと米津彦一が、言い、わかる気がすると言った。ところで、米津俊彦はどうなんだと聞くと、俺は、実は洋酒等で、ブランデー、コニャック、アルマニャックが好きだと言った。
あんな甘くて、高価な酒かよと、あきれた様子で言い放った。日本酒も好きだけど、何だか甘酒でを薄めたような感じがして、今一つ好きになれないと言った。でもなかなか、高くて買えないだろうと聞くと、スーパーは、意外に売れ残りのブランデー、コニャック、アルマニャックや知り合いのスナックバーで、折角、会社の交際費でボトルで入れた高級ブランデーが、口に合わず、流れた物を安く手に入れられると語った。
そのスナックのママは、料理上手で、その酒をホットケーキや生ケーキに入れて出してくれるんだけど、最高の味だと告げた。確かに美味そうだなと祖父も頷いた。その後も酒と料理の話が弾んで、話は続き、０時の時報が鳴ると、新年おめでとうと、お互いに祝った。米津俊彦は、こんなたわいもない話であったが、実に良い気分になった。こういうのが本当の幸福感と言うものなのかと、自分で買ってき悦に入っていた。
そして、思わず、俺たちって本当に幸せだよなと兄に言うと急に、お前、酔っ払ったのかと大笑いされた。何とでも言ってくれ！楽しい、うれしい、素晴らしい！と米津俊彦は、たわいもない話な野だが、実に充実感とういうか爽快感と言うか、幸福感の様な気分をかみしめる様に感じていた。そして、こんな素敵な家族たちの所に生まれてうれしいよと言うと、母と祖父が、目に涙を浮かべて、うれしいこと言ってくれるじゃないかと泣きながら言った。
祖父が、米津俊彦に、お前は、俺が思った通りに素直に人生に向き合って人に好かれ、良い男に育ったと、しみじみと言った。それを聞いていた兄の米津彦一も俺だって、苦労しているんだぞと、駄々をこねた子供の様に言うと、笑いの渦が巻き起こった。そして、父が、家の家族は、最高だ。本当にそう思えると、涙声になりながら、訴えた。こうして、空が、白々明けてきて散会となり部屋に帰って寝た。
その後、元旦の１０時過ぎに起きてきて、新年のあいさつをして、軽く食事して、６人が、ハイエースで、初詣に出かけた。こうして２０１０年が、明けた。そして、酒が明けると、今年も近くの九十九里の海に出て、海を眺めたり、釣りをして、めいめい、好きなように過ごして、夕方、実家に帰って来た。その後、２０１０年１月３日、また、米津彦一と米津俊彦の兄弟を乗せ、駅へ送り、列車が出るのを見送ってくれた。
２０１０年に入り１月１日、日本年金機構が発足した。１月１９日、ＪＡＬが会社更生法の適用を申請し事実上の倒産となった。３月２８日、建設中の東京スカイツリーが東京タワーを抜いて３３８メートルとなり日本一の高さの建設物となった。４月初旬、米津末吉の両親、米津富吉と恒子さんが８０歳になるので子供たちに迷惑かけたくないから老人施設に入ると言った。
資金は、あるので亀田総合病院の系列の老人施設が良さそうなので、そこに入ると言った、そこで米須富吉に送って行って欲しいと言われ了解した。翌日、ハイエースを使い持参したい物をすべて載せて実家を出発して外房を南下し１時間半で指定された老人施設に到着した。その後、書類を書いて振込先を調べ、初回に必要な金額を指定された口座に入金した。
その後、今後、必要な事を聞いて、言われたように自動振り込みにした。そして、持参したものを両親の部屋に運び入れて約２時間で、全て終了した。そして実家、今後の処理は、すべて末吉に任せたと父が、晴れ晴れした表情で言った。帰り際に私が亡くなった後、揉めない様に遺言もしっかりと書いておくから心配いらないと笑顔で語った。
