第2話 2021.1.2 ヤギ汁とクラブハウスサンドとクリームシチュー

文字数 2,058文字

お昼頃に夫に起こされる。
体温は高温期。
排卵検査薬わかりにくかったけどやっぱり排卵は終わったっぽいな。
リビングに行き夫がいれてくれたコーヒーを飲む。

夫が沖縄土産で買ってきてたヤギ汁を飲もうと言ってレトルトパウチを温めてくれた。
かなり臭いがきついらしいので、一緒に食べるのにいいんじゃないかと言って買ってきていたパクチーも洗って準備してくれる。

あったまったのを汁椀に入れて持ってきてくれたが、臭いはそこまで「くさっ!」という感じではない。
と思ったら汁を飲んでみようと持ち上げて顔に近づけたらめちゃくちゃ臭かった。
飲めないかもと思いながらとりあえず肉を食べてみることに。
骨付き肉、赤身、皮などが入っていて赤身は問題なく食べられた。
むしろおいしい。
骨付き部分もおいしい。
パクチーがいい仕事してくれた。
沖縄の人はヨモギとかで食べるのかもしれない。
皮はブヨブヨ+ブツブツした見た目がどうしても気持ち悪くて食べられず、夫にバトンタッチ。
夫は一度本場でヤギ汁を食べているので余裕のようだったが私が残した皮は「うわっ!これは食べれないわー!」とびっくりしつつ完食していた。
小さなチャレンジは無事終了した。

もう昨日で正月休みは終わりらしい夫が仕事をするのにカフェに行きたいということで近所でやっているカフェがないか検索するもよくわからずとりあえず駅前のミスドはやっていそうだったのでPC、iPadを持って出かけることに。
まず近所の喫茶店に行ってみると意外と営業していたので久しぶりに入店。
ここのパスタが好きなのだが生憎お腹空いてなかったのでクラブハウスサンドを夫とシェアすることに。
店内は喫煙者が多くモクモク煙い。
隣席のおじさまはパイプでタバコ(と言うのかな?)を吸っていた。
1時間半ほど夫が仕事する向かいでゲームして店を出る。
夕飯の材料を買いにそのままスーパーに向かう。
近所にスーパーが二箇所あるが、片方は三日までお休みだった。
かたや大晦日も元日も営業しているので特に不便はない。
働いてくれる人たちに感謝だ。
野菜や鶏肉、スイーツ、缶ビールなどを買い歩いて帰る。

義実家からいただいたカボチャを使って夕飯はクリームシチューにした。
夫はジャガイモが嫌いなのでカボチャならいいだろうという作戦だ。
夫が買う割にほとんど使わないまま捨てている牛乳救出作戦でもある。
小麦粉とコンソメはいつもあるのでかなり便利なメニューであることに気づく。
ガスコンロで暖をとりながら煮込む。
少し前にクリームシチューをご飯にかけるのがおいしいと聞いたので試してみると、完全にドリアでおいしい。
しかし塩パンを買っていたのでこの日はパンで食べる。
夫は白米で食べていて、おかわりもしていた。

お風呂に一緒に入りながら夫に「痩せたい」と言うと「そうだね」と言われお腹をつままれた。
夫も太っているのだが最近私がぐんぐん追い上げているのだ。
これはまずい。
もともと太りやすいのを気を付けていて普通体型だったのが、ここ最近は運動もせず飲んだくれて夜中にラーメンを食べるという堕落しきった生活をしていたので当然なのだが。
お風呂を出て森拓郎さんの食事10割で痩せるという本を引っ張り出してきて読む。
やはりダイエットにはマインドが大事なのだ。
同時に美意識も取り戻す。

寝ようと寝室に行って電気を消したがなかなか寝付けない。
なんだかイライラする。
仕方ないので起き上がって電気を付けTwitterを徘徊する。
新年なので抱負を語る人が多く、やりたいことリスト100というのを見かける。
知り合いにオラクルカードを引いてもらい「direction〜迷っているなら方向転換もあり」と言われ、そもそも何もしていないので方向も何もないのだがそれがモヤモヤの原因なのだろうか、自分の行きたい方向を今一度明らかにする必要があるかもしれないと思っていたのでノートを引っ張り出してきて2021年やりたいことを書いてみる。
一番はもちろん出産だ。
それ以降は意外なことにヨガ、美活、丁寧な生活などが出てきた。
ゲームは少し後だった。
少し生活を見直してみようかな。方向転換。

気持ちが乗ってきて断捨離を始める。
不要なものを捨てると気持ちいいのだ。
深夜なので物音を立てないようにそーっと。
最終的にゴミ袋1袋分くらいの洋服がクローゼットから取り出せた。
中には一度も着ていない洋服もあるし、着ないけど捨てるのが惜しいという服もあり、とりあえず部屋の片隅に積む。
かなり昔に父親に買ってもらった登山グッズをメルカリに出品する。
いつか父親と登山に行けるかもしれないと思って一度も使わずずっと引越しのたびに一緒に移動して来たがもういいだろう。
元気に登山をしていた父親はかなり昔で、膝を悪くして今は登山ができないという現実が受け止められずにいたのかもしれない。
登山に少し憧れていたが自分では行くことがこの10年なかったのでもうこの先もないだろう。
誰かいい人に貰われますように。
そんなことをやっていたらいつの間にか朝の6時になっていた。慌てて寝る。
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