第1話
文字数 308文字
（このところ、ずっと繰り返し見る夢。
なぜだか分からないけれど、
私は、あやまって、学校の屋上からおちてしまう。
それを、いつも誰かが助けようとしてくれるんだけど、
その助けようとした人も、一緒におちてしまう。
……そんな夢）
（助けようとしてくれる人はいつも同じ気がする。
だけど誰だか思い出せないの。
私はどうして屋上からおちてしまうの……？
助けてくれる人は誰……？）
（それ以来、
なんとなく気になって屋上に足を運ぶようになったけれど、
立ち入り禁止の為、あまり人が出入りしないせいか、ほこりがたまっていたり、
あからさまに階段の踊り場が物置状態になっていたりする他は、
特に変わったところは見つからない）
（やっぱり、ただの夢なのかな）
