第15話:留学2週目の授業

文字数 1,511文字

 有名な女性飛行士アメリア・イアハートが乗っていたのと同型の飛行機などが展示されていた。世界大戦コーナーでは、各国の飛行機の特徴やデザインの意味が詳しく説明されていたり、第一次から第二次への飛行機の変遷などが分かりやすく紹介されていた。飛行機以外にも、宇宙服や宇宙船など、宇宙探検に関する展示も面白かった。屋外の展示場も広く、飛行機がずらりと並んでいた。

展示されている飛行機はコンコルドや大統領専用機として使用されるエアフォース・ワンで、エアフォース・ワンは実際に機内に入り豪華な内装を見学することができる。入場料が20ドルかかったが、十分に納得できる施設であり、とても広くて、全部を1日で回りきるのは大変であろうと想像できた。家を9時に出て、10時に到着して、昼食をすまして、16時まで、見学して、17時に、ホストファミリーの家に帰ってきた。

 日曜日は、担当の先生に提出する書類作成に追われて、午前中2時間と、午後、1時間かけて手書きで提出資料を作成した。留学2週目が始まり、月曜、水曜、金曜の午後13時から1時間、自分の得意なスポーツと言う授業となった。秀一は、柔道と書いておいたので体育館の一角に大きいマットを4つ敷いて、畳代わりにして、柔道を教えろと言われた。

最初に、けが防止のため、全員の屈伸運動、次に受け身の練習をすると、かっこよいと拍手が起こった。これが一番、重要だと言い、一応全員にやらせた。次に、どんな技が知りたいと聞くと、投げられも痛くない技と言うの言われた。そこで相手を倒す前に、自分のペースに持ってくる方法を教えると話し、体の大きな男性を指名し、柔道着の上着だけ着せた。

 そして、相手の体勢を崩す方法として、左右に動かすことが大事だと言い、実際に前後、左右に動かし、相手が戻ってくるところに足をかけると説明。実際に、足払いで、大男を投げ飛ばすと、拍手喝采、次に前後に動かし、相手の右足に体重がかかる寸前に体落としをかけると吹っ飛んだ。これを見て、マジック、オー・マイ・ガーとオーバーに驚いていた。

 ある女の子が、ここまでなるの、何時間かかると聞くので最低3ケ月間と言うと、ワオーと言った。最後に、どんな技が見たいと聞くと、内また、背負い投げと言うので、実際に、さっきの大男を相手に、前後左右に動かして、良いタイミングで内またで投げ、次に、背負い投げを披露した。すると、拍手喝采、ブラボーと
歓声が上がった。しかし、実際にやらせてと言う声は、1つもなく、終了した。

 一番感動していたのは、黒人のアメリカンのトミーだった。シュー「秀一のニックネーム」は、優しい顔して、すごく強いと、驚いていた。その後、器械体操、フェンシング、ボクシング、バトントワリング、アメフト、サッカー、ラグビー、テニスなどのスポーツが、月、水、金曜に1時間ずつ、行わわれた。
 その他、数学は、基礎的で全く大したことなかった。そうして第2週目が終了した。

その週の週末は、シアトル・バイ・フットという観光ツアーに参加した。パイク・プレース・マーケットを午前10時に出発し、市内中心部にあるカフェや観光名所をめぐりながら、コーヒーとシアトルの歴史、シアトルのコーヒー文化を教えてくれるツアー。コーヒーのテイスティングをしながら、シアトルで人気のカフェをチェックするチャンス。歩行距離は1.6マイル。

 市内のコーヒーショップとチョコレートショップを訪問でき、シアトルの珈琲文化の奥深さを感じた。翌、日曜日は、レポートと作成して夜19時「日本時間11時」過ぎに日本の両親のノートパソコンのスカイプを使って無料で今週の出来事について話をした。
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