※プロローグ
文字数 427文字
“世界“が唯一無二のものだったのはすでに過去の事。
今や当たり前のように存在する、
しかし突然、世界が消失し始めた。
消失は
この一大事の原因を突き止めるべく、世界と世界を行き来できる異能者、
“
彼らはいつものように、消失を免れ“溶け残った“世界へと旅立った。
これらの世界は、消えた他の世界と何が違ったのか。
そこにこの事件の真相が隠れていると信じて。
ーー新たな世界は、戦火の絶えぬ小さな島国。
あやかしや"鬼"と呼ばれる
しかしそんな事情も、山間の野原にぽつんと投げ出されたのでは察しようもないというもの。
仕方ない。
ひとまずは風の吹く方へ。
もはや根拠のない直感を頼りに、異邦人達は東へ向かう。
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