キャラ解説(神々の領域編)

文字数 4,154文字

さて、いよいよ最後。

作品中に出てきた神々の紹介です。

唯一神とアナザ、あとは第六団魔王ですね。
まぁついでに各世界の説明なども交えながら。
ああ、ちゃんと考えてたんですね。
うむ、終わってから考えた。
・・・
まずは人間の住まう「現世」。

まぁざっくりと地球のことだと思っていただけましたら。


今は唯一神が独占していますが、1000年ほど前までは他の神々が入り乱れておりました。

それを唯一神が大々的に駆逐したのが、聖戦または侵略大戦。


そのときに破れ、魔界に追いやられた神々が神魔と悪魔となりました。

1000年前って、思っていたより最近ですね。
そのへんは、ざっくりフィーリングで決めました。


・・・まぁ、そうだろうとは思いました。

そう言えば、この物語の世界って現実世界と同じ舞台と思っていいのでしょうか?

パラレルワールド的なものと思っていただければ結構です。


そのへん、ぼやかしておくのが一番楽なんですが、アナザのキャラ紹介で思いっきり「江戸時代」とかのワードを出してしまっています。

が、現実世界の歴史をなぞっているわけではありません。

ちなみに、唯一神教はモデルがまぁあそこだとして、他の宗教はどうなんですか?

やっぱり残ってない?

1000年前に他の神々が魔界に堕とされたと言いましたが、実は色々残っております。

たとえば日本で言うなら神社仏閣などは普通にあります。

それはつまり、神社仏閣は残ってるけど、そこに神仏はいないと?
あ、いえ。

順番に説明しますと、まず仏。

これは地球外、外宇宙からの神という扱いになっております。

宇宙人ならぬ宇宙神・・・?

1000年前にも、当然地球での活動は行っており、当然唯一神との戦いに巻き込まれておりましたが・・・

本拠が外宇宙、所謂極楽浄土とか涅槃とか呼ばれるところにありますので、魔界に堕とされることはありませんでした。

地球の魂を外宇宙の本拠地にアブストラクトする、と?
まぁそんな感じですね。
・・・怒られても知りませんよ?
実在する宗教とは関係ないからね。

勘違いしないでね。

・・・では神社の方は?
そちらの方は精霊・自然信仰、俗に言うアニミズムとなっております。


さすがの唯一神教も自然を依代とする神霊を滅ぼすことはできませんでした。

なるほど、こちらは納得いきました。
と、このように、他の国々でも様々な信仰が生き残っております。
それでも現世は唯一神が支配している状態なんですよね。
絶大なる力を持っています。


といったところでキャラ紹介。

唯一神「      」です。

彼の者は唯一神である。

名前はまだない。

いや、あるんですけどね。

あまりにも言霊の力が強すぎて、その名を口にしたものは浄化されて塩になります。

相手はしぬ。
まぁそれに関しては名前を言わなければ大丈夫。


あとは強力な神秘術「奇跡」を起こします。

単純な戦闘力はそれほど圧倒的ではありません。

第六団の魔王とタイマン張って泣かされる程度です。

また出た、第六団の武勇伝。

ヤンキーみたいですね。

ノリはそんな感じで間違ってないです。


地獄に7人いる魔王の一柱。

サンダース・トゥモロウアース、通称「大佐(カーネル)・サンダース」です。

作中でぼやかしていたものを明言しやがりましたね。
作中で明言すると、何か白けそうだったのでやめておきました。
ああ、その空気、分かる気がします。
名前の由来は、トリカラの上司なので、最強のトリカラって何だといったらカーネルだろうと。
・・・

サンダースは分かりましたが、トゥモロウアースの方は?

KFC 公式HP で「ケンタッキーの語源は明日の大地」となっていたので英語にしてみました。
つまり・・・

「カーネル・サンダース・ケンタッキー」?

正に最強・・・!
はぁ・・・

話を変えまして、地獄にはあと6つの軍団があるんですよね。

他のはどんなやつなんですか?

あ、はい。

七つの大罪に対応した魔王がそれぞれ率いています。

第四団は色欲、第六団は強欲。

他の五つについては順番も考えておりません。

え?

詳細なんか使う機会がきたときに考えれば良い。


ちなみに、第四団と第六団、なぜこの数字に合わせたかというと、特に意味はありません。

ただ何となく決まりました。

・・・なるほど。

使うかどうか分からないことに時間をさいても仕方がないと。

無理にすぐ埋める必要はないよね、と。

無論、偶発的に閃いた場合はしっかりメモっときます。

そういった積み重ねが作品になっていくんですね。
うむ、きっとそのはず。


さて、最後は時空神アナザ。

名前は英語のアナザーから。

別の世界を象徴しております。

そこだけ聞くと、まともっぽいこと言ってるように聞こえますが・・・
数百年前に人間から神に成った、異色の神です。

人間のときの名前は穴座・菊右衛門。

それはまた奇抜な名前ですね。
「穴座」は「アナザー」のあて字から。

「穴」ときて「座」ときたら「菊」だろう、ということで菊右衛門となりました。

そのプロセスがまったく理解できませんが・・・
菊右衛門は、江戸時代に人の世とは異なる異世界「妖怪っ子パラダイス」を求めてあらゆる秘術を求め、それを駆使することにより、ついには自力で異世界への扉を開きました。
妖怪っ子パラダイス・・・

この世界、そんなんもあるんですか?

いいえ。

理想郷は所詮理想郷。

そんな夢のような世界はありませんでした。


魑魅魍魎の坩堝みたいな世界は見つけましたが。

うわぁ・・・
でも菊右衛門は諦めません。

そう、「ないんだったら自分で作っちゃえばいいじゃん」と、秘術により更なる力を蓄え、当時の神々に認められ、ついには時空を司る神へと上り詰めるのでした。

それで、理想の世界はできたんですか?
それはまた別の物語・・・
(あ、なんにも考えてないやつだ)
さて、キャラ紹介はこんなものでしょうかね。
そうですね。

あとは、魔界の説明とか軽くやっときますか?

やっときましょうか。


魔界は広大な混沌とした世界です。

果てがあるのかすら分からない。

むしろ考えてない、考えることすらおこがましい。

それぐらい広い世界です。

ようするに、考えてないんですね・・・
そこには多種多様な種族が勝手に国を作って、勝手に暮らしております。


で、一応中心とされる位置に共同都市がありまして、作中に出てきた神魔学園もここにあります。


まぁ共同都市といいましても、そこに来るほとんどは神界から来た神魔族か、地獄から来た悪魔族です。

他にはどんな種族が?
一番多いのは妖精族。

統一の王はおらず、複数の国に分かれて散らばっています。


他は色々ですね。

ゴブリン族とかオーク族とか、ファンタジー世界でお馴染みの、悪魔に入れない程度の奴らがひしめき合ってます。

妖精さんですか。

ちょっと見てみたいですね。

でも妖精なんて、日本で言うところの妖怪みたいなもんですので、可愛らしいのばっかりではないですけどね。
え、そうなんですか?
言うこと聞かない悪い子を、夜中迎えにくるどころか食い殺す系が結構います。


日本の妖怪なんて、脅かすだけで終わるようなのが多いですからね。

むしろ妖怪の方が平和的と言えるのでは。

夢も希望もぶち壊しですね。

夢などは破壊されるためにある。


次、神界いきましょう。


前述の魔界共同都市の上空に位置する、神々の住む世界。

それが神界です。

というと、それほど広くはないのでしょうか。
魔界ほどではありませんが、それでも十分な広さです。


こちらも多種多様な神々がおりますが、十二柱の神と、一柱の「審判を司る神」の合議制により治められております。


計十三柱の神々は、立候補者に対する選挙で選ばれる、議会制民主主義が採用されています。

そこはさすが、魔界とは思えないほど平和的ですね。
いやぁ、案外ドロドロしてるんじゃないでしょうか。

派閥争いとか賄賂とか、スキャンダルとかハニトラとか。

まぁ、神界とはいえ海老さんが創造した世界ですからね・・・
対して地獄は魔王神による王制主義が執られており、その下に七柱の魔王が率いる七つの軍団があります。


ちなみに、地獄といっても阿鼻叫喚の地獄絵図ということはありません。

場所は、神界同様中心都市の地下になります。

地獄といっても罪人が裁きを受けてるわけではないんですね。

現世の罪人が裁きを受ける「地獄」ではありませんね。

あくまでも、唯一神に堕とされた神々がいる地です。

となると、「悪いことをした人は地獄に落ちる」的な地獄は・・・?

実はありません。

善い人も悪い人も、死ねば等しく転生するだけです。

転生をするうちに、悪しき魂も善に転ずるというのが唯一神の考えです。

それはちょっと甘いような気がしますね・・・

たしかに理想論です。

が、結果として成し遂げたとすれば、それは理想ではなくなるものです。

過程で判断するものではないと。

結果が出るかは分かりませんがね。

永遠に近い年月の末、答えが出るとして、それは果たして答えと言えるのかどうか・・・

ゼロではないが、限りなくゼロに近い可能性を、可能性と呼んでいいのかどうか、ですね。

まぁ個人的には

「どうでもいいじゃん」の話なんですけどね。

海老さん、一寸先しか見てませんものね。

3歩先ぐらいまでは見てますよ?


―――さて、と言ったところでお仕舞いです。

はい、お疲れさまでした。

今後の予定はどんな感じでしょうか?

きゃらふと大賞の結果発表が終わったら、とりあえず全体的な直しを行ないたい。

もうちょっと言えば、一章増やして加筆修正してしまいたい。

でも、一章増やしての加筆はちょっと難しいのでは?

ですよね。

一回公開してしまっている以上、一章増やすレベルの加筆をすると、読み手の混乱が避けられません。

そこはすっぱり諦めます。

でも細かい修正加筆はやります。

そこはまぁ頑張ってください。
あとはそうね、成り行き次第ですけど、別乃世の後日談を短編で書くか、同じ世界感でまったく別の主人公で書くか・・・

ある程度の世界観ができつつありますものね。

これを捨てるのはもったいない。

幸いネタには困らない世界観ができましたからね。

どうするかはぼちぼち考えます。

頑張ってください。

わたしと螺理多さんの出番もお待ちしております。

君たちは使いやすいポジションになったからね。

きっとまた出る。


といったところで、今回はここまで。

また次の作品が出来た時に、お会いしましょう。

はい、それではまた。
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登場人物紹介

【兜海老】

 甲殻類。煮込むと赤くなり良いダシが出る。海老ミソが美味い。


【豊秩・満子】

 大悟郎シリーズのヒロイン。

 戦慄のJ  。キング・バトラー・ジュニア。

 昭和の知識を豊富に取り揃える年齢不詳の謎の少女。
 よく燃える。

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