第31話 2021.1.31 夜中のコンビニスイーツ

文字数 2,790文字

昨日お酒を飲んだせいで体が重くて起きられないでいたらインターホンが鳴って夫が出ていた。そうだ昨日夫のマイナンバーカードの配達を依頼したんだった、私が。夫はとにかく電話が嫌いなので変わってあげれることはできるだけ変わるようにしている。受け取るのは本人だけなのでそれだけお願いしていたのだ。11/30に申請して約2ヶ月で手元に届いたのでかなり早い。よかったよかった。

夫が2回目に起こしにきてくれたタイミングでベッドから起き上がる。髪がキシキシでやばい。後頭部の枕と接していた部分に関してはチリチリになっている。こんなライオンのような寝癖も夫は全く気にしないようだ。昔の私はこんなやばい髪型で人前に出るなんて考えられないと思っていたので、人って変わるなあとしみじみする。
そもそも人前に出るのに「こういう自分じゃなきゃいけない」という考え方はかなり無理がある。しかもめっちゃ頑張ってそれをやっていたとしても周りはそんなに他人のことは見ていない。昔の私に教えてあげたい。チリチリライオンでも愛されるから安心していいよ、それより他のことに時間使いなよ、と。

今日もまた夫が麻婆豆腐を作っていたので丼にして食べる。今日は生姜がたっぷり効いていて辛さが控えめで美味しい。
コーヒー豆がもうないのでインスタントコーヒーを引っ張り出してくる。もうこれはコーヒーと言うより「コーヒー風味のお湯」だなと思う。
夫が頭痛が辛いと言うので痛み止めを飲ませてあげる。うちにあるのはイブクイックだけだったのだが、夫はロキソニン信者らしく「ロキソニン、、ロキソニン、、」とうめいている。薬が効くまで休みなね、となでなでする。
結局髪がキシキシすぎてテンションが下がりすぎてしんどいのでトリートメントすることにした。お風呂を追い焚きしながら洗濯物をリビングで部屋干ししていたら少し回復した夫が「いつもありがとね」と言ってきた。どういたしましてだけど、そろそろ乾燥機が欲しいぞよ。

お風呂に入ろうと思ったがリビングで夫が見ていたハンターハンターの続きが気になって動けない〜と言うと「お風呂にiPad持ってけば?」と言われたので採用してジップロックとiPadを持っていく。お風呂でトリートメントして浸透させている間にハンターハンターの続きを見たが思っていた展開と違った。もう結構忘れてしまっている。これからキメラアント編が始まるところだが、怖いからキメラアント編は見たくない。
お風呂を出たら夫が仕事部屋に移動していたので隣のベッドでボディクリームを塗る。最近寒くてエアコンを多用しているからか乾燥気味だ。ボディクリームを塗ると夫が近寄った時に「嫁が!女の匂いがする!」と言って盛り上がってくれるので楽しい。
髪の毛を慎重に乾かす。やっぱり昨日はトリートメントをし忘れていたようで手触りが全然違う。

夫がイスを譲ってくれたので今日もゲームの続きをする。少し慣れてきたのでうっかり最初の確認を怠ってしまい、あとで確認すると少しマイク音が大きすぎたような気がする。すでに40分撮っていたのでそのままにして、気づいてから少しゲーム音を上げて続きをプレイする。
隣で仕事しながら聞いていた夫にどんな感じだった?と聞いたら「楽しそうだったよ」と言われた。うん、楽しい。ゲームするのは楽しい。大っぴらに独り言を言いながらプレイするのは楽しい。向いてるかもしれない。
しかしチャンネルはまだできていない。
ヘッドホンで耳が痛くなってしまったのでゲームを終わり、夕飯を作りにキッチンへ行く。今日は久しぶりに煮込みラーメンにする予定だ。煮込みラーメンが続きすぎて敬遠していた夫のOKももらえたので、テレビを見ながらザクザク野菜を切っていく。鍋に入りきらない分も全て切ってしまうと後で使うのが楽になるので夫も気軽に使ってくれる。冷凍は便利だができるだけフレッシュな野菜を使いたい、なぜなら美味しいから。冷凍した方が栄養の吸収率が上がるキノコ類や傷みやすい肉は別だけど。

ちょうど最後の煮込みをしていたら夫がリビングに元気よく飛び込んできた。タイマーできっちり時間を測って出来上がってすぐに食卓へ持っていく。前まではそのまま食べることを考えて土鍋で作っていたが、夫がいつもフライパンで作るので私も気にしなくなり最近は楽なフライパンで作っている。
熱々をフーフーしながら夢中で食べていたらあっという間に麺がなくなってしまった。2人とも麺が大好きすぎる。その後肉を回収しながら野菜を食べて、お腹いっぱいになったところで残して御馳走様をする。

食後に今日のnoteを書いたりゴロゴロしながらテレビを見ていたらバナナマンのせっかくグルメで静岡のグルメをやっていて、夫に静岡だよ!と言われてなんとなく見ていたが私の出身は静岡市ではなく、静岡は横に長く場所によってだいぶ違いがあるのでもはや違う県である。知らないことばかりだったし、そもそも地元を離れてもう20年ほど経っているのでどっちの意味で知らないのかわからないレベルだった。全く懐かしくはないけど楽しく見ていたらクレープが紹介されていて女優さんたちがキャピキャピしながら食べていた。夫が「美味しそう」「クレープ食べたい」と繰り返しブツブツ言っていて私も画面に釘付けだった。お風呂の準備をしていた夫をコンビニに誘い、いそいそダウンを着て夜の散歩に出かける。
外は寒かったけど、夫と繋いだ手が暖かくて心地良くて、暗くて寒い世界の中でとても安心できた。
いつもと違うコンビニに行ってみると、タイミングがよかったのか品数が豊富だった。クレープも4種類あり、クレープっぽいのも他に何種類かあった。少し夫とどれにしようかと話しながら厳選し、4個買うことにする。ほくほくしながら帰宅し、帰って早速夫は自分の選んだスイーツを食べ始めた。夫が選んだのは苺クレープとキャラメルクレープだ。苺の酸っぱさとクリームの甘さが美味しい。キャラメルはめちゃくちゃ甘かったが、夫は好みのようだった。私が選んだのはチョコバナナクレープといちごみるく大福で、チョコバナナは間違いなく美味しかった。大福は翌日に食べることにする。

夫のマイナンバーカードが届いたので、マイナポイントの申請を促す。私のオススメはSuicaなのでやり方のリンクを送ったら最初少しめんどくさそうだったが流石のインターネットリテラシーの高さでさささーっとアプリインストール、登録などなどを済ませてすぐに終わらせてしまった。さすがだなと感心する。

夫はお風呂に入っていたが、私は今日もうお昼に入ったのでお風呂はスキップしてリビングでゴロゴロしていてそのまま寝落ちした。2時頃目が覚めて寝室に移動して寝直す。夫と長く一緒にいたいが、リビングで寝ると体が痛くなってしまうのでこの流れが最近のブームなのだ。
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