引っ越しの季節ですね……お手伝いの思わぬ副産物
文字数 1,845文字
──4月!
それは、あたらしい生活のはじまり!!
わたしの生活にはこれといって大きな変化はありませんでしたが。
いとこが引っ越しすることになり、週末そのお手伝いをしてきました。
いとこのユキちゃんは転職し、実家を出てあこがれの都会(今住んでるとこよりずっと都会だ!)暮らしをスタートすることになりました。
引っ越し業者を使わずに大きな家具・家電はむこうで調達。その他の荷物をできるだけ車で運びたいということで……。
いとことわたし、二台の自家用車を稼働させ──
土曜の朝に出発しました!
これが片道五時間をゆうに超えるロングドライブとなりました。
越境するのって、ほんと大変だわ……。
途中、道の駅やコンビニで休憩しながら、平地をひた走りときには峠を越えて山道をうねうね。
都市部に近づくにつれ、地元ではありえない大渋滞に巻きこまれ、不慣れなロングドライブの末──
新居の木造二階建てアパートに、ぶじ到着!
いや~。
遠かったな、うん。
しかし、到着後すぐに積み荷を下ろす作業が待っている。
休憩もままならず、部屋に段ボールやら紙袋やらを運びこむわたしたち。
物件を決めたときにはまだ入居者がいたため、内見せずに部屋を決めたという築20年のアパートは、なかなかに小綺麗であった。
「……よかった。思ったよりキレイで」
ユキちゃんは胸をなでおろしていた。
現地におとずれて外観は見せてもらっていたが、写真と短い動画でしか部屋の内部がわからなかったため、正直来るまで不安だったという。
「うん、異様な気配はしないから、この物件は大丈夫!」
わたしは部屋に入って、くまなく歩きまわるなり太鼓判を押した。
いとこは苦笑いしていたが、わたしはかねてからその点が気になっていたのだ。
霊感はほとんどないのだけど、それでもなんか落ち着かないというか、妙な感じがする土地や建物がときどきありまして……。
そういうの気にならない人もいるんでしょうけど、わたしは気になっちゃうほうなんで。
内見しないで住むところを決めるっていうのは、なかなかに冒険だなと思ったのです。
ま、住むのはわたしじゃないけど、やっぱりなんだか心配じゃないですか。
女性のひとり暮らしだし。
なんか余計にそういうのは気にかかる……。
で、訪れてみたらいい感じの部屋だったので安心しました。
荷物を搬入し終えて、実家から持ちこんだ座卓を置いて、小休止。
車から運びこんだ荷物に囲まれながら、まだほとんど家具のないがらんとした部屋でくつろぐ。
「とりあえず引っ越し終了?」
「お、おつかれ~!!」
と紙コップに入れたお茶で乾杯する。
その後、荷ほどきして物をしまったり配置し終えた。
長時間運転のあとということもあり、もうへとへと。
ちょっと夕飯には早いけど、なれない労働でお腹が空いていたので近場のファミレスへ直行しました。
手伝いのお礼ということで、ハンバーグの定食をおごっていただく。ありがたや~
「新生活おめでと~!」
と祝杯をあげ、翌日の朝。せっかくなので帰る前に立ち寄ることにしました。
旅先でわたしがすること──
すなわちリサイクルショップめぐり!
ナビで検索し、なんとなく気になった店へ行ってみると……。
ついに、見つけてしまいましたよ。ずっと欲しかったシルバニアファミリーの家を!!
地元付近では一度も見かけなかった商品で、やはり都会は品ぞろえがちがうなということでしょうか。
最近だと新品でも在庫なしだったりして、定価で買うと一万円近くするものなのですが……。
中古だと3600円!しかも、付属品が少々欠品しているため、さらに10%オフになるという。
もうこれは買えといわれているようなものではないか!?
ドール部屋をつくるときに、シルバニアの家具や小物には非常にお世話になってるんですが。
今までハウスというか建物は買ったことなかったのです。
自分がそれに手をつけちゃったら、なんか沼だなと思って……。
でも、こうして目の前に値下げまでして置いてありますと、もう運命だとしか思えなかったわけです。
車で来てるから配送料もかからないし。
ということで、しばらく商品の前をいったりきたりしたあげく、一度店を出て新鮮な空気を吸いこんで頭を冷静にしてから──
迷うことなくレジに直行しました!
いや、引っ越しの手伝いの副産物がこれとは……。
旅っておもいがけない出会いがあるもんですね。
☆
☆彡 今まで表紙イラストを更新のたびに変えたりしてたのですが。
めでたくタイトルを入れたので、表紙はしばらくこれに決定しようかなと思います。
それは、あたらしい生活のはじまり!!
わたしの生活にはこれといって大きな変化はありませんでしたが。
いとこが引っ越しすることになり、週末そのお手伝いをしてきました。
いとこのユキちゃんは転職し、実家を出てあこがれの都会(今住んでるとこよりずっと都会だ!)暮らしをスタートすることになりました。
引っ越し業者を使わずに大きな家具・家電はむこうで調達。その他の荷物をできるだけ車で運びたいということで……。
いとことわたし、二台の自家用車を稼働させ──
土曜の朝に出発しました!
これが片道五時間をゆうに超えるロングドライブとなりました。
越境するのって、ほんと大変だわ……。
途中、道の駅やコンビニで休憩しながら、平地をひた走りときには峠を越えて山道をうねうね。
都市部に近づくにつれ、地元ではありえない大渋滞に巻きこまれ、不慣れなロングドライブの末──
新居の木造二階建てアパートに、ぶじ到着!
いや~。
遠かったな、うん。
しかし、到着後すぐに積み荷を下ろす作業が待っている。
休憩もままならず、部屋に段ボールやら紙袋やらを運びこむわたしたち。
物件を決めたときにはまだ入居者がいたため、内見せずに部屋を決めたという築20年のアパートは、なかなかに小綺麗であった。
「……よかった。思ったよりキレイで」
ユキちゃんは胸をなでおろしていた。
現地におとずれて外観は見せてもらっていたが、写真と短い動画でしか部屋の内部がわからなかったため、正直来るまで不安だったという。
「うん、異様な気配はしないから、この物件は大丈夫!」
わたしは部屋に入って、くまなく歩きまわるなり太鼓判を押した。
いとこは苦笑いしていたが、わたしはかねてからその点が気になっていたのだ。
霊感はほとんどないのだけど、それでもなんか落ち着かないというか、妙な感じがする土地や建物がときどきありまして……。
そういうの気にならない人もいるんでしょうけど、わたしは気になっちゃうほうなんで。
内見しないで住むところを決めるっていうのは、なかなかに冒険だなと思ったのです。
ま、住むのはわたしじゃないけど、やっぱりなんだか心配じゃないですか。
女性のひとり暮らしだし。
なんか余計にそういうのは気にかかる……。
で、訪れてみたらいい感じの部屋だったので安心しました。
荷物を搬入し終えて、実家から持ちこんだ座卓を置いて、小休止。
車から運びこんだ荷物に囲まれながら、まだほとんど家具のないがらんとした部屋でくつろぐ。
「とりあえず引っ越し終了?」
「お、おつかれ~!!」
と紙コップに入れたお茶で乾杯する。
その後、荷ほどきして物をしまったり配置し終えた。
長時間運転のあとということもあり、もうへとへと。
ちょっと夕飯には早いけど、なれない労働でお腹が空いていたので近場のファミレスへ直行しました。
手伝いのお礼ということで、ハンバーグの定食をおごっていただく。ありがたや~
「新生活おめでと~!」
と祝杯をあげ、翌日の朝。せっかくなので帰る前に立ち寄ることにしました。
旅先でわたしがすること──
すなわちリサイクルショップめぐり!
ナビで検索し、なんとなく気になった店へ行ってみると……。
ついに、見つけてしまいましたよ。ずっと欲しかったシルバニアファミリーの家を!!
地元付近では一度も見かけなかった商品で、やはり都会は品ぞろえがちがうなということでしょうか。
最近だと新品でも在庫なしだったりして、定価で買うと一万円近くするものなのですが……。
中古だと3600円!しかも、付属品が少々欠品しているため、さらに10%オフになるという。
もうこれは買えといわれているようなものではないか!?
ドール部屋をつくるときに、シルバニアの家具や小物には非常にお世話になってるんですが。
今までハウスというか建物は買ったことなかったのです。
自分がそれに手をつけちゃったら、なんか沼だなと思って……。
でも、こうして目の前に値下げまでして置いてありますと、もう運命だとしか思えなかったわけです。
車で来てるから配送料もかからないし。
ということで、しばらく商品の前をいったりきたりしたあげく、一度店を出て新鮮な空気を吸いこんで頭を冷静にしてから──
迷うことなくレジに直行しました!
いや、引っ越しの手伝いの副産物がこれとは……。
旅っておもいがけない出会いがあるもんですね。
☆
☆彡 今まで表紙イラストを更新のたびに変えたりしてたのですが。
めでたくタイトルを入れたので、表紙はしばらくこれに決定しようかなと思います。