第32話

文字数 722文字

やばめの場所を早々に抜け出すと、


私はカナトさんに軽く呼びかけた。


……しかし目覚める気配はない。

……ラビ……

んーまあしばらくは起きないだろうね。


とりあえず今は眠らせておいたら?

……うん……
……
……
(……傷を癒すことはできないけれど、せめて体の汚れはとってあげたいな……)
私はカナトさんの体についた汚れをそっと手で払った。




……カナトさんを見つけた場所周辺は、空間が乱れ過ぎていて、


元の世界に戻るのに、うまくゲートが開けないらしく、


私たちは、その場を離れ、うまくゲートを開ける場所を探すことになった。

うーん……この辺ならなんとかなりそうかな。


あ、そうだ、ここまででいいよ。ありがと

ラビスはそういうと黒龍をなで、解放した。
……

黒龍はちょっとラビのことを気にしていたようだったが、


特に何も言わずそのまま去って行った。







ラビがここにきたときと同じような感じでゲートを開こうとする……が、

うーん……なんか空間の流れが変わってきてて、ゲートが開きにくくなってるな……。


ちょっと元の世界へのゲートを開くのは、時間がかかるかも……

……そうなんだ……
(今さらだけど、ここって、ラビにとっても結構危険な場所なのかな……)

ゲートを開くには少し時間がかかるということで、


亜空間に浮かぶ、小さめの舟のような足場を作ることに。


あー疲れた。


何もないところでパワーを集めて何かを作るのってすっごい疲れるんだよね。



そもそも僕、破壊とかは得意だけど、何かを生成するのとかはほんとだるい。



ふー……。

あ、そうだ。


とりあえず、急な空間の乱れで、カナトが流されないように、服とかに紐、つけといてね。



紗奈ちゃんは僕が守るけど。




はいこれ紐ね。

ひ、紐……。



もうっ!カナトさんは物じゃないんだからね~っ

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登場人物紹介

星崎紗奈 17歳


製菓学校2年生


紗奈の友達。


製菓学校2年生

みやび


紗奈の友達


製菓学校2年生


紗奈の友達


製菓学校2年生

紗奈のスマホ


↓(以下ネタバレ含む人物:表情など)


読む前に見ないほうがいいかもしれません

紗奈

ラビス


魔界からきた悪魔

ラビス

ラビス

ラビス


ラビス

ラビス

ラビス

ラビス

ラビス

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

???

???

???

???

ラビス


ラビス

ラビス

紗奈

???

???

青年ラビ

青年ラビ

青年ラビ

青年ラビ

青年ラビ

青年ラビ

青年ラビ

青年ラビ

青年ラビ

青年ラビ

青年ラビ

青年ラビ

青年ラビ

シュウト

シュウト

シュウト

ラビス

青年ラビ

シュウト

黒龍

ラビス

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

シュウト

???

???

???

???

シュウト

カナト

カナト

カナト

カナト

カナト

カナト

カナト

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