第12話

文字数 385文字

屋上をのぞいてみる。

(久しぶりだな……。屋上)

(……今日はいつもより遅い時間だから、もう真っ暗だな……。



……高宮先輩、一体なんの用だろ……。




……うーん……暗くて怖いから、



あんまり外出たくない感じなんだけど……)




そんな感じでしばらく入り口付近で立ち止まっていると、




突然後ろから、どんっと背中を押されてしまった。






私は屋上の地面に倒れる……。

な……



反射的に押された方を向くと、




3人の女子が怖い顔をして睨んでいた。


お前、高宮先輩に告白されたろ。



付き合うとかいうなよ!




もし付き合ったりしたら



こんなもんじゃすまないからな!


そういって女子はバタンと扉を閉めると、




ガチャリという音を鳴らして去って行った。


(え、うそ……



鍵、かけられた……?)

ドアノブをガチャガチャと動かしてみるが開かない。

(そんな……)

どんどんと扉をたたいてみたが、返事はない。




……どうやら屋上に置き去りにされたようだ。

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登場人物紹介

ゆずか

屋上の彼

みつき

しょうた

女子生徒

誰かの影

ゆずか

ゆずか

ゆずか

屋上の彼

屋上の彼

屋上の彼

屋上の彼

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