ごあいさつ
文字数 1,806文字
そうとも限らない。
というか、少なくとも書き手であるところの「本人」ひとりは「これサイコーに面白ぇ」と感じてるのですから、万人すべてにウケないことはまずありえません。必ずどこかの層にヒットするはずなんです。
(考えてないから分からん)
やたらと老獪な合いの手だがまぁ良しとしよう。
続きを話すと、なぜ面白さが分かってもらえないのか?
それは「自分が面白いと思った」そのテンションと同じ高さまで、読み手のテンションを引き上げられてないからに他なりません。
何も特殊なケースの話ではなくですね。
書き手は当然、話を作るにあたってキャラもストーリーも練りに練りまくってるわけですよ。数ヶ月、ヘタすりゃ数年単位で。
それが過ぎるともう、熱が入りすぎて話の冒頭からテンションMAXになってしまうんですよね。
話の方もそうですね。
読み手の方は、話が進むにつれて徐々に波の高さを上げていくところを、書き手は序盤から高波に乗って現れるという。それじゃあ当然読み手も乗ってこれない。
話の盛り上がりは必要だけど、ずっと高波じゃあ平行線と同じなわけで。強弱をつけることを意識する必要があります。
常に熱いとアツ苦しい。常に冷めてるとつまらない。
振り幅をつくることによって読み手の感情も揺さぶられ、それが「面白い」に繋がります。
「話の作り方」とか語れればベストなんでしょうけど、私にはそれを語る経験もなければ能力もない。
でもキャラ作り方面ならばそれなりの数作ってきてますので、キャラに絞って話をすれば、何か参考になるのではないのかなぁと。