酔いどれてひとり歩く

文字数 105文字

酔いどれてひとり歩く
春の夜の街の匂いが好きだ
排気ガスと埃と
揚げ物の匂いと煙草の匂い
少しの寒さを感じながら
酒に火照る身体を感じながら
ぬるく暖まってきた3月の風に
やさしく撫でられて歩く
そんな春の夜の
街の匂いが好きだ
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