第十話「最終回」
文字数 1,543文字
突然、水島の部屋現れた少女。彼女は靴を履いたまま立っていた。
飛び掛かる水島。
無理やり少女の靴を脱がした水島。
少女の赤い靴を玄関に揃え少女の前に胡坐をかいた水島。
立ち上がり水島はリュックを持った。
水島は鍵もかけずに玄関を勢いよく開けた。
速足で歩く水島の後ろから少女が追ってくる。
走って水島に追いついた少女。裸足で歩いていた。
少女の足の裏には血がにじんでいた。
水島は靴を脱いで靴下も放り投げた。
二人裸足で速足で歩き続ける。
先を行く少女は腕で何度も顔を拭っているようだった。
素早く振り返る少女。
次回「第十一話最終回その2」に続く・・・