第98話 断ち切れない鎖 5 ~ 花会話 ~ Aパート

文字数 7,393文字


 兄妹そろってどうにもこのままだと良くないなと思いながらも、優珠希ちゃんより私の方が一つ先輩なのだからと抗議の声を上げる私の心の声を、何とか理性で宥めながらバスに揺られる。
 そのバスの中、さっき私を丸め込めたことが本当に嬉しかったのか、無言ではあったけれどその雰囲気は、私が今まで感じた事が無いくらいに華やかな雰囲気を醸し出していた。
 一方私はこれ以上は大人げないと気分を切り替えて、これがいつも御国さんが通う時に目にする光景なのかと優珠希ちゃんに案内される道中。やがて目的の停留所に着いたのかバスを降りた時に妹さんから、
「いい? このまえもゆったけど、今日はわたしと佳奈がアンタを招待するから。アンタはわたし達のお客さんだから、そこだけは弁えなさいよ。後、佳奈の事について学校での事、不用意な事は特におばさんの前では絶対に口にしないで。その二つを約束してくれないと、佳奈と喧嘩する事になったとしてもここから先は案内しない」
 さっきまでの華やかさ漂う空気とは違う、敵意では無いけれど優珠希ちゃんから私に向かって突き刺すような雰囲気を感じる。
「それって部活での事や、まだ私が知らないであろう事情なんかも含まれているの?」

 だから私もここから先は気持ちを切り替える。
「そうよ。今日のアンタは友達

。昨日の放課後の事は何の関係もなく、ただわたし達が困ってたところを助けてくれた恩人。だからそれに感謝してわたし達はアンタを招待する。それで良いわね」
「つまり、昨日の事も含めて御国さんも優珠希ちゃん

、学校では問題無く楽しくやっているって事だね」
 よく考えなくても知り合って日も浅いし、そんなにゆっくり喋る機会が無かったから、御国さんについて知らない事がほとんどなのだ。
「じゃあ行くわよ」
 私の確認で問題無かったのか、優珠希ちゃんが一つ首を縦に振って私を案内してくれる。


『お花の御国(くに)
「えっと。ここで良いんだよね?」
 店子って言っていたから、お花屋さんのお店で店番か何かをしているのかと思ったのだけれど、普通の一軒家と言うか、何かのビルの一階入り口と言う雰囲気だ。間違っても私が普段思い描いているようなお花屋さんとは雰囲気も佇まいも似つかない。
「中に入れば分かるわよ」
 私の問いにそっけなく答えるけれど、その表情は何かのいたずらをしているかの表情に――
「……植物園?」
 優珠希ちゃんの顔色を窺いながらドアを開けるとそこには、私の想像とはまるでかけ離れた世界が広がっていた。
 建物の内部には普通のお花屋さんで見かけるような、商品化されたお花セットや、植木鉢やなんやらに植えられた色とりどりのお花などは全く見当たらない。
 その代わり、店内は昼間にも関わらず少しだけ薄暗い上に、植物の環境を考えてなのか湿度も少し外より高めだ。そこに観葉植物とでも言うのだろうか、かなり背の高い植物や、何の植物かは分からないけれど、いくつかの植物が、吹き抜けになっているのか、かなり上の方まで壁面に這うように、出っ張りや二階に上がる階段の手すりに絡まるようにして蔦や蔓が思い思いに伸びているのが目に入る。
 その中にはまるで木そのものなのかと思うくらいの太さの茎の植物まで、店内に売り物としてなのか、陳列されている。
「いらっしゃい。ざわざわ来てもろてありがとうございます」
 私が店内と言うか建物の中の雰囲気に驚いていると、この雰囲気とは似ても似つかない色とりどりの花がプリントされたエプロンを身に着けた御国さんが、私を出迎えてくれながら、藤の花が描かれたポストカードを私に渡してくれる。
「えっと。これ、私にくれるの?」
「はい。今日来てくれはった岡本先輩に対するウチらからの感謝の気持ちです」
 そう言って嬉しそうに私に説明してくれる。
「ありがとう。大切にするね」
 キレイにプリントされた藤の花のポストカードを受け取ってお礼を口にしたのだけれど、
「佳奈。このオンナには品が無いから無駄よ」
 優珠希ちゃんは呆れ気味に、
「優珠ちゃん。そんな事言うたらあかんやん。そんな事言う優珠ちゃんには“ごぼう”で十分やな」
 御国さんは苦笑いを浮かべた後、優珠希ちゃんに“ごぼう”を渡すと言う。
 それを嫌そうに断る妹さんを横目に、店内と言うのか、吹き抜けになっている天井の高い建物の内部を改めてじっくり見せてもらうも、大小・高低様々な緑色の植物が所狭しと並べられている。それでもって思い思いに蔦や蔓を伸ばしているその雰囲気は、まるで朽ち果てたお城に徐々に植物が侵食しつつあるかのような雰囲気と言うのが一番近いかもしれない。
 所々にある採光窓から漏れる陽が余計にそう言う雰囲気を感じさせるのに、ひと役も二役も買っている気がする。まるで緑のトンネルならぬ、植物の箱と言ったところか。
 この中にいるとマイナスイオンをたくさん浴びることも出来そうだ。それに、この雰囲気はこの前優希君に連れて行ってもらったデートの雰囲気に似通っている気がする。
「取り敢えず二階へ上がって下さい。そこで飲み物でもご馳走しますんで――おかあさーん。友達来たから二階の席に案内すんでー!」
「ほな店の事はお母さんしとくさかい、佳奈はせっかく来てくれはったお友達とゆっくりしいやー」
 御国さんに案内されて二階に上る時でも、さっき見ていた蔦が手すりに絡まるようにして伸びているから、歩きにくい……と言うより、見ごたえを感じる。
 ところが一転、二階に上がると、植物と蔦に阻まれて見えなかっただけなのか、そこそこの広さのある奥行きの木張りのフロアに、色とりどりの花がまぶしくなるくらい所狭しと、こちらは大小さまざまな植木鉢に植えられている植物が並べられているのが目に入る。
 まるで迷い込んだ森の中にある、ひそやかな楽園の中に咲くお花畑と言った感じだ。
「この花って売り物? それとも観賞用なの?」
 妹さんと御国さんが何かを話していたみたいだったけれど、こんなお花屋さん見た事が無い。
「アンタねぇ。恥ずかしいから普通にしててよ」
「かまへんよ。そこまで気に入ってもろてウチも嬉しいし。ちなみにこの辺りのお花は全部売りもんです」
 並べられた植木鉢で作られた通路を指さしながら、御国さんが答えてくれる。その上壁面には植物ごとの特性で分けて陳列されているのか、陽の全く当たらない場所にひな壇になった何かの植物。
 また別の場所にあるひな壇には、多湿環境での植物を固めているのか、絶えず水か何かが噴霧されているひな壇も目に入る。
「そしたら手前のテーブルに腰掛けて下さい。何かお飲み物をお持ちしますけど、何が良いですか?」
 いくつかのひな壇を見ながら植木鉢で出来た通路を歩いていると、簡単な仕切りで覆われたテーブル席へ案内される。
「えっとここってお花屋さんで良いんだよね?」
 何でお花屋さんで飲み物が出て来るのか、これじゃあまるで喫茶店と同じだ。しかも、この簡単な仕切りで覆われたテーブル席。今度は生ける植物ではなくて、人が触っても大丈夫なように作り物の植物、言わば造花のようなものが仕切りに蔓を絡ませるようにして這っている。
「ええもちろんです――ようこそ! 植物喫茶御国(しょくぶつきっさみぐに)へ」
 そう言って腰から綺麗に曲げて、お辞儀をする御国さん。
「じゃあわたしは

のコーヒーで」
「……岡本先輩は何にされますか? メニューはありませんが大体の物はご提供できますよ」
 私が御国さんの堂に入った姿や、ここが喫茶店にもなっている事に驚いていると、苦笑いしながら私を促してくる。
「あ。ごめんね。暖かいココアがあったらそれをお願いしても?」
 私は妹さんに少し遅れてお願いすると、
「アンタ。結構お子様な味覚なのね」
 何故か勝ち誇ったような表情を見せる優珠希ちゃん――ひょっとして今度は私が優珠希ちゃんに喧嘩を売られたのか。
「ほな優珠ちゃんには、

の“砂糖がたっぷり入った”コーヒーで『ちょっと佳奈っ!』――かしこまりました」
 植物の仕切りに囲まれたテーブル席、薄暗いのかなって思いもしたけれど、採光窓から漏れてくる陽のおかげで、良い感じに明るいし、テーブルにも何かの植物が人差し指くらいの水瓶に飾られているけれど手狭まさも感じない。
 まるで森林の中で飲む喫茶店みたいだ。
「……何よ。ゆいたい事があるならハッキリ言いなさいよ」
「ごめん。まわりの植物と言うかお店? の雰囲気を楽しんでいて、ちゃんとは聞いていなかったんだけれど、私がお子様の味覚で、優珠希ちゃんのお砂糖たっぷりのコーヒーが何だっけ?」
 ココアは朱先輩と一緒の時は必ず飲む、私にとってはとても温かくて優しい飲み物。これくらいはし返しても良いと思う。
 私だって妹さんの思い通りにばかりなっていては後々困るのだ。
「……何がちゃんと聞いてないよ。むしろ全部聞いて覚えてるんじゃない。アンタそんなにわたしと喧嘩したいの?」
 私の反応に噛みつくのは良いけれど、どう聞いても今回は妹さんの方から仕掛けて来たよね。
「それ。言ったの御国さんよね?」
「佳奈は良いのよ。それを分かった上で喧嘩売ってきたアンタにわたしはムカついてるのよ」

 そして優希君同様、御国さんの事も即答する妹さん。優希君相手だと中々隙が無くて今後も大変そうだけれど、優珠希ちゃんはそうでもなさそうだ。私が妹さんに微笑みかけると、
「アンタまさかお兄ちゃんだけじゃなくて、佳奈の名前も出せばわたしを手玉に取れるだなんて思ってないでしょうね」
 私に半眼を向ける妹さん。
「……そんな、事は無いよ? ただ御国さんの事をとても大切にしているんだなって思っただけだよ」
 まあ、今妹さんが自ら教えてくれた事は今後の為に覚えておくとして。
「ちょっと今の間と、疑問形は何なの――」
「――はい。お待たせしました。こちらがほっとココアになります」
 そう言いながらウェイトレスさながらの手さばきで、ソーサーの上にカップを置く……お……く。
「んで優珠ちゃんには“砂糖たっぷりの”コーヒーと、お好みでミルクを入れて下さいね」
 私の中で全てが繋がった事に気付いていない御国さんが、妹さんの分の準備も終えてエプロンを取り、自分の分のジュースを手に、テーブル席に腰掛ける。
「なんかウチのオカ――あさんが、岡本先輩に挨拶したい言うて、後で顔見せに来る言うてます」
 私が考え事をしている事をよそに、ただ一人の友達として来ただけなのに、お母さんから頼まれたのか御国さんが伝言みたいな形で伝えてくれる。
「なんか忙しいのに気を遣わせちゃってごめんね」
「そうよ。こんなオンナなんかに挨拶なんて必要ないってゆっといた方が良いって」
“甘い”コーヒーを根に持っているのか、いつも通り私に対しては辛辣な態度を取るのだけれど、
「あれ? 今日は優珠ちゃんミルクはいらんの?」
 どうも今日は御国さんが私についてくれているみたいで、優珠希ちゃんの辛辣な態度が続かない。
「……何ゆってるのよ。わたしいつもミルクなんて入れないじゃない。そうゆう誤解を招くような言い方してると怒るわよ」
 明らかに私を意識しながら取り繕おうとする妹さん。
「そうやったんやね。ごめん今まで気付かんで。じゃあ今度からはミルク無しのブラックで用意するな」
「……」
 苦笑い気味の御国さんに、恨めしそうな視線を送る優珠希ちゃん。本当にお互いの事を分かった上でのやりとり。
 こう言う一場面からでも二人の親密度というか、仲の良さを伺う事が出来る。
「佳奈。お客さんで来てくれはるお友達にそんなイジワルしたらあかんやんか――遠慮せんでええから、いつもみたいに足りひんかったら言うてくれたらもっと持って来るさかいな」
 更にその後ろから御国さんのお母さんらしき人が、顔ならぬ腕を出して改めて妹さんの目の前にミルクを置くのを、
「……」
 顔を赤くした妹さんが固まって見ているから、
「せっかくなんだから

、ご厚意に甘えたら良いんじゃないかな?」
 私が助け舟を出すと
「お母さんの方がイジワルやって。もうここはええから他のお客さん待たせたらあかんやろ」
 お母さんを追い出そうとする御国さん。嬉しそうではあるけれどやっぱり自分の親と友達が会うのは恥ずかしいみたいだ。
 一方で妹さんの方は、もうどう言い繕ってもいつもたくさんの砂糖とミルクを入れているのは丸分かりだし、
「ははっ」
 私の前だからなのか、さんざん人には取り繕う事はしない、そんな人間は信用できないと、許せないと言っていた人間が取り繕おうとしている事がおかしくて思わず笑い声をあげてしまう。
「アンタ! 帰り、覚えておきなさいよ」
 当然そうなると私に対して射殺さんとばかりの視線を妹さんから貰うのだけれど、
「申し遅れました。私が佳奈の母親です」
「同じ学校の岡本です。今日は御国さんにお誘い頂きましたけれど、とてもいい雰囲気のお店ですね。私、今日までお花屋さんってお花を買うだけのお店だと思っていました」
 御国さんのお母さんによって、それも止められてしまう。
「そんな事ないですよ。ウチは植物好きのお客さんが、リラックスして寛げるように言うて主人が動物カフェを真似て作っただけやさかい、岡本さんの認識が普通やと思います」
 確かにたまにではあるけれど、動物カフェや、ネコカフェなんて喫茶店があると言うことくらいは聞いた事はある。
「それに植物は動物と違って保健所への申請とかはいらんから。ただ植物には虫がたくさん寄って来るさかい、違うところに気を遣わんとあかんのですけどね」
 そして動物カフェとの違いも合わせて説明してくれる。
「ついでに言うと、1階を植物、2階に花を置いてるんは、にぎやかな場所に咲く花は元気やさかい。色が綺麗やったり、良い匂いを出したりするから言うのもあります」
 その上御国さん自身も説明を追加してくれる。
「後、ウチはどんな花でも造る事が出来るさかい、なんかあったら声かけてくれたら嬉しいわぁ」
 けれど、
「お花を造るって?」
 気良く説明してくれている御国さん親子の話の腰を折りたくなかった私は、優珠希ちゃんに聞くと、
「卒業式とか、結婚式の時に渡す花束とか、会場で設置されている花束を造るってゆう事よ」
 瞳自体は半眼ではあったけれど、優珠希ちゃんにも私の気持ちが伝わったのかすんなりと答えてもらえる。
「そうなんや。ウチのお母さん。フローリスト検定1級を持ってるからどんな花束でも造れるんです」
 そして、また私の知らない言葉が出て来る。
「フローリスト検定って?」
「アンタねぇ。少しくらいは自分で調べなさいよ」
 さっきと同じように聞いたのに今度は足蹴にされてしまう。
「まあ細かい事はええとして、お花の事で困った事があったら何でも相談乗るさかい、その時は気軽に声かけて下さいね」
 一通りの事を説明したところで、他のお客さんに呼ばれてしまった御国さんのお母さんがそのまま離席してしまう。
「ウチも目指してるんやけど、学校行きながらやと結構エラいわ」
 その後、一言零して溜息をつく御国さん。学校にいる時とやっぱりだいぶ雰囲気が違う。
「何ゆってるのよ。それでも三級までは取ったじゃない」
 そして二人の話の腰を折らない様に、一通り話し終えるのを待ってから、さっき私中でつながった事を、近くに誰もいない事を確認してから御国さんに思い切って確認をする。
「あのさ。全然関係ない話で悪いんだけれど、さっきの御国さんのウェイトレス姿を見て、バイトしていると勘違いしたって事は無いかな?」
「……」
 どうやってあの雪野さんの友達らしきサッカー部の男子が、御国さんがバイトしていると思い込んだのか。
「勘違いってウチが厨房に立つ訳でも無いし、いつも制服とか私服の上からエプロンをひっかけるだけですよ」
「……アンタ。さっきわたしのゆった事、反故にするつもり?」
 御国さんは答えてくれるけれど、案の定妹さんからはきつい視線と言葉を貰う。
 だけれど、どうしてもこんなにも良い子の御国さんが、このまま言われっぱなしと言うのは納得が行かないのだ。
「別にそんなつもりはないけれど。もしこの話が駄目なら今日はもう止めておくよ」
 でも妹さんの言う通り、今日は御国さんと妹さんの客さんとして来たのであって、友達として来たわけじゃ


 だとすれば友達でも無いのに、他人のプライベートにずけずけと踏み込むような質問はやっぱり辞めるべきなのだ。
「……アンタが何を考えているのかは知らないけど、あの男がこんな品の良い店に来るわけないじゃない」
 ――帰り、話あるから――
 結局御国さんのお母さんにまで言われてしまったから、開き直ったのか私がびっくりするくらいの砂糖とミルクを入れた、コーヒーみたいな何かを飲みながら、私の質問に答えてくれる優珠希ちゃん……まあ後で怒られるのは必至だろうけれど。
「ウチもあんな男子店で見た事ないです」
 まあ、園芸の事を散々軽んずる発言と態度をして、見せているのだからやっぱりそれは無いのか。
「岡本先輩。もうええですから。先輩と知り合いになれただけでもウチとしては十分プラスなんで、ここで暗い話は辞めましょう。お花さんにとってもええ事ないですし」
 御国さんに言われて、以前御国さんがお花に話しかけていた事を思い出す。


 その後は店の事、更に驚いた事に結婚式なんかで使われる手持ちのブーケ、ラウンドブーケ・スクラッチブーケなんかも御国さん自身が作れることを教えてもらって宴もたけなわ。
 疑似的とは言えもう少し緑の中にいたかったのだけれど、あまり遅くまでお邪魔してお店の迷惑になってはいけないと言う事もあって、妹さんと一緒にお(いとま)させてもらう事にする。
「今日は忙しい中ウチのお店に来てもろてありがとうございました。良かったらまた優珠ちゃんと一緒に来て下さい」
「この子、訛りは強いけどええ子やさかいこれからも仲ようしたって下さい」
「いえ、こちらこそ居心地が良かったからと言って長居をしてしまいご迷惑をおかけしました――御国さん。また学校でね」
 御国さん親子に見送られる形で私と妹さんは学校近くの公園まで一度戻る。

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