我道創作論:投稿サイトの傾向分析

文字数 8,802文字


 2023年現在、私は『小説投稿サイト』を約8サイト並列展開しております(一時は10サイト越えてましたが減らしました……コレに SNS活動を加算すると約15前後の管理作業になるので、フリーWi-Fiスポット依存ではキツイのよ)。
 とは言っても新作は『闇暦戦史』を〈アルファポリス〉でのみです。
 あとは〈NOVEL DAYS〉で『サブカルコラム』『キャラクターファイル』といった副次的コンテンツですか。
 その他サイトは『完結作品の転載展開のみ』となります。
 で、私も投稿活動を約三年以上経過して〝サイトによって傾向が全然違う〟という実態を学びました。
 各サイトでウケる作風もそうですが、読者性質も違いますし、もっと根本的には各サイトの仕様自体が違うので使い勝手にも影響したり……。
 とりわけ読者性質は違いますね。
 〝日々コンスタンスにアクセスがあるサイト〟もあれば〝更新時のみアクセスされて、それ以外はパッタリのサイト〟もある。そうかと思うと〝まったく見向きもされないサイト〟もある。
 うん『同じ作品』なのにw
 好まれる作風にも微々と差があり、基本的にはやはり『闇暦』がウケがよく稼ぎ頭を担い、対して『FSF 』はぺーぺーなのが常なんですが……一部のサイトでは何故か『FSF 』の方が微妙にウケが良かったりします。
 客足流動も異なり、爆発的に読者総数を稼ぐサイトもあれば、一年以上展開しても二桁が関の山なサイトもある。
 本当にバラバラで……私的に傾向分析してても面白いって思う。

 もしも、これから本格的な投稿活動をしようと思っている人がいたら、是非とも複数掛け持ちを御勧めします。
 私も当初は〈投稿活動を始めたサイトのみ〉に固執して他には目もくれなかったのですが、こうして複数サイト転載をしてみると〈自分に適したサイト/適さないサイト〉という傾向が浮彫になります。
 で〝ウケないサイトで意固地に固執する悪循環〟よりも〝ウケるサイトに比重を推移してプラットフォームとする〟方が効率的ですし、何よりも客足流動のある方が創作モチベーションも保てます。
 大手か否かとかよりかは〝読まれる〟事の方が重要です……結局のところ『小説』は読まれてナンボ。



 あと〝サイトの仕様〟も重要です。
 え? 「表紙や画像が添付できるかでしょ?」だって?
 違うよ?
 いや、まぁ、確かに〝それ〟も充実していてほしいけど……もっと大事なのは〝浮上手段的な救済処置機能がある〟という事。
 一番押さえたい基礎的な機能は〈近況報告機能の有無〉ですか。コレがあると『更新通知』として、こまめに宣伝できますから、辛うじてながらも能動的流動誘発を期待した一石を投じる事ができます。
 逆に、この機能がデフォじゃない仕様は為す術もありませんから浮上対策は絶望的です(沈んだら足掻く手段も無いままジ・エンドでも不思議ではない)。とにかくひたすら新規投稿して新着情報に乗り続けるぐらいしか手は無いワケで……そんなん無理www
 そして、いくらインタフェースがスタイリッシュに見栄えよく飾っていてもダメ。肝心なのは「此処、使い勝手いいな」という実践的な足回り(レスポンスとか)。
 まぁ〝どのサイトが適しているか〟は、人によって違うと思うので、結局は手探りに出会うしかない。
 だから『複数サイト掛け持ち』を御勧めするのです。
 


 しかしながら、最も一番重視すべき要素は〈読者性質〉でしょうね。
 各投稿サイトで好まれる作風の合致もそうですが、何よりも注意したいのが〈読み専:読者層〉の潜在比率。
 基本的に〈書き専:執筆者層〉は他者作品をあまり読みません。そりゃそうだ。書くのに忙しいもの。読んでいる時間と労力あったら「書きたい」もの。
 となれば〈読者〉として確立する層は、結局〈読み専〉という事になります。
 この読み専比率がアンバランスなサイトだと〝書き専ばかりのところで書き専が書いている不毛な内向状況〟に陥りますから、読まれないのは当たり前。過疎化した商店街でラーメン屋だけが次々とオープンしては潰れて……を繰り返しているような環境へ意気揚々と参入するようなもん。無駄。だって、そもそも〝客足流動〟が皆無だもの。〝ラーメン作りに精を出す人〟ばかりで〝ラーメン食いに来る人〟がいないもの。

 また、読者性質として意識したい〝もうひとつの要素〟は〈流動的性質〉ですね。
 基本的に読者は〝更新時〟には読んでくれます。
 しかし、それを過ぎたらパッタリです。
 次回更新までは水を打ったかのようにまっさらです。
 でも、それが〝当たり前〟の世界です。
 貴方が身を置こうとしているのは、そうした虚無感上等の世界w
 それと闘い続ける「これはマラソンだ……血を吐きながら続ける悲しいマラソンだ(byウルトラセブン)」なのwww
 しかしながら中には、更新有無に関わらずコンスタンスな読者流動が生じるサイトもあります。或いは、その作品自体に限らなくとも他作品にさえ波及流動が生じるようなサイトですね。
 そうしたサイトに巡り会ったら、そこを優遇的比重に育てて〈プラットフォーム〉と充実させましょう。サイトの知名度なんかよりも最重要事項です。
 何故なら、そうしたサイトは本当に稀有だから。
 何よりも〝目に見える戦績〟が常態的に得られると自己鼓舞に繋がり、貴方の創作モチベを保てます。
 はい「ラッキー! クッキー! やる気ー!」になります。
 ですが、そうしたサイトは本当に稀有です。
 10件前後も当たってみて1件在れば善い方でしょう。
 逆に〝読まれないサイト/常態的に流動すら無いサイト〟の方がザラです。
 そうしたところに視野狭く固執していると、次第に虚無感だけが募り、継続モチベもガタガタになる──のに、足掻く──のに読者流動に実らずで、また虚無感だけが募る──モチベ低下──という負のスパイラルがエンドレス化。
 だから、大事に育てましょう。

 あまりにも読者流動が生じず累計戦績も芳しくないなら、いっそ撤退するのも選択肢としてアリです。
 仮に一桁であろうとコンスタンス(毎日~数日程度)に読者流動が起きているならば、そこそこ好調とは言えます。うん、そのまま据えていてもいい……というよりも、可能な限りは据えておいた方がいい。
 ですが、数ヵ月~半年前後経過にようやく一桁数人程度のPV増加なら……ぶっちゃけ「見向きもされていない」という事。
 半年~一年前後は見定める期間としても、その間にあの手この手を打ってもダメなら見込み無しと捉えましょう(特に新作が奮わなければ)。
 後ろ髪は引かれますが思いきって撤退して、その空いた余力で〝新しいサイトでの可能性〟に臨んだ方が建設的かもしれません。

 冒頭で記した〝辞めたサイト〟というのが、まさに〝それ〟で、二年前後頑張ったものの流動皆無……下手すりゃ更新しても〝読まれない〟事象もザラ。
 それだけの月日費やして、ようやく各作品PV20~50弱(しかも基本的に生じない)ではメリットとデメリットの比率がアンバランス過ぎて「だったら此処へ管理手間の労力を注ぐのはバカバカしいな……思いきって辞めて、その空いた労力を別サイトへ向けて〝新しい可能性〟に賭けた方が建設的だな」と。
 それでも、いざ〝辞める〟となれば決断力と度胸を必要としました……が、結論として正解でもあった。
 新しく参加したサイトは(まぁ、そんなに大きな流動は起こしませんが)、一応更新すれば〝読まれ〟ますし、場合によっては放置しておいても(微々と)過去作が読まれたりもする。
 同じく〝微々たるPV〟とはいえ〝常態的流動性質〟に在るか否かは非常に大きい差です。



 それから、よく〈小説家になろう〉の是非を書いているコラムも見掛けますが、私的に言うなら、これらの論は少々アンチ前提主観に偏っている見解が多い気がします。
 結局〈なろう〉だろうが何処だろうが〝仮に駄作でもハマったトコではウケる/ハマらないトコでは秀作であっても全然ウケない〟……それだけの話です。別に〈なろう〉だけに限った事例ではない。
 言い換えるなら〝そこは貴方に合うサイトかもしれないし、まったく合わないサイトかもしれない〟ってだけで、つまり私の持論としては〝運/相性/巡り合わせ〟って事なのです。
 悲しいけれど真っ先にフラグとして立つのは実力云々よりも、それ。
 だって、読者目線に立ってみそ?
 タダ読みできる小説なんて乱立状態ですよ?
 サイトも紡ぎ手も作品も取捨選択し放題ですよ?
 別に困りませんよ?
 貴方(そして、私)は、その砂浜の砂粒にしか過ぎない。
 どうして「あ、この砂は気に入ったからキープしよう ♪ 」なんて、いきなり特別視で手に取ってもらえると思いますか?
 初見の砂は〝砂〟でしかありませんよ?
 そこから抜きん出るには、まず〝実際に読んでもらう〟のが大前提。
 実力だ独創性だ……は、まずそこから後に付随評価される〝隠し刃〟です。ええ『隠し剣 鬼の爪』です。
 そんなん、まずは読まれなきゃ伝わらないもの。
 伝わった後は、そうした個性で勝負出来るようになりますけど。
 だから「複数当たってみて、自分の手応えで〝合うサイト〟を見極めな?」と勧めている。

 ただし〈なろう〉に固執する狭隘妄信的な考えから脱却した方が善いというのは私も同感ですし〈なろう〉というサイトの負の性質についても同じくです。
 つまり端的に言うならば『テンプレ優勢土壌』という点が、それ。
 これは多くの『なろう論』で必ずと言っていいほど第一に指摘されているネックポイントですが、私も(身を置いている立場として)多少は肌で感じています。
 具体的には『異世界転生/チート/スローライフ/悪役令嬢』とかね?
 ま、これらの火付けも〈なろう〉でしょうから当然と言えば当然ですし、実際のところ、その他大多数のサイト(殊に大手)でもそうではあるので別に〈なろう〉に限った話じゃありませんけど。
 例えば〈アル●ァポリス〉とか〈カ●ヨム〉なんかでも、そうです。
 これらは現在の主力ジャンルになっていますから仕方ないっちゃ仕方ない。
 うん、そこはしゃーない。
 流行れば〝それ推し〟が氾濫するのはサブカル商業の常w
 オイラの好きな『特撮黄金期』だって『スーパーロボットブーム』だって、そういうプロセスにて派生氾濫して一時代を築いたんだしね。
 ですが、現状の〈なろう〉系の場合は(創作というフィールドの自由度に於いて)あまりにも〝そちら〟にばかり優遇的な傾向には染まってしまっている印象は拭えない……し、チト歪にも思えます。
 早い話『テンプレさえ書けば初見にも好奇心誘発へと直結しているから手に取ってもらいやすく、ある程度は確実にウケが見込める/テンプレ以外は嫌遠されがちな傾向が強く、安定支持率の確立までは苦戦必至』という現状。
 これはサイト自体の商業意向による方向性もそうなんですが、何よりも読者性質自体が殊更にそうだと見受けられます。
 つまりは〝そういう方向性を求める読者層がメインストリームと占めている〟という事。
 どんなに独創的だったり目を見張る文才があっても、上記の理由から〝基本的にテンプレ以外は大局的読者数は付かない傾向が顕著〟のように見えるのですよ(ま、そういうのに辟易しているサイレントマジョリティーは付くかもだけど)。
 実際「文章が上手い/展開が面白い/独創的な発想に在る/本格指向」ってレベルの作品がそれなりに埋もれていて、一方で支持が高いのを見ると「テンプレ準拠な模倣に過ぎなく〝その作者ならではの個性〟が感じられない/文才云々以前に改行や行頭空けとかの作文基礎すら出来ていない」とかが在る( ※ 全部ではないですよ?w)。
 それでも好支持率に預かれているという事は、要は〝テンプレ準拠フォーマットそのもの(作品自体の独創性や完成度云々ではなく)こそがウケる土壌〟になってしまっていて、大多数を占める読者層の性質的にも〝それだけ〟を求めている傾向が強い感に在る……という事(運営にしても〝そういうテンプレ路線のヴァリエーション〟を重視発掘したい傾向は見え隠れする)。
 とりあえず〝トム・●ルーズ〟を主演に据えときゃ駄作でも「トム様カッコイイ!」と崇拝者人気を核に大作扱いwww(結局『ダークユニバーサル』は、どうした!)

 で、再三述べているように『小説』は読まれてナンボ……いくら独創性だ完成度だ言っても、仮にそれが自尊に至るレベルでも、読まれない限りは効果を発揮しません(これこそが私的な争点ポイントです……〈なろう〉の嗜好性質云々よりも)。
 だから、つまり『露骨なテンプレ』以外は苦戦覚悟必須という土壌にはなってしまっている。
 桃太郎が家来も連れずに鬼ヶ島へ行ったような八方塞がりドンブラザーズ。
 或いは自●党の御膝元で無所属立候補。

 さて、では〝どう〟する?
 肝心なのは〝無い物ねだりのサイトバッシング〟よりも『ココ』です。
 私的結論を言えば〝貴方が『脱テンプレ』で勝負したいなら「いまは〈なろう〉が主流なんだから、とにかく〈なろう〉だ!」といった絶対視盲信から脱却して、自分に合う別サイトへと比重を傾けよう〟という事になる(別に「〈なろう〉なんかやめろ!」言うてるんと違うぞ? そこ履き違えるなよ?w)。
 そして、そのためにも〝複数のサイトを手探りに自分と合うサイトを探す〟というのが大事になってくる。
 もしも貴方が「テンプレ系作品で一花咲かせるんだ!」って目的意識に固執しているなら〈なろう〉は最適な戦場でしょう(⬅ココ大事)。そこで〝勝ち取る〟事には大きな意義がある。
 ですが、そうじゃないならば〈なろう〉を優遇視する必要は全然無い(⬅ココ大事)。殊に〈独創性/個性/テンプレ以外〉で臨みたい場合は。
 確かに現状〈なろう〉は最大手にして覇者です。
 少年漫画界でいうところの〈週刊少年ジャンプ〉です。
 が、第一線漫画誌、それだけですか?
 〈週刊少年サンデー〉〈週刊少年マガジン〉〈週刊少年チャンピオン〉……これら取るに足らない二流ですか?
 ヒット漫画は〈ジャンプ〉だけですか?
 確かに『ドラゴンボール』『ワンピース』『鬼滅の刃』はメガヒットですが……『名探偵コナン』『犬夜叉』『進撃の巨人』『七つの大罪』『弱虫ペダル』『金色のガッシュベル』『FairieTail』『史上最強の弟子ケンイチ』『うしおととら』etc は〈ジャンプ作品〉ですか?
 肝心なのは〝読まれる事〟であり、その積み重ねで〝貴方という創作者を認知されていく事〟です。
 だから狭隘妄信的思考から解放されて〈なろう〉以外にも目を向けるのは大事。
 サイト知名度なんかよりも〝自分に適した戦場〟を求める方が大事。
 と〝凰太郎赤ペン先生〟は提言しておきますwww


 それから〝何〟にしても、ブームというのは一転して廃れます。
 ええ、何にしても〝次のブーム〟に呑まれて廃れます。
 浸っている間は酔って実感が涌かないかもしれませんが、必ず廃れます。
 過剰氾濫の末に、ミーハー層も辟易とした胃もたれ状態へと陥って離れます。
 いまは持て囃されている『異世界転生』も『悪役令嬢』も間引き淘汰に鎮静化します。
 数年後に「懐かしいなぁ」と懐古されます。
 特に雨後の筍乱立になった過度期は、同時に終息鎮静化へのプロローグです。
 で、WEB小説界の〝投稿サイト乱立現状〟自体も、私的客観視にて〝それ〟です。
 文化自体は無くなりゃしませんが、泰然と残るのは〈本家〉と〈本家に肉薄した戦績の亜流〉だけです。
 あまりにも弱小過疎的なサイトは、そこら辺を覚悟した方が賢明。
 私は過疎サイトが幾つか消滅しましたwww



 運営が信頼性に足る大手の方が安牌ではありますが、これも運営側が〝どのぐらい本気で臨んでいる姿勢か〟は重要かと思います。
 実際、鳴り物入り参戦した〈LINEノベル〉なんか、僅か半年強で竜頭蛇尾に消滅しています。
 この辺、脱線承知でチト書くwww

 この〈LINEノベル〉は、LINEグループを主格として様々な出版社が共同連携にバックアップ。更には日テレとの全面提携にて「大賞取ったら即テレビ化確定よん ♪ 」を最大の売りにして産声を上げました。
 で、私も「新規大手サイトか……やってみようかな?」と覗いたんですが──乾いた失笑にやめました。
 とにかく「大手企業総提携のビッグプロジェクトです!」「大賞は即テレビ化確定です!」「LINEグループからはこんなビッグネームを輩出しています! これらが審査員です!」とかばかりを推していましたが……そんなん要らんねんwww
 肝心なのは、サイト自体の信頼性と安定性!
 殊に「此処アカンな」と懸念したのは、登録&投稿が可能なのは〈PC参入者〉に限定されていて〈端末執筆者〉は完全オミットというスタートダッシュ……何故?www
 これは浅はかながらも私的分析ですが、今日のWEB投稿ムーブメントの土壌を築いて支えているのは〈(殊にスマホを主体とした)端末アクセス層〉だと考えています。書き専にしても読み専にしても最大の主軸はコチラだと思う。だってルーツは『恋空』フィーバーを皮切りとした〈ケータイ小説〉ブームなんですから。そして〈PC〉は持っていない層もいるけど、基本的に〈スマホ〉は誰でも持っている(私は逆だけどw)。この〝誰でも手軽に介入可能〟という敷居下げした背景が異常なまでのフィーバー状況を生じて、今日の〈WEB小説〉乱立環境に結実した……と捉えています。
 にも拘わらず、軽視できない比重層を完全オミットってw
 一部サイトなんか「手軽なメール投稿でも更新できますよ★」って仕様なのに?
 そして、先述のように「どうだ! LINEノベルはスゲぇだろ!」な喧伝ばかり……そんな表層的な虚勢ばかりを表看板に〝売り〟としているようじゃダメです。
「だから〝張り子の虎〟なのさ(byカリナ・ノヴェール)」
 肝心なのはサイト自体の快適な使い勝手であったり、または(再三になりますが)書き専読み専比率だったり、方向性や性質傾向だったり、運営側の本気で真摯に向き合う姿勢だったり……そうした〈中身〉なワケです。
 そこに尽力した姿勢を推さなければいけないのに「どうだ! スゲぇだろ!」ばかり……もう「海老鯛やって濡れ手に粟でウハウハ」な粗悪印象しかしなかった。

 で(どうせ端末非対応だから出来ないし)スルーしたんですが、半年強も経って「そういえば、どうなったかな? 少しは改善したかしら? 仮に端末対応に拡張されていたら、やってみてもいいかな?」と覗いてみたら……潰れてたwww
 うん、半年強で。
 閉鎖サイトのトップページには謝罪めいた説明文だけが閑寂と……。
 言わんこっちゃない!
 ザッと見た時、他サイトで見かけた作品もあったぞ!
 可哀想に!
 売りだった〝大賞云々〟すら、まだ無いんじゃないのか?
 ってか、ダメならまず〝不備点改善〟でしょうが!
 それを積み重ねて積み重ねて……それで〝どうやってもダメ〟なら潰れても仕方ないけど、半年程度で「即結果に繋がらないからや~めた!」って、どれだけ〝執筆者〟〝読者〟〝作品〟〝サブカル文化〟をナメてんねん!
 何処のサイトも、そうした改善模索を繰り返して、サイトを維持するように尽力して、何年も踏ん張って……それでダメな場合に苦渋の末路として〝潰れるしかない〟んでしょうが!
 過疎サイトが潰れた時は憐憫の想いも涌いて「運営も頑張った結果だから仕方ないよ……数年、テコ入れ御疲れ様でした……利用させて頂いて有難かったです」と素直に思えたけど、こんなんじゃ同情すら涌かんわ!
 どれだけ『海老鯛濡れ手に粟』なスタンスだった!
 物語創作者は〝手頃な一発企画屋〟じゃねーぞ!
 先頃はヌルッと〈LINEブログ〉も潰れたし……自信満々にリリースした〈無差別多人数チャット機能〉は早々にカオス化して機能麻痺然と使い物にならなくて叩かれまくりに慌てて見直しだったし……明瞭な確立ビジョンも見出せないままに〝粗雑な見切り発車姿勢〟が多過ぎるんじゃなかろうか? この運営は?(そもそも〈ブログサイト〉が潰れるって「よっぽど」やで?)
 ……もう不毛な憤慨しか涌かんので、話を本題に戻します。
 でね?
 この事例が示した教訓のように、運営サイト自体が「自社の商業輩出コンテンツとして確立すべく本気で臨んでいます! ええ、もう本気です! このサブカルジャンルとがぶりよつに構えています!」という姿勢が感じられないようなところはダメです。
 そして〝それ〟は、運営やサイトのネームバリューじゃない。
 この商業文化と正面から向き合って、動向や傾向を理解分析して、確実に自社コンテンツとして地盤から固めようとしているか否かの運営姿勢です。
 もう一度言いますよ?
 此処の運営は大企業〈LINEグループ〉でした。
 でも、このオチです。




 締め括りとして、改めて推奨しておきます。
「複数の投稿サイトを掛け持ちしてみて、自分の手応えで〝合うサイト〟を見極めてみよう」
 自分に合う合わないもありますが、また先述の『LINEノベル事変』のような消滅危機に陥った際にも複数の足場が在った場合は保険と機能します。
 そして、これだけ乱立している状況下なら、必ず〝貴方に適した投稿サイト〟は在ります。

 もしも私の過去活動の結果分析が、これから「小説投稿サイトを活用しよう!」と思っている人の参考になれば幸いです。
 ……ってか、締め括りに何だけど〈小説投稿サイト〉で声高に唱う内容じゃなかったね?www





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