第九話「薄い本の重み」

文字数 966文字

ジリリリリ・・・・・!!! 
はっ!! 

とベタな起き方したけれど・・・っと、


バイトだ!バイトの時間

とベタな起き方したけれど・・・っと、


バイトだ!バイトの時間

よし、歯を磨く、、、、!!! 
・・・
目の前に少女が立っていた。 
お!…お前は!!! 
ねぇ?あんた・・・ 
待て待て、、、、まず靴を脱げ、なんで・・・・ 
ねえ!!あんた!・・・ 
靴を脱げ!! 
あんた!!どこまで知ってんの!? 

はは~、人の話を聞く気がないな。

こりゃそうとうヤバいやつの登場だ。

どこまで知ってんの!って聞いてんの!!このウスラトンカチ!! 
うすら・・・・・ 
どう?あんたの知ってるラノベっぽくなった? 
な、なにを言ってるんだお前は・・・ 
ねえ、 

ちょっと待て!状況を整理しよう。

えーと、君は、あのコミケの時に売り場にいたキリスト教の薄い本の

売り子さんだね、間違いないね。

・・・・答えたくない。 
な・・・・ 

だってあんたがそんなこと知ってなんになるの?

聞いてるのは、あたしなの、あ・た・し!

あたし・・・・ 

一体何なんだ!人の部屋に土足で上がり込んで、

土足で、、、人の物語に・・・・

物語?・・・ふーん、そういうことね。 
ひとつ良いこと教えてあげる。 

・・・・・嫌な予感がする・・・・

・・・・本当に嫌な予感が・・・・

あんたね・・・ 
待て、その前に靴を脱いでくれ!!! 
今日で最終回なの!!! 
・・・・ 
ジリリリリリリリリリ!!!!! 
はっ!・・・・・・ 
夢・・・・・・・・・・・夢、か。 
そりゃ、そうだよな・・・急にあんなこと・・・ 

そう、こんな風に靴を履いたままの女の子が

部屋のど真ん中で仁王立ちして・・・

目の前に少女が立っていた。 


うわーーーー!!!!! 
ギャーーーー!!!! 
はい!と、いうわけ今日はここまで! 


えーと、タイトルの「薄い本の重み」はいったいどこに行ってしまったのか、 

ねぇ、あんた・・・ 
わ、わわわ・・・ちょ、ちょっと・・・なんで 
あんたはなんなの? 
わ、ちょ、ちょっと、えー、次回、次回のタイトルは・・・ 
次回はないの、今日で最終回って言ったでしょ。 
え、えーー。嘘、うそでしょ。 
最終回のなの!最終回にしなさいよ、ねえ! 

は、え、えーと、次回のタイトルは「最終回」になります(;'∀')

ねぇ、嘘でしょこれ。

あの、、、お友達になりましょ(;´∀`) 
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

名前「水島義男(みずしまよしお)」

中二病を病み続ける男。

哲学者キルケゴールの存在を知ったときに自分は彼の生まれ変わりだと信じてしまい絶望に身を投じる。


名前:セーレン・キルケゴール(アイコンは作者描いてます)

実在したデンマークの哲学者。

著書「死に至る病」が有名。

実存哲学の巨匠である。愛した女性レギーネ・オルセンの婚約を突如破棄し、絶望の中から哲学を探求し続けた。

名前:結城美緒(ゆうき みお)

水島にとって、すべてをかけて愛したという最愛の人。


キルケゴールの著書

名前:竹林香織(たけばやし かおり)

通称「かおちん」

パチンコ屋の店員で結城美緒の親友


女の子

覚醒レベル「サード」の覚醒者

水島義男の物語を向かわせるべきところへ導こうとする

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色