レッツ・ゴートゥー・ダークナイト城ダンジョン!

文字数 608文字

はーい、蒼ですー。
今はダークナイト城ダンジョンの前にいます。
とりあえず入ろ。
ギィ……
なんか、アニメチックな展開かもね。
え……思ってたのと違くね?
魔物、いなくね?
〈ここはダンジョンと呼ばれるようになってから300年も経っていないからな。〉
〈ええ。280年程ですね。〉
〈ダンジョンって言われるようになったのは、ナイトが…〉
〈それ以上言ったら殺すぞ。〉
〈怖いですぅ……。〉
邪魔者どもがたくさんいるな……。
〈っていうか、この辺の魔力薄くね?〉
〈窒息死しちゃいそうです……冗談だけど。〉
〈これ、もうそろそろ崩壊するのでは?〉
〈……確かに、そうかもしれん。〉
へー。……って、ええ?!
ふー……ちがう!
崩壊?!え?!
「死ぬの?」
「俺らもう死んでるけどな。」
「あのさあ……」
「なんでそんなに冷静になれるわけ?」
「ほ・う・か・い、するんだよ?」
「「「「「「「……ヤバい!」」」」」」」
もしかして……言ってるお前らも現実逃避してたか?
取りあえず、ナイト!
〈任せろ。〉
空きっぱなしの窓から、皆次々と飛び降りる。そしてナイトのうろこの上に着地。
物凄い速さで遠ざかっていく黒いダークナイト城ダンジョン。
中央にそびえ立つ山の頂上に着いたとき、遠くでダークナイト城ダンジョンが崩れ落ちた。
「ふー。帰ろ!」
『いや……無理だな。』
は?
〈この山……山中の魔法ダンジョンがある山だ。〉
ドラゴン……を含む魔獣全匹が、多分、冷や汗を流したんじゃ……ないのかな?
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