スノーヒューマンズマウンテン

作者 KenthiKa

[現代ドラマ・社会派]

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自分の人生に悲観的な春太郎。ある日、彼は自殺をするため、かつて友人と遊びに来たことのあるゲレンデの奥地の廃墟へ向かった。そこに辿り着けば楽になれる。そう思っていたが、思わぬ出会いが彼の自殺計画を狂わせる。

登場人物

・春太郎

本作の主人公。

本名は東根春太郎(あずまねしゅんたろう)。「ひがしね」という地名があることから、よく読み方を間違えられるが、「あずまね」である。

とある会社で営業をしていたが、仕事があまりにもできないことから詰められ続け、自殺を決意して会社をバックれた。

基本的に地頭や容量が悪く、他人から見下されたり馬鹿にされたりすることが多い。そのせいか周囲に無関心で、思いやりや人の痛みをわからないことが多い。

また、臆病で根性がなく努力が苦手。

ところどころクズで性格もひん曲がっているけども、自分と似たような境遇の人に対しては同情することができる。

・粧子

本名は蔵前粧子(くらまえしょうこ)。

自称「しがない大学生」。正体は雪女。

モデル級に美しい容姿を持ち一見近寄りがたいが、性格は明るくて勝ち気。そのあけっぴろな雰囲気は、仲間達に元気を与えている。一方でデリカシーのない発言をして反感をかったり、イケメン好きなクズな一面も持ち合わせている。

雪女特有の様々な術を使い、雪山で遭難した人や自殺志願者を救う活動をしている。

・五右衛門

本名は大連五右衛門(おおつれごえもん)。

生前は大日本帝国陸軍の兵隊。

大柄で無骨な貫禄のある見た目をしており、性格も男気に溢れている。面倒見も良く、部下の精霊達からの好感度は高い。

帝国の軍人という職業に誇りを持っており、雪男になってもなお、雪合戦を実戦風にアレンジしたりと戦争に備えている。

粧子の右腕として、雪山を舞台に人を助け出す活動に従事している。

・雪の精霊

垓下山地近辺に住み着いている精霊達。粧子と五右衛門を慕い、彼らの友達として、また部下として行動している。

基本的に見た目は雪だるまだが、時にスキー客、時に軍人など、姿を変えることができる。

性格は各々異なり、生前の生き方などが影響しているという。

・日那斗

本名は南陽日那斗(なんようひなと)。

春太郎が勤めていた会社の社員。彼にとって春太郎は、直属ではないが会社の後輩にあたる。

社内のスーパーエリートで、営業成績1位でチームリーダーなども勤めている。

スポーツも仕事できて女性からはすこぶるモテるが、色恋話が全く上がらないミステリアスな存在でもある。

数少ない噂では、大学時代にめちゃくちゃ美人の彼女がいて、その人とまだ続いていると言われている。

愛車は高級な外車。

・お初

本名は不明。

生前は下級武家の1人娘。

約200年前、掟に背き洞窟に封印された雪女。

雪女になってからも病弱な兄のことを気にかけたりと、家族想いな優しい心の持ち主。

ゆるふわな性格だけども、やる時はやる性格。

恋愛においては一途で、雪女になってから1人の侍と恋に落ち、それが故に掟に背く事になった。

・お婆様

本名は不明。

生前は、平安京から都落ちした貴族で、和歌にも精通していたらしい。

垓下山地の霊を取りまとめる雪女の棟梁。ルールに厳格で硬派な性格。その一方で仲間への情に厚く、掟に背いたお初や粧子へ制裁を加えながらも、最後まで改心するチャンスを与え続ける。

・お扇

本名は不明。

生前は城下町で商いを営む町人の娘。

垓下山地に住み着く雪女の1人。

性格は、プライドが高く高飛車でマウント思考。異常な負けず嫌いと快楽主義者。

他人を叩く名目を見つけるとそれに乗っかり、特に裏切り者に対しては容赦なくくってかかる攻撃性を秘めている。

粧子のことをよく思っていない。

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小説情報

スノーヒューマンズマウンテン

KenthiKa  KenthiKa2017

執筆状況
完結
エピソード
32話
種類
一般小説
ジャンル
現代ドラマ・社会派
タグ
#人間ドラマ, #ゲレンデ, #雪山, #雪女, #自殺, #ホラー, #サスペンス, #アクション, #恋愛, #スノボー
総文字数
149,680文字
公開日
2023年01月24日 01:23
最終更新日
2023年09月03日 00:09
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