第16話
文字数 523文字
でもお前の事故のことを聞かされたのは、9歳の時で……。
それからなんどもこの日の前後に、タイムワープしてた。
でも、子供の体じゃお前の体を支えきれなくて……。
ずっとお前を支えきれる大人の体が欲しかった……。
何度も助けようとしてくれる男の子。
そして屋上から落ちてしまう私と男の子……。
なぜか12月にお前の病室に行くと、ここに飛ばされてた。
でもタイムワープできるのはいいけど、何故かここにしかタイムワープできなくて。
何も持ってこれないし、お前以外とは会話ができないし……。
記憶もなぜか元の世界に戻ると失くしちゃって。
いつもこっちにきて慌てることになってた。
抱きしめてくる翔太君。