第十三話「最終回の最終回」
文字数 1,305文字
記憶が会話が断片的に頭の中で突き刺さっているようだ。
いい加減な構成の演劇を見ているようだ。
終わらせなくっちゃいけない。
美緒さんが駆けつけた時にはもう、瞳ちゃんは跡形もなく消えていた。
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(回想始まり)
上体を抱えて起こすと瞳は笑っていた。
携帯電話が鳴る。
瞳は消えた。
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(回想終わり)
あなたは宇宙の始まりと同じくビッグバンのトリガーだったの
そのパッションから始まった話じゃない。
それ自体はいけないことではないわ。
伝えていことはぼんやりと見えているはず。
あとは時間と滋養と、少しばかりの運命を必要とするわ。
ふふふふふふ・・・・
私が説明するわ