第25話 2021.1.25 初めての鍼でまさかの貧血

文字数 2,475文字

たくさん寝ているからか、6時に自然と目が覚める。リビングに行くと夫はまだ寝ていたので「おはようございます」とだけ声を掛けてカーテンを開けて回る。お湯を沸かしながら夫に何か飲むか聞いたら「なんでもいい」と言うので悩んで冷蔵庫から麦茶を持っていくと飲まなかった。近くに置いておく。

今日も白湯を飲みながらnoteを書く。今日もお尻が痛くて座ってられない。行こうと思った鍼灸院の営業時間に予約の電話を入れると当日予約ができた。この痛みがもうすぐなくなると思うと胸が弾む。

夫は朝早く事務所に出かけて行った。洗濯機を回し、部屋の掃除をする。一段落したところでメイクもする。診察は午後なのでのんびりnoteを書きながらお茶したりテレビを見たりする。なんだか何をしてもつまらない。お尻が痛いからだろうか。

時間に家を出て歩いて駅前の鍼灸院に行く。院内は明るくて暖かくて保育園のような雰囲気だった。施術する人は何人もいて、全体的に若い印象だった。カウンセリングしてから施術台のあるスペースに移動して着替える。最初にマッサージを受けてから鍼になった。自分から希望したが実際やるとなると緊張した。体に針を刺して大丈夫なんだろうか。うつ伏せになり、右脚、左足、お尻、腰、背中、首と刺していく。チクッとした後にピリッとする。ピリッとするのが怖くて聞いてみたら、まぁ筋肉に刺してますからそう感じるかもしれませんねと言われ流される。呼吸をすると体に針が刺さっているのがわかり、ちょっと引っかかる感じがして呼吸しづらい。うつ伏せの穴に紙が敷いてあったのとマスクで息苦しさを感じて訴え、一度頭を上げて呼吸させてもらったが途中やっぱり息苦しいと伝えたら少し慌てた様子ですぐに刺している針を全部抜かれた。起き上がり、深呼吸してみてまだ苦しい感じありますか?と聞かれる。苦しいというか気持ち悪かった。貧血を起こしていた。全然それどころじゃない私にお尻どうですかと聞かれても正直それどころじゃないです。どうやら右半身しか鍼をやってなかったようで、その分左半身を追加マッサージして終わりになった。体が硬すぎるから仕方ないのかもしれないがかなり痛くて、もう痛がるのも疲れてしまった。やっと終わって呆然とする私に若い先生は次の診療の話をしてくる。気力を振り絞って今日は考えますと伝える。私のテンションのダダ下がり具合(というか貧血でしんどい)に先生は若干引いていた。いや、確かに自分から鍼やりたいって言ってきたのにオイって感じかもしれんけどそれはないやろと思いながら大人しくお会計をして院を出る。

鍼で貧血ってよくあるのかな?と思ってフラフラ歩きながら検索したらなくはないっぽい。血流が良くなりすぎて?なるとかよくわからん。てゆーか今日アルコールダメなんや。そういう注意事項とか言って欲しかったなあ。あ〜勉強代〜と思いながらスーパーで買い物して帰る。吸収がよくなってるらしいのでジャンクなものはやめようと頭では思うのに料理なんて絶対できないし何故かジャンクなものを欲してるのでインスタント焼きそばと苺大福を買う。パン屋さんに寄ってパンも買う。大根が安かったので明日豚汁にしようと思い立ってネギやゴボウも買う。気がついたら結構重い荷物になってしまってフラフラになりながらすごくゆっくり歩いて帰る。

ポストにメルカリで買ったゲームソフトが届いていた。ドアのポストには不在票が入っていて、夫が買ったモニターが少し前にきたようだった。家に入り荷物をおろして一息つくと夫からメッセンジャーで「不在だったみたい」と届く。事務所で配達履歴をチェックしてくれているようだ。不在票を握り締めていたので、玄関で靴を履いたままその場でドライバーさんに電話して再配達を依頼する。夫にその旨返信する。キッチンで買ってきた野菜をエコバックから出したり、大きめのモニターを受け取れるように玄関周りを片付けていたらすぐにインターホンが鳴った。本当に近くにいたんだなと思いつつ不在を詫びて受け取る。夫に連絡すると、夫から最初の連絡がきてから受け取った連絡まで6分しか経っていなかったので早すぎて驚いていた。仕事部屋に段ボールを置いてリビングに戻る。

貧血はしんどいし、何故か目が霞んでいてテレビも見えないのでただひたすらダラダラとPCでYouTubeを見ながらソリティアをして過ごす。少し元気が出てきたところで少し悩んでやっぱりインスタント焼きそばを食べる。辛子マヨネーズが好きだ。食べ終わってまたダラダラして、眠くなってきたのでお風呂を用意して入る。夫が途中で帰ってくるかと思ったが帰ってこず。お風呂を出たらちょうどスマホに「事務所出た、これから帰る」と連絡がある。事務所から家まで1時間くらいかな。髪を乾かしていたらやけに物音が気になる。マンションはコンクリなのであまり音はしない方だが全くしない訳ではない。怖くなって早々にドライヤーをやめて、広いリビングにいるのが辛くて寝室に引きこもる。ベッドであつ森をやっていたら夫が帰ってきた。お風呂にさっと入って、モニターを開封して設置し始める。見ていたFacebookライブを閉じて夫の話を聞きながらあつ森をする。数日やっていなかったのでしずえさんや住民に何を言われるかドキドキしていたがバレていなかった。ふう。先日大量にもらったり触らせてもらった家具のカタログ更新ができていないのが気になりつつもできないでいる。家具を集めて素敵な部屋、島を作ろうと思っていたが、それとは関係なくあるものでショートストーリーを作って遊ぼうかな。どうやったら遊べるかな。

夫が組み立てたモニターを見てはしゃいでいるが私はもうHP0だったのでうまく反応できない。もだもだしていたら夫がイライラして怒り始めた。布団をかぶってしーんとゲームしたら近寄ってきてキスして「ごめんね」と言ってきた。いいよ愛してる。「茶飯ちゃん早く元気になってね」と言って夫はリビングに戻っていった。まだ時間は早かったけど明かりを消して眠る。
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