第18話:エアバッグ・リコール、マレーシア航空機撃墜

文字数 2,073文字

 一方。東京電力管内で約24万6800世帯が、停電、17日にかけて各交通機関に影響が出た。4月1日、5%の消費税が8%に増税された。そのため、米津俊彦と奥さんの勤めるスーパーでも商品に値札の張替に大忙しの日々が続いた。この頃、近くの桜の名所が、あると聞き休日に出かけた。そこは、南大沢から京王線で3つ目の駅、京王多摩センター駅の郊外、乞田川の両岸だった。

 京王多摩センター駅で降りて乳母車に米津和夫を乗せて約20分の行くと乞田川の堤の両岸の満開の桜並木が見えた。その後、写真を取りながら散歩した。美しい場所では、立ち止まって奥さんと9ケ月になった米津和夫を入れた写真を何枚も撮った。これからも毎年、桜のシーズンには、ここに来たいと考えた。しかし5月の連休、米津俊彦と奥さんは忙しく働いた。

 その後、平日、休みを取れたので混みあうことなしに行楽地へ行けるメリットを享受できた。そして、京王多摩センター駅周辺のパン屋に入り菓子パンを買って自宅に帰った。家に帰ると珈琲を入れ買ってきたパンにジャムやバターをつけて野菜サラダと共に昼食にした。しばらくすると米津和夫が、可愛い顔して寝てしまった。こうして、ゆっくりと休日を過ごした。

 家に帰ると、可愛い米津和夫の写真をパソコンに入れてメールで、千葉の実家に送った。6月11日、トヨタ自動車が、タカタ製のエアバッグの不具合が判明。その後、トヨタ自動車で、国内約65万台、国外、約162万台、合計、約227万台をリコールする事件となった。同じ理由で、世界中で、ホンダが、約203万台、マツダが、約6万台、日産自動車が、約3万台をリコールすることを発表した。

 これによりタカタ製のエアバッグの信頼性が、地に落ちた。2015年6月23日、イギリスで、EU離脱の是非を問う国民投票が実施され、EUからの離脱「ブレグジット」する事が、正式に決まった。このニュースは、驚きをもって世界中に流れた。7月17日、ウクライナ・ドネツク近郊で、オランダ・スキポール国際空港発マレーシア・クアラルンプール国際空港行マレーシア航空ボーイング777が撃墜された、

 その事件で乗客乗員298名全員が、死亡する大事件が起きた。その後の事故調査により、その状況が、次第に明らかになった。それによるとアムステルダムからクアラルンプールへと向かっていたボーイング777は、ウクライナとロシア間の国境から約50キロ離れた際に消息を絶ち、同航空機の残骸が国境からウクライナ側へ40キロのドネツィク州グラボベ近郊に落下した事が判明。

 2014年3月8日のマレーシア航空370便墜落事故に続いてマレーシア航空で2度目の航空機損失事件となった。この撃墜事件は、ドンバス戦争におけるシャフタールスクでの戦闘中に親ロシアの反政府勢力によって支配されていた地域で起こった。航空機との通信が途絶えた直後、ドネツィクにいる反政府人民兵はウクライナ軍のAn-26輸送機を撃墜したと主張した。グラボベ近郊に落ちた。

 その残骸が、民間旅客機だと明らかになるや彼らは、この主張を撤回して、一切の航空機撃墜を否定した。オランダ安全委員会とオランダ主導の合同調査団に調査が、委託され、調査団はウクライナの親ロシア分離主義に支配された地域から発射された地対空ミサイル「ブーク」によって、旅客機が撃墜されたと結論付けた。

 オランダ主導の合同調査団によると使用されたブークは、元々ロシア連邦の第53対空ミサイル旅団にあったもので、撃墜当日にロシアから輸送され、反政府勢力の支配地域である場所から発射され、その後ロシアへと戻った。オランダ安全委員会とオランダ主導の合同調査団による調査結果は、アメリカ合衆国やドイツの諜報機関による以前の主張、およびウクライナ政府の主張と合致するものだった。

 オランダ主導の合同調査団の結論に基づいて、オランダ政府とオーストラリア政府はブークの設置配備に関してロシアに責任があるとして2018年5月時点でこれを追及する法的手段を模索中であった。ロシア政府は、航空機撃墜への関与を否定したが、航空機が、撃墜された方法の説明を質問の時々に変えた。ロシアメディアの報道も他国の報道とは異なっていた。

 ロシアは、戦争空域において民間機の飛行を許可したウクライナ政府の落ち度であると述べた。この事件は、これまでで最も多くの死者を出した旅客機撃墜事件で乗客283名と乗務員15名の全員が死亡。7月19日までに、航空会社は298人の乗客と乗務員全員の国籍を断定した。少なくとも20組の家族グループが機内にいて乗客の80人は18歳未満だった。

 乗務員は全員マレーシア人だったが、乗客の3分の2以上は、オランダ人だった。 他の大部分の乗客は、マレーシア人とオーストラリア人で、それ以外に7カ国の市民がいた。ウクライナ外務省によると、墜落現場で発見された遺体は身元確認のため北に約270キロ離れたハルキウに搬送された。墜落の翌日までに298人のうち181遺体が発見された。
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