第6話

文字数 350文字

私は覚悟を決めて、ばっと屋上に飛び出した。

……!
……彼がこちらをみて驚く。

(え、え、なんか驚いてる……?



ど、どうしよう、無言に耐えられない、


な、なにか言わなきゃ……)

あ、あの……どうしていつもこんなところにいるんですか?


……何かを待っているみたいに

……

突然抱きしめてくる彼。


(え、え……なにごと……)

よかった……まだ無事だったんだ……


え……?

……いいか、よく聞けよ。



ここにはきちゃだめだ。



もう絶対くるなよ。



いいな。

え……。



それってどういう……

顔を上げると彼が姿を消していく。



今度は間違いなく、目の前で彼は消えた。

(あ、あわわ……。



消えた……。



ゆ、幽霊……??



やっぱり幽霊だったの……!!?)


私はへたへたとその場に座り込んだ。

(……でも、抱きよせられたとき、彼の体は、


確かに温かかったと思ったのに……)

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登場人物紹介

ゆずか

屋上の彼

みつき

しょうた

女子生徒

誰かの影

ゆずか

ゆずか

ゆずか

屋上の彼

屋上の彼

屋上の彼

屋上の彼

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