イルカと泳ぐ(カリブ海のビミニ島)2
文字数 903文字
滞在初日の午後はさっそくイルカ探しに。
常夏の島だが、1月末から2月は一応「冬」のオフシーズンで、船にはスタッフと客8人だけ。
船での移動中、ビミニ沖のイルカの生態や、コンタクトのルールについて説明を受ける。
港からイルカの「なわばり」水域まで1時間弱。その後2時間ほどクルージングしてまわったが、この日はイルカの姿は見られなかった。
イルカ探しに船が出るのは週に3回だけなので、翌日は朝から潜る。
しかしいくらオフシーズンとはいえ、船に乗っているのは船長(ショップのオーナー)とダイブマスター、そして私と友人のみ。友人はシュノーケリング・オンリーなので、潜るのは私とダイブマスターの2人だけ。
1本目、潮流の強い沈船ポイントをスムーズに潜りこなし、エア持ちも大変よいと確認してもらってからは、かなり自由に行動させてもらった。
まったく人気(ひとけ)のない澄んだ海を、自分のペースで探索して回る贅沢。
ビミニはイルカと泳ぐのが目的で、ダイビングはおまけのつもりでいたのだが、明るいターコイズブルーの海はずば抜けた透明度で、魚の種類と多さはすばらしかった。
熱帯性のきれいな魚も密度が高く、そこに大型のギンガメアジや、大きなバラクーダ(オニカマス)の群が加わる。
黒地に白い斑点のマダラトビエイを見たのはこの時が初めてで、そのかっこよさにうたれる。
明らかに私より年上と思われる大きなアオウミガメや、体径が大人の太股ほどもある巨大なウツボ。
サメもいろいろな種類がたくさんいて、しかも結構近くで見られる。
2日目のダイビングを終えて、港へ帰る途中。
船を操るオーナーがなにやら興奮して叫んでいる。
「え なに?」
「ジンベイザメの子供だ!」
あわてて水中マスクをつけ直してシュノーケルをくわえ、船がエンジンを切るのを待って水に飛び込む。
子供とはいっても体長5、6メートルはあった。
水深20メートルほどの真っ白な砂の海底を背景に、きれいな模様の若いジンベイザメが泳いでる姿は、夢のように美しかった。
思いがけない幸運で、この美しく穏やかな生き物と、しばしのあいだ水を共有できたことは、忘れられない思い出。
常夏の島だが、1月末から2月は一応「冬」のオフシーズンで、船にはスタッフと客8人だけ。
船での移動中、ビミニ沖のイルカの生態や、コンタクトのルールについて説明を受ける。
港からイルカの「なわばり」水域まで1時間弱。その後2時間ほどクルージングしてまわったが、この日はイルカの姿は見られなかった。
イルカ探しに船が出るのは週に3回だけなので、翌日は朝から潜る。
しかしいくらオフシーズンとはいえ、船に乗っているのは船長(ショップのオーナー)とダイブマスター、そして私と友人のみ。友人はシュノーケリング・オンリーなので、潜るのは私とダイブマスターの2人だけ。
1本目、潮流の強い沈船ポイントをスムーズに潜りこなし、エア持ちも大変よいと確認してもらってからは、かなり自由に行動させてもらった。
まったく人気(ひとけ)のない澄んだ海を、自分のペースで探索して回る贅沢。
ビミニはイルカと泳ぐのが目的で、ダイビングはおまけのつもりでいたのだが、明るいターコイズブルーの海はずば抜けた透明度で、魚の種類と多さはすばらしかった。
熱帯性のきれいな魚も密度が高く、そこに大型のギンガメアジや、大きなバラクーダ(オニカマス)の群が加わる。
黒地に白い斑点のマダラトビエイを見たのはこの時が初めてで、そのかっこよさにうたれる。
明らかに私より年上と思われる大きなアオウミガメや、体径が大人の太股ほどもある巨大なウツボ。
サメもいろいろな種類がたくさんいて、しかも結構近くで見られる。
2日目のダイビングを終えて、港へ帰る途中。
船を操るオーナーがなにやら興奮して叫んでいる。
「え なに?」
「ジンベイザメの子供だ!」
あわてて水中マスクをつけ直してシュノーケルをくわえ、船がエンジンを切るのを待って水に飛び込む。
子供とはいっても体長5、6メートルはあった。
水深20メートルほどの真っ白な砂の海底を背景に、きれいな模様の若いジンベイザメが泳いでる姿は、夢のように美しかった。
思いがけない幸運で、この美しく穏やかな生き物と、しばしのあいだ水を共有できたことは、忘れられない思い出。
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