宿屋の受付係はドワーフさんでしたぁ!(興味津々です)

文字数 1,134文字

「街並みこんな感じなんだー。いつだったか、元の世界で四角いゲームのワールドでこんな感じの街並み作ってたよなー、蒼と緑。」
「そういえばそうだったね。」
〈その中にも小さな世界が存在していて、あばたーとかいうのはその世界の住民を操っているんだ。〉
「うそぉ……。」
〈本の中の奴でもそうなんだよ!主人公から聞いた話を作者が本にしてるんだ。〉
この世界、次元、多めかな?別次元では青色の耳がないロボットとかもいるのかな?
「まだ謎なのマゾ……」
「まーだーなーぞーなーのーだーぞー、だよ!」
「まにゃにゃじょにゃにょにゃじょ……」
「めちゃくちゃ噛んでるじゃん。」
それ元の世界にあった早口言葉。
「夜になったし、ここらへんで安い宿屋探そうぜ。」
「ジュエリーダンジョンの宝石あるし、贅沢しちゃっていいんじゃね?」
〈ここから先、いつ金が必要になるかわからない。持っておいたほうがいい。〉
「センキュ、ジュウ。」
「ここよくね?」
・・・・
「すいませーん、宿入ってもいいですかね?大人数ですけど、金は払うので。」
「……あっ、すみません……いいですよ。えっと……1000マインです。」
「えっと……この宝石で払えますかね?」
「えっ?こんなに立派なオパーリプトですか?おつり払えませんが……。」
オパーリプトってオパール的な奴かな?
「あ、いいです。それ持ってる中でもちっちゃめの奴なんで。」
「あ、はい……。それと、こちら防弾パジャマです……。」
「それ、必要なんですか?」
「え?……はい。お客様、もしかしてこの辺りの地域情勢知りませんか?」
「……。(図星)」
〈私も知らない。〉
〈俺もー!〉
〈俺たちも。〉
〈僕も……〉
「教えてもらえますか?」
「あ、はい。……代わりと言っては何ですけど、宝石を見せてもらえたらうれしいです。」
「あ、いいですよ。……宝石に興味があるんですか?」
「興味があるというか、私は宝石細工職人見習いドワーフですので……。」
ふーん……ってええええええええええええええええ!
「ドワーフなんですか!」
「はい。」
「えっ、でっでも、ドワーフは東側にしかいないんじゃないんですか?」
「それは鍛冶職人ドワーフです。私は宝石職人見習いですので、ジュエリーダンジョンの近くのこの宿屋に勤めながら、人狼村のヒュウルさんに宝石加工の仕方などを教わっているんです。鍛冶職人ドワーフ以外のドワーフは結構出稼ぎに出てますよ。建築家ドワーフとか。」
「へぇ~。」
「私は近々、見習い時期が終わるので、そうしたらドワーフの都に戻るんですよ。」
ほぇ~。
……そういえば今まで言った集落って全部人外じゃん……。
「それにしても、争わない人間の方々は久しぶりです。」
……この世界の人間、どんだけヤバいの……?
見るのが嫌になってくる気がする……。
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