家族とは 1
文字数 1,345文字
ふぁーあ。
あー眠い。クソネミ。
そうだね。
今日はちょっと眠いね。
儂は後500年は寝たいわい。
玄武、流石にそれは寝すぎよ。
今日は早く終わらせて帰って寝ようか。
えっと･･･今日のテーマは･･･
おそらくこれであろうな。
「家族」。
また難しいことを言ってくれるぜ。
さて、この話し合いにも大まかな流れができてきたところだよね。
まずはテーマの意味を確認しようか。
テーマの意味デスね。
中学公民レベルでいきマショウか。
最小の社会的集団デス。
もう･･･設定は守らなきゃ。
私達は学校なんて行ったことないわよ。
いやいや、そうとは限らんぞ。
我々は何かこう･･･例えば白虎なら、
若い男性の「ようなモノ」なのだ。
たとえそれが学生の白昼夢であったとて、何らおかしくはあるまいよ。
そうなの･･･？
そんな妙な存在だったのね。私達。
話を戻すぞ。
えっと･･･どこまで話したっけ？
最小の社会的集団、というところデスね。
あーあーあー。
そういう堅っ苦しそうな定義？
んなモンどうでもいいだろ。
なんとなくのイメージでいいんだよ。
なんとなくでよ。
暖かそうって言うのが1つかしら？
とりあえず。
そうデスね。
一人暮らしでなければ、
それはどんな形であれ家族デスから。
だからよ、定義じゃねえって。
1人じゃなけりゃいいっつっても、
2人じゃ家族って感じじゃねぇだろ？
そうね。3、4人いるイメージよ。
で、暖かい食卓と、大きな家も。
そうだぜ、それそれ。
っつーわけで、これから言う「家族」は、両親＋子どもが3人以上で、同じ家に住む人間ってことにするぜ。
シチューのCMでも想像してくれよな。
そんなにアバウトでいいのかい？
一般的なイメージに近づけた方が、
そりゃあまあ楽には違いないんだけど。
いいんデスよ。
これは会議ではなくて会合デス。
話したいことを話せばいいんデス。
実は、参加も自由なんデスよ。
それでもしっかり集まるあたり、
皆サン真面目に神様してマスよね。
ふーん･･･。
ねえ、今白虎と話してたんだけど、
一切愛情のない家族って、
家族って言えるかしら？
一切ってのは、
親から子、子から親、親同士、子同士の愛情がないってことだな。
それは無理じゃない？
まあ、言えマセンね。
じゃあ、訊くわね。
両親間の愛情はあっても、
両親-子ども間の愛情がない場合、
あるいはその逆はどうかしら？
俺は分からねぇって答えるしかなかった。
それは･･･それは、なんデショウね？
その場合は、なんだろうね。
「半家族」なんて言葉はないし。
質問した私が言うのもなんだけど、
正直私にも分かってないのよね。
質問とはそういうものデスよ。
答えが分かっているときの質問は、
クイズとかいうものデスから。
僕にはよく分からないんだけど･･･
そうだね。そういう中途半端なときは、
子どもの幸せのために離婚するとか、
自分から縁を切ってしまうとか、
それが手っ取り早いんじゃないかな？
ま、それが早いっちゃ早いんだがよ、
ガキっつっても歳によっちゃ、
縁切りとか、離婚とかの制度を
知らねぇんじゃねぇのか？
そもそも、難しい場合もあるしな。
特に縁切りは大変らしいぜ。
うーん･･･解決が難しい場合、か･･･
それはもう家族とは言えない、かな ？
では、その家族ではないモノ･･･
青龍の命名ということで、
「半家族」とでもしようかのう。
これについて考えようか。
