いつでもぼくはゆらいでいて

文字数 173文字

いつでもぼくはゆらいでいて

みようとすればみるほどに

すがたかたちはぼやいていく

確率論の世界では

ありとなしの境さえとけてゆうかいする

あるいは永遠課題のオントロジー

存在論の世界では

いつでもじこはぎぎをていされている

いるかいなかもわからぬうちに

ふたしかなだいちをふらふらまわるうちに

うたがいをはらんだままに

にじむなみだとともに

確かに消えて無くなるのだろう
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