年下部下に詰められる上司

文字数 428文字

職場の新入職員でヤバい人がいるという噂があった

職場初日、自分よりも目上の上司に対して
『なぜこれを調べていないんですか?』
『全然間違ってますよね』
『もっと考えてやった方がいいんじゃないんですか?』

「そうですよね、貴重なご意見をありがとうございます」

こういう場面には何度か出くわすことがある
すごく知識のある人のようで彼の意見は正論なのだろう

だが正論だからといってなにを言ってもいいのか
わたしはそうは思わない

正論ほど人を傷つける
パワハラ、セクハラ
どれも受け手の受け取り方、防御力の要素もあるが
言い方、つまり攻撃力の側面が大きいと思う
この時には上司はできた温厚な人だったのでトラブルにはならなかった

わたしだったらどうするだろう?
自分が絶対に正しいと思っていてもわたしであれば自信がないように相手に話すだろう

『わたしとしてはこうだと思っているんですが、どうなんでしょうか?』
『よくわかりませんが、この場合こういう検査をしていたことがありますよ』
言い方はいくらでもある
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