第11話:北海道へ新婚旅行

文字数 2,024文字

 ラーメン横丁のラーメン屋に入り夕食として食べた。その後、狸小路で、おつまみ、珈琲、紅茶、お菓子を買ってホテルに戻た。その後、風呂に入ってテレビを見て21時過ぎには床についた。2日目は、朝食を食べて、ホテルをチェックアウトして大きなレンタカー屋に入り車を借りて、定山渓に入り、予約したホテルにチェックインして、そのホテルで昼食を食べた。

 その後、ホテルの周辺の定山渓温泉街を散策し、少し離れた豊平峡温泉に向かった。到着後、豊平峡温泉の眺めの良い3種類の露天風呂でのんびりした。 ホテルに戻ると眠くなり1時間ほど昼寝をした。15時頃目覚めて温泉郷の回りを散歩して崖の上の景色の良いカフェに入って、周りの景色を見ながら澄美さんはあんみつと珈琲、蒔田亮三は、ケーキ・セットを注文した。

 そして、じっくり自然の山懐に抱かれながら、清々しい一時を過ごした。そして、出会いから結婚までの心の変化を彼女が話してくれた。こうしてホテルに戻って部屋で一休みして19時頃、ホテルのレストランに夕食を食べに行った。その晩、奥さんは、酒を飲み赤くなると子供頃からの話を始めた。その話によると両親はクリスチャンだった。

 両親は、彼女を子供の頃から山手のお嬢様学校に入れたがっていた。しかし、本人は、そういうのが好きではなく普通の小学校を出て中学に上がりS工業高校入学し化学の勉強をしたと語った。これは、両親が、努力して金を作り上流階級の生活を夢見ていたのについて行けなかったという。公立の小学校に入り地方から出て来て食べるのにも苦労して公営住宅に住み不便な生活を強いられている同級生を見ていた。

 そのため、生きるって夢じゃないわ、現実って厳しい事を身にしみて感じたと告げた。この意見に全く同感だった。彼女は、研究所の研究助手になって名門大学を出たエリートを見ても興味がなく一人で活動している蒔田亮三を見て素敵だと思いひかれたと打ち明けた。これを聞いて、蒔田亮三が、まさに同じ穴のムジナって訳かと笑った。

 気があったと言ってよを彼女が語った。その話を聞いて同じ様なもの同士だったと言う訳かと笑った。どおりで、波長が合う珍しい娘さんだなと思い始めて彼女に興味を持ちつきあい始めたと言うのが、蒔田亮三の偽らざる本音だった。こんな話を続けてると0時を過ぎ、電気を消して寝た。3日目は、ホテルを10時にチェックアウトしてレンタカーで出発した。

 その後、さっぽろ湖という定山渓ダムで作られた人造湖の右側の道を北上し第一展望台で一休みして周りの景色を写真に取った。そした、第二、第三、第四展望台にも立ち寄りそれぞれ写真を撮ったが、多分紅葉の季節は素晴らしい景色に変わるのだろうなと想像した。その後しばらく走ると札幌国際スキー場の看板が出ていた。

 そのスキー場の丘をしばらく登ると陸の向こうに海が一望でき素晴らしい景色に変わったので、何枚もの写真を撮った。さらにする持つ朝里ダムの標識が見え車を止めて大きなダムを見た。そして、何枚かの写真を撮ってから出発すると、朝里川温泉と看板が見えて、多くのホテルと温泉街の景色になり通り過ごし、お腹がすいたので小樽へ急いだ。

 小樽築港と書いた看板の方向へ向かい13時過ぎに到着した。そこには大きなスーパーがあり、そこで遅い昼食を食べた。その後、レンタカーをおラルの営業所に持って行き、精算を済ませた。どこまで行くのかと聞かれ、小樽運河近くのホテルNと答えると送ってくれた。そしてホテルにチェックインし部屋に入り少し休んだ。16時前に起きて、小樽の倉庫街と運河通りを散歩して回った。

 小樽市総合博物館運河館に入ると大昔の人の生活、鹿の剥製、恐竜の骨格模型が展示されていた。その他ガラス工芸の店が多くあった。奥さんが、小樽芸術村 ステンドグラス美術館を見つけて入ろうと言われ入館した。そこには素晴らしいステンドグラスがいくつも展示されていて、じっくりと見学してきた。その後、美術館内のミュージックカフェでケーキセットを食べた。

 その後、日本銀行旧小樽支店、金融資料館も見学して昔の銀行の雰囲気が感じられた。特に旧式の大型金庫には、迫力を感じるほどだった。ホテルで聞いた、美味しい寿司屋に入った。すると、最初に好きな寿司と苦手な寿司はと聞かれ、答えた。それに合わせてネタを決めて握ってくれた。やはり評判どおり、寿司は、実に美味かった。こうして来た道を戻ってホテルに入りビールを飲むと22時前には、夢の世界へ。

 翌日、4日目は、余市のニッカの工場見学が中心だった。翌4日目、7時に起き、小樽運河沿いを少し散歩して7時間過ぎにホテルのレストランに入り朝食を食べた。その後、小樽港の海辺を散歩していると月見橋からの景色が気に入って何枚もの写真を撮った。そして、ホテルをチェックアウトして小樽駅に歩いて行き11時前の列車に乗って余市に向かい11時20分頃に到着した。
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