我道創作論:SNS連携術

文字数 13,992文字


「SNSやってる?」
「やってるやってるー ♪ 」
(「ジミーちゃんやってる?」みたいに言うなw )
 ってなワケで、今回は私的実体験から独論分析した『SNS連携術』の話。
 一応は『創作論』ですが「SNS巧く回らなくて虚しい」という一般層にも参考になっているとは思います……なると思う……なってほしい……なるかな……なるよね?(Σ訊くなや!w)
 ま、そんなワケで、何かヒントが欲しい人は読んでみて下さい。
 ちなみに(恒例ですが)あくまでも私の見解ですので万人に当てはまるワケでもありませんし、成功が確約する法則でもない。
 そこは御了承下さい。


 さて、多くの人は『創作活動補佐』としてブログ型SNSをやっているとは思います。
 ざっとメジャーどころを挙げただけでも〈Facebook〉〈Instagram〉〈Twitter〉〈note〉〈pixiv〉etc……色々ありますね。
 私自身は〈Facebook〉〈Instagram〉〈note〉〈pixiv〉ですか……。

 私自身がそうでしたが〈創作活動者〉がSNSを始めた意図は十中八九〝創作活動の補佐〟〝創作活動プラットフォームとしての足場固め〟──つまり〝創作更新通知〟〝創作進捗報告〟〝創作投稿サイトへの誘導効果狙い〟等でしょう(ま〝創作進捗報告〟とかも牽いては〝創作投稿サイトへの誘導効果狙い〟ですけれど)。
 つまり、より多くの人に関心を抱いて頂き、創作投稿サイトへ誘導し、ファン人数還元になって欲しい……と。
 どう? 巧く回ってる?
「回ってる回ってるー ♪ 」
(だから「ジミーちゃんやってる?」みたいに言うなw )
 いや、回っているなら結構。
 Uターンしても大丈夫。
 ですが、もしも「回ってない」なら、少しばかりヒント程度にはなると思うので、駄文&独論ながらも読んでみて下さい。

 たまに……というか、それなりに見掛けるのが「全然回らないのでモチベ萎えた」という自棄的吐露。
 ええ、よく分かります。
 実際、私も始めた当初はあった。
 反応無いわフォロワー付かんわで「本当に読まれているのかなぁ? やる意味あるのかなぁ?」とね。
 一人相撲の虚無感というか……ね。
 で、そうした人に、まず伝えたい示唆は「とりあえず、もう少し続けてみよう」です。
 改めて問いたいのは「テコ直しと向き合って模索努力した?」という事。
 この段階で「虚しいから、もう辞める」というのも、それなりに見てきました。
 でも、そういう人達は、大概『起死回生を謀る模索努力』をしないで辞めているんですよね。
 でも、この段階で辞めるのは勿体ない。
 まだ何もチャンスを試していないんですから。
 辞める事は、いつでも出来ます。
 でも、せっかく得た土壌で何もしないで辞めるのは勿体無い。
 やるだけやって、足掻くだけ足掻いて、それでもダメなら辞めても善し……だけど、やりもしない内から決めつけない諦めない。
 あれこれと策打って、様子見して、また試行錯誤して……1年~2年は動向を分析してみましょう。
 種は蒔いても、すぐに芽は出ない……実は尚の事。
 それでもダメなら『サイト性質自体が合わない』という可能性も高いですから撤退しても已む無し。
 ですが、微々とでも好転要素が発生したなら『まだ脈あり』です。そこを拡張発展させれば実る可能性はありますし、巧く回れば一気に報われ儲けもの。
 何よりも、そんな姿勢では何処のサイトに行っても無理です。同じ〝負のループ〟を繰り返すのが関の山。
 何もしない〝受身一点張り〟でフォロワー付けようなんて「アマ~~イ!(by初期スピードワゴン)」です。
 漠然とコンスタンス投稿だけしてりゃ同じ嗜好の人がフォロワーについて、その繰り返しでフォロワー総数が膨らみ、プラットフォームとして右手団扇にウハウハ回る?
「ンなワキャあない!(byタモさん)」
 ……何年計画の光源氏ですか。
 もしも、それを成そうとするなら、一見さんすら虜にするほどの抜きん出た〝実力〟が発揮されなければ無理……というか、それほどの唯一無二な実力があったら、そもそもSNSなんぞに依存せずしてプロになれていますw
 チト周りを見渡してみて下さい?
 同じ方向性の〈創作者〉どれだけいます?
 自分より上手な人、どれだけいます?
 でも、上がありゃ下もあり……で、貴方より〝下手な人(失礼w)〟も確かに結構それなりにいるはずです。
 で、そうした人でも、貴方より〝回っている〟ってのも珍しくはない。
「いいよなぁ……オマエは巧く回ってよ……どうせ俺なんか…………」とか〈仮面ライダーキックホッパー〉している場合じゃない!
 その〝差〟を分析してみて、自分に活かすのが先!

 さて、では何が違うのか?
 身も蓋も無く言えば〝実力云々〟よりも〝常態的流動層を掴めているか〟こそが核なんです。
 極論、それさえ掴めりゃ下手だろうがつまらなかろうが回ります(まぁ、私的に〝そんな在り方〟は御勧めしませんが)。
 これには〈運/流動機会との巡り合わせ〉という偶発的要素も大きいのですが、この〈運〉を掴むというのは論を巡らせても仕方がない。
 だって〈運〉だものwww
 だから、それを作為的に呼び込もうと試みるのが肝心──つまり『作戦』ですよね。
 これは〝擬似運〟と呼んでもいいし、或いは〝運の代替策〟と呼んでもいい。
 運を呼び込むのも実力──と、岸辺露伴も言っていたwww

 これは手前味噌みたいに思われるのがイヤなんですが……少し〝希望〟を持てる実体験の例を語ります。
 私だってFacebookもInstagramもスタート時はフォロワーゼロでした(当たり前)。投稿しても反応すら無く、読まれているかも懐疑的……不安と虚無感を募らせつつ、それでも続けた。たまに『いいね』がつけば1~3ヶだったとしても嬉しかった。でも、それは〝たまたまタイムラインで見た通りすがりの一見さん〟だからフォロワーになってもらえたワケでもないし、この時期には反応すらそうそう貰える事象でもなかった。
 それでも「もう自己満趣味域でいいや。やってりゃ、そのうち〝誰か〟の目には留まるでしょ」と捨て鉢に割り切って続けた。
 創作のみならず趣味投稿も日常ネタも……ほぼ毎日コンスタンスに投稿。
 とにかく「これはどうだ?」「この策はいけるか?」と試してみて、ようやく微かに回り始めたのは1年前後ですか。
 そして、約4年後の現状(2022.05.15付)──『Facebookフォロワー:1200強&インスタフォロワー:280強』になりました。自慢できるほどの大人数ではありませんが、コメントをやり取りする間柄も築けましたし、投稿すりゃ『いいね』も貰える(無論、返しもする)。もちろん『フォロバ流動のみを目当てにした一見層』や『出会い系』も含みますが、それは相対的に見ても3~4割前後でしょう。つまり、一応は〈プラットフォーム:発信基地〉として機能する地盤はキチンと築けた。
 或いはpixiv──コチラも投稿すれば意識して閲覧されるようになり、新規投稿が一晩でPV40~80人という数値を弾き出すのは常態化した。現状では『フォロワー:140/総PV:86456/総ブクマ:2806/総いいね:1387/総コメント:128』と、そこそこの結果を出せています。
 いずれのSNSも新規フォロワーや友達申請が数日~数週間に複数件発生しますし、明らかに〝私の投稿を意識的にチェックしてくれている固定層〟──つまり〈確実なファン層〉も獲得できた。
 無論〝諦めず根気に続けた〟だけで好転したワケではないですが、とりあえず〝続ける〟事で自己投稿スタイルを見直す機会になったり、またそこから『作戦』を模索する姿勢にも繋がったのは事実です。
 いや「たいした成績でもないのに自慢かよ!」じゃない。
 貴方にも〝その可能性〟は、全然充分眠っているという事。
 だって、私は〈特別な人間〉じゃないもの。
 今回は、そういう話。
 もう一度言うよ?
 何処もスタートから転機までは『ゼロ』だったんだからね?
 ええ、私は〈ウル●ラマンゼロ〉が大好きです(∑何の話だ!)。



 某SNSで『成功するコツ』を綴るコラムを少し見ましたが「此処はコンスタンスに投稿を続けていれば閲覧されるサイトだから根気よく続けてさえいれば必ず実る」という論もありました。
 けど、これまた「ンなワキャあない!(byタモさん)」
 それ、何処のSNSも一緒です。そこだけの特性じゃない。
 とりあえず『新規投稿』すれば、必ず〝何処かしら〟の〝誰かしら〟が不特定多数に見ています……タイムラインに上がるんだからw
 ええ、FacebookだろうがInstagramだろうがTwitterだろうが……。
 肝心なのは〝それ〟が〈結果〉として結び付いているかどうかで〝見られた〟からと言って〝フィードバックが確約された〟というのと同義ではない。
 多くは通りすがりの流し見さん。
「そうした中から一割程度でも付けばいいな……それが累積すれば……」という受身姿勢前提の発想がこの分析論であり、そもそも『成功』した立場だから言える主張であって〝それでも実らず足掻いている人〟の立ち位置に対して考察考慮に欠けている。実践的ではない。
 それに「続けていれば」と言うけれど、実ってない人は〝投稿していなかった〟ワケでもない。
 ま、一般投稿者には〝ろくすっぽ投稿すらしないで投げている〟というのもよく見ますが(この場合は実らなくて当然)、おそらく〈創作嗜好者〉は意欲的に投稿していたはず。
 だって〝発表したくて仕方ない輩〟だもの。
 自己創作を「見て見て~ ♪ 」と晒したい人種だし〝それ〟を目的として始めたはずだもの。
 そういう難儀な輩だもの(私含)。
 だけど『希望的観測に意気揚々と始めた』→『嬉々と投稿』→『反応皆無が続く』→『一人相撲の虚無感が募る』→『継続モチベ萎える』→『それでも気を保ち直して続ける』→『同じ』→『虚無感鬱積にモチベ消沈』→『投稿しなくなる』という図式で在ったはずなんです。
 うん〝投稿していなかった〟じゃなくて〝虚しくなって投稿しなくなった〟なのよ。
 だから、この「此処は続けていれば絶対実るサイト」という主張は、私的にナンセンス。
 確かに『コンスタンスに投稿を続ける』というのはスゴく大事な肝で絶対的な前提項目なんだけど『実らせるプロセス論』には至っていない。踏み込みが足りない。




 さて、では、どんな具体案か?
 複数あります。
 何なら、これらは複合活用した方が宜しい。

 まず大前提は『コンスタンス投稿を継続する』という事。
 ええ、先程否定した論です……が、これはスゴく大切。
 私が否定したのは『それだけで実る』という短絡的見解の方です。
 投稿自体はコンスタンス頻度が鉄則。
 毎日〝何かしら〟を投稿出来れば理想的ですが、出来なければ数日置きでもいいし、何なら週1程度でもいい。
 ですが〝しなくなってフェードアウト〟だけはダメ。
 先述したように、投稿していれば必ずタイムラインには上がりますから、当然〝その瞬間〟だけは〝何処かしらの誰かしら〟が不特定多数に〝見て〟います(反応は無くても)。
 これは「此処にいるよ」と声を上げているのと同じ。
 ええ、一発屋ブームが終わった後にプチ再ブレイクを果たした〈ジョイマン〉と同じ(微妙な表現すんなや)。
 だけど〝投稿しなくなる〟というのは、クラスの片隅でダンマリしたまま存在感を忘れられるのと一緒。何よりも本人自身の萎えが継続モチベの消沈化に拍車を掛けてしまう。
 これは殊に『長篇小説』を書いている人なら分かると思います。コンスタンスに執筆を続けないと次第に弛緩した甘えに書かなくなり、無様にフェードアウト未完に陥る危険性を孕む──それと一緒。
 私的持論ですが、創作の基礎中の基礎は『継続は力なり』です。それこそ「やってりゃ実る」……というよりも、私的な捉え方だと「やって来た事の累積が、後々何らかの形でフィードバックされる(思わぬ別形態であっても)」と言った方が正しい(例『凰太郎ヒーロー』『怪物詩篇/妖怪和歌』『サブカルコラム』等)。

 もしも、そのSNSに『下書保存機能』や『タイマー予約機能』が無料デフォならラッキーというもの。有り難く活用して、事前に数ネタ分のストックを仕込んでおくと楽です。
 私の場合はフリーWi-Fiスポット依存ですから、思い立ったらポチッとな……なんて更新は出来ない。そこで〈FANBOX〉を始めとした創作支援ブログに関してはタイマー可能なので、オフライン状況時に『メモ帳』に下書を認めて、使用予定の画像を専用フォルダに纏め、前以て登録作業簡略化の〝仕込み〟をしておきます。そして、アクセス時にコピペで一気に数ネタを完成ストックとする。この地道な累積で数週~数ヵ月分の投稿は事前に予定を確定していて、これにより『毎朝8時に更新』というコンスタンスペースを確立しているワケです。
 何も馬鹿正直に総てを『撮って出し』にする必要はない。
 計画性で〝仕込み〟をした方が楽だし息も続く。
 これは〈小説投稿サイト〉と全く同じ活用プロセス。

 ただし『連続投稿』に関しては注意が必要。
 いや、やってもいいし、出来ればやった方がいい……のですが〝それ〟に対して〝寛容なサイト性質〟と〝ウザがられるサイト性質〟があるから。これはサイト運営ではなく利用者性質の方。そこを見極めないと、逆に離れてしまう。
 例えば〈Facebook〉〈Instagram〉〈note〉〈pixiv〉なんかは比較的に連投ウェルカムです。むしろ「今日は手頃な娯楽がたくさんだ!」とばかりに喜ばれたりもする。
 ですが創作支援ブログなんかは、他の人を参考にしても、だいたい一人辺り1日1投稿ですね……多くても時間を置いての2~3ネタ。私も基本的には『毎朝8時に1ネタ投稿』で、イレギュラー的に告知なんかを追加で入れる場合でも昼とか夕方に間隔を開けるようにしています。




 次が『積極的に〝いいね〟やコメントに飛び込め』という点。
 コレ、意外と怠っている人が多いです。
 ですが、コレが、かなり重要。
「俺は肉をあげるヤツじゃなくて食う側になりたいんだ(byルフィ&ゾロ)」とか思うでしょうが、そんなん流動が実った後!w
 まずは貰う前にあげる!
 食べる前に飲む!(パンシロンみたいに言うなw)
 さっきから書いていますが、受動的に待っていても目に見えた好転なんか訪れません。仮に訪れたら棚ボタラッキーですが、まず無いです。
 さて、じゃあ、そんな状況で〝どうやって〟交遊関係を拡張できます?
 新たな人脈パイプを発掘します?
 はい『いいね』を活用です。
 手軽な「ポチッとな」の一手間で、好転の可能性が雲泥差です。

 まずは〝気に入った投稿〟に……というよりも「この人と交遊関係を築きたい! 距離詰めたい!」と思ったら、積極的に『いいね』をしましょう。
 ですが、本当は『コメント』の方が理想的です。
 貴方がそうであるように、投稿者は反応が嬉しいから逐一確認します。
 で、しつこく……じゃなかった、常連的に『いいね』すると「この人、毎回くれるけどファンなのかな?」と好意的に認識される。
 ですが、単に『いいね』だけでは〝その他大勢のフォロワー〟の一端としか認識されません。
 そこで『コメント』を御薦めするのです。
 基本的に投稿者は『コメント』に〝何かしらの対応〟は返します。当然、多いのはコメントレス(返答)ですが、そうじゃなくても『いいね返し』や『スタンプ』ぐらいはレスしてくれます。
 これにより互いの〝人間性〟が触れ合え、交遊関係が始まり、積み重ねで確固と築けていけます。
 同じ「累積すれば……」でも、コチラの方が速効性に在りますしフィードバックも大きい。
 仮に〈Facebook〉〈pixiv〉〈ノベルアップ+〉辺りなら、豊富な無料スタンプが用意されていますから、それのみを送るも善し。簡潔ながらもファンシーな雰囲気にやり取りが可能。
 いずれにしても〝貴方という個性〟を加味してアピールする事が大事。

 ですが、コメントは相手が不快に感じないよう気を払いましょう。
 当然ながら『ウンチクハナタカ優越くん』とか『上からマリコ』は厳禁。
「私もコレ好き」とか「分かるなぁ」とか〝共感〟を主体としたものがベター。
 もちろん「このアニメは私的にダメでした」とかも構いません(それも〝反応〟ですし)が、あくまでも「私的には」とやんわり仄めかす程度でいい。完全否定の主観押し付けはアウトです。相手にも〝フォローする余地:逃げ道〟を提供しないと〈イヤなヤツ/嫌いなヤツ/距離を置きたいヤツ〉になります。
 こういう流れに陥らないためにも『共感』と『マナー』と『適切な距離感』、コレが基本。
 少し踏み込んだコメントをやり取りできるようになるのは〝交流関係〟が確立してからです。
 現在、この方法で私が築いたコメント交遊は『軽い趣味話』のみならず『ちょっとしたツッコミ系ユーモア』なんかも出来るようになっています。
 これは関係の累積で〈私のキャラクター性〉を分かってもらえているから。
 これが無いのに『ツッコミ系』なんぞやったら、キチンと意図を汲まれず単なる〝自分本意でメンドクサイヤツ〟に終わります。
 相手の投稿に関与するというのは〝相手の家にお邪魔する〟のと同じです。親しくなれば弛緩に寛げる仲にもなりますが、初めてお邪魔した親しくもないお宅で『猥談バカ話ゲラゲラ』なんて出来ないでしょ? 卒無く行儀良く振る舞うよね?
 ウンチク披露とか持論を揚々と語りたければ、まずは『自己投稿』か『コラム』とかでやればいい。支持も嫌悪も自己責任……ですが、それを百も承知で自己完結に発信している分『無責任な上からマリコ』より遥かにマシだし有意義。
 ホント、オイラは蔑笑にウザがられてるんだろうな……この『つくろん』でwww

 で、此処で注意点!
 相手、ちゃんと〝返して〟くれていますか?
 いや、相手の投稿に対するコメントレスじゃなくて、貴方自身の投稿記事やマイページへの反応。
 早い話〝御返し〟をしてくれているか。
 これが無い人は〈テイカー:自己利益は嬉々ともらうけど相手には無関心で返さない人〉の気質だと思っていい。私はシンプルに「いいねくん扱い」と呼んでますけど(昭和風物〈アッシーくん/メッシーくん〉に近いポジションですな)。
 この場合は「創作者として繋がっている」とは言い難い。
 単に〝貴方が熱を上げている一方通行〟ですから、そこから建設的なフィードバックは発生しません。だって、相手には〝創作仲間意識〟とか無いもの。単なる〈いいねくん〉の一人だもの。
 ま、相手にも事情とかありますから、中には〝なかなか返せない人〟もいます。
 だから「絶対返せ」とか「即時対応しろ」とかは〝無理な人〟は無理。
 ですが、半年~1年前後を様子見して1件もフィードバックが無ければ、ハッキリ言って〈いいねくん〉でしかない可能性が高いです。
 この場合は思いきって建設的相互関係を諦めて身を退くか、或いはもう「この人の投稿が好きだからファンの一人でいいや」と割り切って最初から見返りを捨てるか……そのどちらかに振り切るのが賢明。
 何故、こんな事を指摘しておいたかというと、この点に対する〝見極めor割り切り〟が出来ていないと、次第に「こっちは逐一反応して盛り上げているのに返してくれないな……こっちの投稿は読んでもいないのかな……」と、これもまた悶々とした虚無感鬱積に繋がるからです。
 これは〝フィードバック等の具体的な損得勘定〟よりも〝貴方の継続モチベを建設的に維持するため〟と考えてほしい。
 その辺を割りきり出来るのであれば、別に〝見返り不必要フォロワー〟として繋がっていても構わないのです。

 と、偉そうに語っていますが……この点は私も言えた義理じゃないんですよね。
 と言うのも〈note〉〈pixiv〉に関しては〈テイカー〉に陥っているから。
 ですが、これは性格起因ではなく〝環境故にそうなってしまう〟んですけど。
 先述の通り、私はフリーWi-Fiスポット依存です。
 基本的に屋外公共施設で突っ立って『小説管理作業』『PVチェック』『更新下準備』をやるのが大前提──その後の余力でブログ系SNSの反応チェック&レス対応を行います。
 で、この基本必須作業だけで2~3時間は取られる……棒立ちでw
 ヘロヘロですし、足腰も死にますw
 そうなると〈Facebook〉〈Instagram〉はアプリという事もあって『タイムライン主体に開く使い易い仕様(レスポンスも早い)』で即時対応も(辛うじて)可能なんですが、Webサイトで管理している〈note〉〈pixiv〉はタイムラインチェックすら開くの重くて使いづらい仕様なんです。
 だから、無理。
 仮に自宅Wi-Fiが有るなら対応できるんですけどねぇ……両サイトのフォロワー様、ホント申し訳無い。




 さて、次。
 これも見落としがちな基本『ハッシュタグ』です。
 先述の『Instagram好転』は、この点に気付いて毎回付けるようになってから上向き傾向になりました。
 それ以降は現在でも〝何かしら〟必ず付けて投稿しています。
 しかも複数。
 ぶっちゃけ、そうした傾向が希薄なFacebookでは「いやオマエ付けすぎだろ」ぐらいに浮いてますw
 でも、いいんです。
 そんなトコで遠慮していたら実るもの実りませんから。
 一介の趣味投稿で終わるつもりなら切り売りでもいいですが、そもそも発信行為を自己創作流動に還元したくてやっているんですから。
 というかFacebook投稿者が意識皆無な傾向に在るだけで、他SNSでは〝とにかくタグを目一杯付ける〟なんざ当たり前の正攻法。
 創作進捗のみならず趣味投稿や日常ネタでも可能な限りハッシュタグは付けましょう。理想的には複数。
 まずは『貴方の意欲的な投稿活動』を知ってもらうのが先決。

 まあ、内容に無関係なタグを付けるのは「JAROって何じゃろ」なアンフェアなので賛成できませんが、肩先程度でも掠っていればOKと考えています。
 付けるタグは大別して『検索され易い人気タグ』と『投稿内容を強調集約した狭義的タグ』に分かれるとは思います。
 どちらが善いかは各個人で異なると思うので、そこは手探りでw
 ただ……私的に『●●と繋がりたい』ってタグは意味あるのかねえ?
 私自身も使った事はありますが、効果を発揮した実感は無いです。
 むしろ『創作』とか『小説』とか『イラスト』とか『スーパーヒーロー』とか『妖怪』とか『美少女』とか……狭義的ながらも断定したタグを付けた方が機能しているような気がしましたね。その方向性が好きな人は、結構意識的にチェックしますから。





 そして『投稿内容』です。
 おそらく「創作の為に始めたから」とか「創作プラットフォームにしたいから」とかで『自己創作進捗』ばかり上げている人も多いでしょう。
 ええ、いいんです。それでも。
 それを目的として始めたんですから。
 ですが『そればかり』では実ろうはずもない。
 だって、相手にしてみれば〝よくいる創作嗜好者の一人〟でしかないもの。
 まだ特別視に値していないもの。
 見渡せば海千山千有象無象だもの。
 ましてや『知らないマイナー作品』ばかり推しても共感できるはずもなく、単に「絵、上手いなぁ」とか「マニアックな考えを持っていて個性強いなぁ」程度の〝目の保養/一過的な読み捨て娯楽〟でしかない。
 だったら『知名度と世界観を万人が共有している商業作品』を投稿ネタにした方が「あーだよね」「こーだよね」と喜々に共感反応を示してくれる。
 うん? 侘しい?
 そうだよねw
 だって『自分の作品/自分の創作熱意/自分という〈創作者〉』を認知してほしくてやっているんですものね。
 でも、これが『現実』というプロセスです。

 じゃあ、どうするか?
 まずは〝貴方自身〟に興味と好感を抱いてもらうんです。
 早い話が、この部分に於いては〈創作嗜好者〉であろうがなかろうが一般投稿者と変わらないという事ですね。
 アニメでもバラエティーでもスポーツでも日常ネタでも風景写真でも映えでもいい。
 単に『自己創作アピールの一点張り』ではなく『普通の投稿』も均等的に織り交ぜて〝共感or関心〟を抱いてもらい〝波長が合う人との出会い〟を呼び込むんです。

 その上で『自己創作熱意』を乗せて推して関心を抱いて頂く。
 この形になった場合は『マイナーアマチュア作品』でも先述とは微妙にスタンスが異なってきます。
 それは『知っている人の作品』として認知される──つまり『貴方という人間の中身(の一端)』として見られますから、通常投稿と同感覚の延長に〝関心を抱いて投稿記事を読まれる〟という事。
 これは仮に〝軽い気持ちで読まれる〟としても〝流し見感覚の一見さん〟とは大きく意義が異なる。
 こうした中で『創作投稿』をしていくと情報累積に世界観共有認知もされていきますし「ああ、この人はガチで臨んでいるのだなぁ」と本気熱も伝わる……と、好意的に応援してくれる支持層にもなってもらえます。
 そうした交流を大切にして種火とすれば『創作投稿』を主体に推移しても成立しますし、やがて同様の関心を抱く人にも飛び火して支持層も増える……と。

 当時〈凰太郎ヒーロー〉なんざ『既存ヒーロー作品』に及びもしなかった──ですが、現在では「進捗ネタだ!」とばかりに喜ばれています。
 それは毎回〝いいねした人/ブクマした人〟を確認すると〝固定的な反応者〟がいる事で明らかですし、つまり、その人達は〈凰太郎ヒーロー〉のファン層という事。
 そして、牽いては『闇暦』等の他作品も延長的に関心を抱かれ、結果として『凰太郎創作活動』自体が好意的に受け入れられるようになりました。
 このように〝実る〟可能性は大きくあります。
 うん〝貴方〟にだって眠っている。





 最後に大きく見落とされがちな盲点。
 参加型企画には能動的且つ意欲的な姿勢で臨みましょう。
 小説投稿サイトなら『コンテスト』、Facebook等のSNSなら『趣味グループ』、その他には『企画もの』とかですね。
 例えば『コンテスト』なら、仮に入賞しなくても意義がある。
 その期間中は〝無関心にノーマークだった層〟にも読まれる機会と機能しますから。『企画もの』も然り。
 それで〝貴方の個性〟が琴線に訴えられれば、フォロワーになってもらえる可能性がある。

 そして『趣味グループ』ね。
 これは〈Facebook〉や〈Note〉等に備わっていますが、早い話が〈趣味サークル〉です。
 ただし〈Note〉は〝有料会員制〟なので、御勧めは無料&無制限で入れる〈Facebook〉かな?
 ハッキリ言って『趣味のサークル活動』以外の何物でもありませんが、これまで書いてきた事の総決算的な実践土壌です。
 つまり『興味惹く投稿』&『いいねorコメ』をコンスタンスに。
 何故って?
 交流関係を構築するフィードバックに即効性と還元率が高いからです。
 まだ実ってもいないマイページだけに固執して悶々と労力を注いでも、肝心の『外界と通じるパイプ』が無いワケですから、結果として受け身姿勢となってチト非効率。
 いくら〝自分〟を晒け出しても〝見てくれる人〟がいなければ意味が無い。
 そこで〈趣味サークル〉なワケです。
 そもそもが〝同じ趣味嗜好の集い〟ですから、当然、貴方の『趣味投稿』は多人数に関心を以て見られる。
 共感に〝いいね〟やコメントが貰える確率も、かなり高い。
 そうした中で〝個性〟を出して攻めましょう。
 何なら〝そこの名物キャラクター〟となるまでに!www
 そうした環境ですから自然体で〝交流〟は生じますし、上手く〝個性〟を発揮できれば〈貴方という存在そのもの〉も一気に多人数から認知される。
 まぁ、それでも多くの人は『グループ内だけの交流』と完結するのも常なんですが……中にはグループ関係を飛び越えてまでマイページに来て『友達申請』してくれる人もいます!
 無論、逆に貴方から〝気になる人〟へと『友達申請』をするのもアリです。
 ただ安穏と好転を待っているだけよりも、よほど効率がいい。
 何よりも、そうした〝充足感に足る場所〟があるだけで「楽しい」ですから『SNSライフを継続するモチベ』にも還元されます。


 ついでに、これは完全に独断ですが……参加するなら〈創作系グループ〉よりも〈趣味グループ〉の方が御勧めです。
 ええ、アニメとか映画とか……つまり『自己創作行為』から切り離した趣味域の別ジャンル。
 主な理由は、ふたつ。

 ひとつめは『基本的に〈創作者〉という生き物は〝自己創作〟以外に興味が無いので〝他者創作〟に対しては関心が薄い』という点。
 ですから〝喜々と見せっこ〟にはなりますが、貴方の創作フォロワーになるかと言えば、その確率はかなり低い。
 だって〈生み出す側〉であって〈消費側〉じゃないもの。
 他人の創作に一喜一憂するぐらいなら、自分で生み出すもの。
 そして、私達が欲しているのは〈消費側:フォロワー〉だもの。
 うん、非効率。
 そういうネタはマイページと創作投稿サイトで事足ります。

 ふたつめは『遮二無二な自己創作一点張りでは、やがて行き詰まる危険性が高い』という点。
 よく「自分は〈創作者〉だから、オリジナル創作だけで押すんだ!」的にこだわる人も見ますが、回っているならともかく、回ってもいないのに要らないイミフプライドは御捨てなさい。
 それ、邪魔だからwww
 そんなん声高に抱えるのは〝実ってから〟です……或いは創作投稿サイトで〈創作者〉として勝負に臨んでいる時だけで充分。
 そして、基本的にブログ型SNSは『創作者として勝負するべき戦場』ではない(そこを履き違えている人も多いけど)。あくまでも〈プラットフォーム:発信基地〉に過ぎません。私達が勝負すべき戦場は〈創作系投稿サイト〉の方。
 実際、フェードアウトした創作嗜好者達を鑑みれば、多くは〝それ〟を理念と掲げていて〝それ〟が行き詰まる(上手く回らない)と消えていっている……そりゃ〝それ〟一点張りなんだから、いざ〝それ〟が機能しなくなれば〝何〟も無い。
 一方、実っていた上で『創作者の自覚自認に在る人』を見れば、こういう『いびつさ』に無い人が多い印象にあります。
 うん、もっと肩の力を抜いてフランクに自由です。
 好きなアニメとか旅行とか風景写真とか映えとか料理とか日常ネタとか……普通の投稿を自己創作と同等の『持ちネタ』としてやっている。ま、版権画像は著作権侵害を警戒に『拾い画』を避けて『二次創作イラスト』が多いですけれど。
 ともかく『自己創作一点張り』ではないからこそ息長くSNSライフを続けられているようですし、ともすれば〝本人自身のキャラクター性による魅力〟と機能していますから一般層との交遊流動にも結実している。

 最後のみっつめは(∑ふたつじゃねーのかよ!w)……単純に〈趣味人〉に染まりたい時ってあるでしょ? 気兼ね無く思い切り?
 これね、無関係じゃないよ?
 そうした『開放』が無いと、次第に悶々と『いびつな在り方』になっていきます……先述の項目と被るけど。
 そして、そうした鬱積が常態化すると、これまた虚無感に苛まされて「つまらなく」なる……と、継続モチベが死ぬ。
 だから、そうした『開放』を気兼ね無く発散するための……まぁ〝保険〟的な場所ですかね。

 いずれにしても再三示してきたように『自己創作推し』以前に大きいのは〝貴方自身の個性や人間性に興味や好感を抱いてもらう事〟です。
 主体と据えたい『創作推し』は、実は〝その次に据える段階〟と考えた方がいい。

 うん?
「自己創作以外に主張できる武器なんて無いよ……」って?
 んなワケなかろーもんwww
 単一的要素だけで構築された人間なんておりゃせんばい?
 そりゃあ、おんしが〝自分〟に気付いていないところがあるだけじゃきに。
 改めて見つめ直して探してみんしゃい?
 きっと〝何かしら〟同等のものが眠っているはずじゃけんのぅ?(何県民だオマエ?)
 そう思うだけで、オラわくわくすっぞ?(何で悟空さんだ……)
 おいどんは阿蘇山大噴火たーーい!(∑何でキレンジャーだーーッ?)


 さて、私的に『自己主張方法に於いて参考勉強になるSNS』を推しておきます。
 それは〈Instagram〉です。
 冒頭でも述べましたが、私は〈Facebook〉〈Instagram〉〈note〉〈pixiv〉とやっています。
 それらを比較に見ると(創作嗜好者特化性質の〈pixiv〉は除くとして)、実は〈Instagram〉の投稿者は『自分なりの表現スタイル』というものに真っ向から臨んで試行錯誤に挑戦している層が圧倒的に多い。結構「考えたなぁ」と感嘆する人もいます。
 非常に〝自己表現に挑戦的姿勢〟が多い。
 もちろん定番の『イラスト』『フィギュアフォト』『風景写真』『映画論』等もありますが……私的主観承知で言うなら、どれも他SNSに比べて『頭ひとつ抜けたレベルの高さ』を感じます。
 しかも、いずれも独自の『持ちネタスタイル:武器』と成立させている人ばかりです。
 要するに(殊に同コンセプトSNSの〈LINE〉と比較すれば)『創作表現者志向』が本格的に強く、また漠然と投稿しているだけではなく『確立すべく試行錯誤の努力』をしている。
 まぁ、私が〝そういう巡り会わせ〟に恵まれただけかもしれませんが……ともかく『建設的勉強』になりますし『建設的刺激』にもなっています。
 もしも興味が生じたのなら、軽く様子見感覚でもいいので利用者登録をしてもいいかもしれません(どうせ無料ですしね)。
 運良くそうした層と出会えたなら、非常に勉強となりますし、良い刺激にもなりますから。



 さて、思いの外に『つくろん』史上過去最大の文字数長文になったので、そろそろ締め括りw
 うん、ともかくね?
 がんばれ!
 まずは模索してから傾向を見極めてみましょう。
 そして、視野は広く。
「回らなくて虚しいから辞めた」とか言う前に、まずは「鳴かぬなら鳴かせてみせよう中目黒」の姿勢です(……違ぇよ)。
 おいどんは阿蘇山大噴火たーーい!(∑だから! 何でキレンジャーッ?)



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