うっわ、これ最初っから死んだかも。(涙)

文字数 608文字

青い空、白い雲、見渡す限りの緑の木々と草。

「わあ、ここが異世界?天国みたい。」
緑ちゃん、わたしたちもう死んでるからここが天国みたいなもんだよ。
えー・・・

なにはともあれ、転生できたみたいです。

えっと、これから何すればいいんだろ。

「……緑ちゃん…。」
「なに?」

グオオオッ
キイキイキイキイ
ワオーーーン

「これさ、元の世界でいうところの……」
「?」

グオオオオオオッ

「魔獣でしょ!」
「あ、ホントだあ。………………じゃなーい!」

グワアアアアアアッ

死ぬ~(1分前に死んだけど)

「逃げろぉ!」
「でも、追いかけてくるよぉ。」
「二手に分かれるんだ!緑ちゃん。」

「ちょっと待って、蒼ちゃん!この子達、私にいつの間にかなついているみたい。」
は?
どゆこと?

あっ、こんなところに本が置いてある。
『賢者の書 南原光』
え、これ光のじゃん。ちょっと読ませてもらお。
『名前 南原光
ステータス 賢者
レベル 1
特殊能力 魔術師
特別効果 無限知識』
……
『名前 瑞浪蒼
ステータス 黒魔法使い
レベル 1
特殊能力 リアルファンタジー
特別効果 3重人格』
あ、私、黒魔法使いなんだ。
『名前 西依緑
ステータス ビーストマスター
特殊能力 猛獣使役
レベル 1
特別効果 聞き上手』
あ、緑ちゃんビーストマスターだからこのグリフォン的な動物とかが…じゃなくて、猛獣とかが寄ってきてるってことかあ。

それにしても、そろそろこの賢者の本の持ち主、南原光と中槍夜に合流したいところですねぇ。
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