第95話 お礼参り ~ 大切な親友の為に ~ Aパート

文字数 7,334文字


 初めはどうなるかと思った二者面談。先生の先生としての純粋な憧れ。夢と現実の差。そこに介在する純粋なままではいられない事情。
 そして私に向けられていた視線の意味……と、いつからかはもう分らない、私に対する純真とも言える不器用な気持ち。
 気持ちは確かに口にはしてもらってないけれど、先生の気持ちは確かに伝わったから、私から改めて聞くつもりはない。
 ただ、その気持ちは同じ人間だから、前から何度も口にしている通り、強制は出来ないし、してはいけないと思う。
 ……だって、この国は、人は、本来自由恋愛のはずだから。

 少し話は逸れてしまったけれど、先生のさらけ出してくれた本音に触れて思った事は、今まで隙間が出来た分の《視点の違い》があったから見えなくなっていただけで、やっぱり私の知っている話しやすくて頼れる先生だった。
 だったらやっぱり先生にも笑顔でいて欲しい。むしろ夢を持って追いかける私たちにとって、夢を掴んだはずの先生が笑顔になれていない、泣き笑いのような笑顔しか出せないと言うのは間違っていると私は、思うのだ。
 今、先生の立場が苦しかったとしても私にとっては頼れる先生だって事には変わりは無かったのだから、今からはまた、先生の味方でありたいと心からそう思う。

 だから、再び頼れる先生として自信と笑顔を取り戻せるように、私たち生徒がいてこその先生だと、生徒に寄り添ってくれる先生でいてもらえるように、私は咲夜さんと実祝さんをお願いした。
 私は笑顔に関しては欲張りだから、その上で実祝さんと咲夜さんが仲良くなって、あわよくば“親友”と呼べるまでの間柄になってもらえる事までを期待してしまう。

 私と実祝さんもまた友達なのだ。だから実祝さんとの喧嘩の邪魔は誰にもさせるつもりは無いし、間に入れさせるつもりもない。
 これだけは相手が先生であろうが、咲夜さんであろうが関係ない。誰がなんて言おうと、実祝さんのお姉さんが言ってくれたのだから、私は考えを変えるつもりはない。

 そして最後に。咲夜さんと実祝さんを任せたのだから、そこに関係のある2つの女子グループの事も先生にお任せしたい。
 もちろん任せたからと言ってそれでほったらかしにするつもりはない。今まで通り私も我慢出来なければ口も出すし、手も出すと思う。そして、その先が蒼ちゃんの前腕につけられたアザに繋がっているとすれば……


「先週の金曜日のあの生意気な態度はどうしたんだよ」
「優珠ちゃん。ウチの事はええさかい、もう帰ってーな。でないとお兄さんが心配してまうって」
 昨日の言葉が気になっていた私が、念のために園芸部に立ち寄ってから帰ろうと足を向けたところで、ちょっと信じられない光景を目にする。
「分かった。ウチ部活辞めるさかい、これ以上優珠ちゃんに酷い事せんとって!」
「何……ゆってるのよ。わたしたちは……何も……悪い事はしてないのよ」
「せやかてっ!」
 本当はもう少し話を聞いて、決定的な言葉を口にするまで待ちたかったのだけれど、私は穂高先生程冷静にはなれないし、そこまで腹黒くもなれない。
 それくらい優珠希ちゃんと御国さんが追い込まれていた。
 だから私はわざと足音を大きく立てて、その場にいる六人全員に私の存在を知らしめる。
 そして四人の顔ぶれを見た時、私は心の中で大きく喜ぶ。
「これは何? どういう事? どうなっているの?」
 だけれど喜んでばかりもいられないと言うか、喜びなんて一瞬で吹っ飛んでしまう。
 だって、四人の内二人は気の弱そうな御国さんを羽交い絞めにしてて、残る二人がそれぞれ優珠希ちゃんと御国さんをいたぶっているようにしか見えなかったから。
 こんな状況を見て私の怒りがせり上がって来ない訳がない。
「アンタ! 関係無いんだからさっさと引っ込んで帰『おいおい、売女(ばいた)みたいな恰好の上に、

に対する口の利き方も教育っか?』――っ」
 そう言いながら妹さんの顔を平手打ちする、私と同学年らしい女生徒。それを見て5年前、蒼ちゃんの事をからかい続けていた男子の事を思い出しながら、本当に、本当に久々に止まらないんだろうなと悟る。
 それくらい、この状況にはらわたが煮えくり返っている。
 あれほど何度も、何度も……私の友達に手を出すなと、オイタをするなと、直接言ったり、咲夜さんを通して言ったり、蒼ちゃんとの現場を見てしまった放課後にも、本当にしつこいくらいに警告をしたはずなのに
 ――愛ちゃんは駄目だよ。蒼依の夢にこの先は必要ないけど、
               愛ちゃんは今もそのために頑張ってるんだから――
 蒼ちゃんの言葉が頭をよぎるけれど、叩かれたのか、他にも何かをされたのか、御国さんの顔も赤くなっていて、制服も所々薄汚れている。そして妹さんに至っては、さっきも平手打ちを貰っていた上に手首を掴み上げられて、屋外での園芸部の活動場所。女同士とは言えもう制服の意味をほとんど成していない。この状況下で男子生徒が来てしまったらどうなってしまうのか。
 この状況を見て冷静でいられる程私は人間が出来ているわけじゃない。服装こそあんなだけれど、その所作と言うか、そう言った女性らしさと言うのは、こっちが恥じ入るくらいには綺麗で上品なのだ。
「私、あんたに聞いたんだけれど。どうして分かっていて無視すんの?」
 私は声の高さを下げて、私の足を蹴った女生徒の前まで行く。
「アンタ。そいつの知り合いなの――」
「――お前、こいつがいたら本当に何にも出来ないんだな」
 優珠希ちゃんの言葉にかぶせるようにして、学校指定のローファーの踵部分で優珠希ちゃんのつま先部分を踏みつける。
「どうだ? お友達を痛めつけられている気分は? 昨日の“協力者”の気持ちが少しは分かったか?」
 そして御国さんについている別の女子生徒が、御国さんの心をいたぶるような言い方をする。
「……お願いします。何でも言う事聞きますから、ホンマにやめて下さい」
 そして涙を流す御国さん。
「佳奈! わたしの事は大丈夫だから、こんな奴らに滅多な事はゆっちゃ駄目」
「うっせーな。お前らうるさいんだよ。たまには先輩からの教育をちゃんと受けろって」
 涙声の御国さんと、目だけは燃えるように真っ赤にした優珠希ちゃんの言葉を、再度の平手打ちと同時に、まるで恫喝のような声色で、一喝する同学年らしい女子生徒。
「お前らが昨日のダチの

の言う事を聞いてれば、こんな事せずに済んだんだよ」
 そして勝手な理屈を振りまく女生徒が、私は何も言っても聞いてもいないのに、私の知りたかった事を次々と口にする同学年らしき女子。
「ごめん優珠希ちゃん、御国さん。昨日の約束を守れないかも知れない――私、

に聞いてんのに、何で

が答えないの?」
 もう守れない事は分かってはいたんだけれど、一応昨日の今日だからと最低限の義理立てだけして、怒りの矛先を私の足を蹴った女生徒に向ける。
「……」
 それでも何も答えない、いや答えられない女生徒。怯えるくらいなら初めから私にとって可愛い後輩にこんな事すんな。
「おい! この後輩がどうなっても良いのか?」
 そう言いながら優珠希ちゃんの足を踏みつけている踵をねじる同学年らしい女子生徒。
 固いローファーで踏みつけられて痛くない訳が無いのに、声一つ上げずに私に何が出来るのか、守れないってどうゆう事なのかと問い詰めるかのような鋭い視線。
 妹さんの心が折れていないのなら、ここから先は先輩である私の領分だ。思いっきり怒りを爆発させてもらう。
「好きすれば? 『岡本先輩っ!!』――ただし、それ以上やったら暴力痕残るよ? それでも良い、関係無いって言い切れるんなら、私は止めない」
 私は足を蹴った女生徒に薄ら笑いを浮かべながら向き直って、返事は妹さんの足を踏みつけている女子生徒にする。
「やらないの? 口だけ?」
 私も同じようにして目の前の女子生徒の足を踏みつける。
「で? 次に

にもう一回だけ聞くけれど、これはどう言う事? 何の真似? 答えろって言ってんの分かる?」
 私は足を踏みつけたまま、震えあがっている女子生徒の襟元を掴み上げる。
「お……岡本には関係ないだろっ! “生徒会”の人間が何、一つの部活に肩入れしてんだよ。大体後輩の指導をしてるだけだろうがっ! お前こそ見て分かんねえのか?」
 震えあがっていた割にはいっぱしに反論してくる女生徒。
 でも、私が証拠の事を言っている事くらいは分かったのか、後ろの同学年らしい女子生徒は動いてはいないみたいだ。

「あんたらのそれが指導って言うんなら、私のしている事はただの注意で良いね」
「――っ」
 そう言いながら踏みつけた足で、そのまま脚の(すね)である弁慶をそこそこの強さで蹴り上げる。もちろん掴み上げた襟元の手は離さずに。
 声に出さなかったのは大したものだけれど、ローファーのつま先部分で蹴られたら痛いはずなのだ。
「岡本先輩駄目ですって。それ以上はホンマにアカンですから」
「お前! 何良い子ぶってんだよ。頭悪いんだから余計な事言わずに部活辞めろよ」
「……分かり――」
「――御国さん。いくら御国さんでも優珠希ちゃんが言った事忘れたら私、怒るよ」
 私の足を蹴った女生徒の言葉に、同意をしようとしたのを慌てて止める。
「あんたさぁ。朝だけじゃなくて、自分がアホだって事、放課後にも言ってんの?」
「……」
 言葉を発しないけれど、妹さんからの強い視線を感じる。
「アホだって言った奴がアホだって小学生の時習わなかったのかよ。“生徒会”の書記サマ」
 そう言いながら私に唾を吐きかける女生徒。ホント、汚いから辞めて欲しい。
 これで男・男って事ある度に口にしているんだから、同性として恥ずかしい以外の感想が出て来ない。
「先輩だからって何後輩の前で調子乗ってんの? 蒼依・実祝さん・咲夜さんに飽き足らず、また私の友達にちょっかいかけて……1対1が怖かったら、別に複数人でも良いよ?」
 目の前の女生徒に言っているにも拘らず、私の言葉に震えあがりながら御国さんを羽交い絞めにしている二人。それでも御国さんが弱点だと分かっているからか、それが最後の砦とばかりに御国さんを手放すつもりはないみたいだ。
 つまりは、何とかではあるけれどこの場を掌握することが出来たと言う事か。
「……」
 ただ目の前の女生徒も主導権までは渡すつもりはないのか、答えるつもりはないみたいだ。
「答えないならそれでも良いけれど、次は答えざるを得ないよ」
 私は顔に吐きつけられた唾はそのままに、今度は足の甲をローファーのかかと部分で思いっきり踏みつける。
「――っっ」
 と同時に、声にならない悲鳴を上げる女生徒。でも、私が踏みつけた足を動かさないからその場から逃げる事も離れることも出来ない。
「ちょっと岡本先輩――痛い!」
「……へぇ」
 そして今の自分たちの状況を忘れて私をたしなめる御国さんと、感心している優珠希ちゃんには構わず、私は女子生徒に最後通牒のつもりで質問をする。

に選ばせてあげる。今ここで私の足を蹴った落とし前を付けさせて

か、先生に私が蹴られた事を打ち明けるか――言っとくけれど、これが最後だからよく考えて答えてよ?」
 そう言いながら足の甲を左足で踏みつけながら、右手で襟を更に締め上げる。
「お、岡本っ! こんな事してタダで済むと思うなよ。この後輩が――?!?!」
 言葉の途中で、女子生徒が声にならないうめき声を上げながら、地面に転がってもんどりうつ。
 と、同時に私の後方からも年頃の女の子が上げない方が良い声が聞こえる。
 二人が同時に倒れた事に動揺したのか、御国さんを拘束していた二人の力が弛む。その隙に私が御国さんをこっちへ引き寄せる。そして形勢が互角になる。
「アンタやるじゃない。あのクズ、相当痛がってるけど、アンタの知り合い?」
 優珠希ちゃんの足を踏みつけていたあの女生徒には全く見向きもしないで、私と御国さんの横に並び立つ優珠希ちゃん。ちょうど御国さんを私と優珠希ちゃんで挟んだ形だ。
「知り合いじゃ無いけれど、同じクラスの女子で今週の月曜日に、筋肉痛だった私の足を

蹴った相手」
 だから私もその女子生徒には見向きもしないで妹さんの質問に多少脚色して答える。
「……」
 のを真ん中に挟まれている御国さんが頭を抱えながら聞いている。
「じゃあ仕方ないとはゆっても、あれだけ腰に近い高さの太ももにスカート越しとは言え、膝蹴りをかますのはやり過ぎじゃないの?」
「そう? 優珠希ちゃんの表情を見る限り、とても言葉通りには取れないけれど? それよりも上、着ないと――」
「……」
 妹さんと話していて今更ながらに、上半身下着姿だったことに気付いたところで、御国さんが逃げ出す。
「今はこのままで良いわよ。それよりアンタも――」
 私と優珠希ちゃんで話をしていた所に、私の膝蹴りを受けてスカート姿のまま地面にもんどりうっていた女生徒が顔を歪ませながら立ち上がる。
「岡本ぉ……この事センコーにチクって生活指導行に追い込んでやるからな。あの逃げた後輩もまとめて停学に追い込んでやる」
 やっぱり私の力じゃ弱かったのか、痛みで辛そうにしながらも私に対して懲りずに強請(ゆす)ろうとしてくる。
「別に良いけれど。どうやってよ?」
 私が何のために頑張って、男子がいたら絶対上げられない所まで膝を上げたと思っているのか。
「お前。これだけ派手にかまして、シラを切れると思ってんのか?」
 改めて周りを見て、妹さんが直前に言っていた言葉に思い至る。
 だから私の方も吐きつけられた唾を、気持ち悪いのを、拭いたいのを我慢して同じクラスの女生徒と会話を続ける。
「これだけ派手にって……大人数で、しかも後輩相手に先に手を出して来たのはそっちじゃないの?」
 今のこの状況に気付かれないように注意しながら。
「ハァ? 先に

に手を出したのはお前らだろ。まさかとは思うけど先週の金曜の事、忘れたとは言わさないからな」
 ああ。昨日だけじゃなくて先週の金曜の事も言っていたのか。じゃあ、あの雪野さんの友達が濃厚なサッカー部男子と直接は関係ないのか。
 ただ、どっちにしても私の口から出る言葉は全く変わりなかったりする。
「それだって。あんたらから先に手を出したって調べがついているんだけれど?」
 ここにいる二人と優希君から先週の金曜日の事は、それぞれデートの時と昨日だったか一昨日だったかに二人から聞いている。
 だから万が一にも疑う必要も、改めてこの女生徒から話を聞く必要もない。
「ハァ? 後輩を指導するのが先輩としても務めだろ。“愛先輩”」
 もう足の痛みは無くなったのか、再び私に対して不敵な笑みを向けながら、まだ指導なんて勝手な事を言いながら可愛い後輩からならともかく不愉快な呼称をされる。
 だけれどその事に関しても先に中条さんの様子を確認しているから、もう何も憂う必要は無かったりする。
「さっきから黙って聞いてれば……そのクズが本当にクズにしか聞こえないんだけどアンタ、つるむ相手はちゃんと考えた方が良いわよ」
 言いながら、逃げたのではなくて先生を呼びに行ったであろう御国さんの分の間を埋めるように妹さんの方から私の方に一歩横に寄って来る。
「お前っ! 年下のくせにその言葉遣いいい加減に直せよっ!」
「――あなたたち! 何やってるの!」
 そして優珠希ちゃんの言葉に腹を立てた女子生徒が、私と優珠希ちゃんに向かって砂を蹴り上げたまさにその瞬間に制服を汚したまま、顔に打ち身みたいな跡を付けたままの御国さんが、保健の穂高先生を連れて来てくれた。


 そして先生が私達の方ではなく、三人と一人の女子グループの方に鋭い視線を送る。
「あ! 先生! あたし今“生徒会”の岡本さんに暴力を受けて――」
 でもそれに気付かない女子生徒は自分が被害者であるかのように説明を始めるのだけれど、
「その格好。いくらなんでも問題だからこれを羽織りなさい」
 そっちにはあまり耳を貸さずに、優珠希ちゃんにそう言って上着を手渡す。
 それを受けて御国さんを拘束していた二人が抗議の声を上げるけれど、
「どう見ても貴方たちが加害者よね。貴方たち先輩が後輩にこんな事をして、何とも思わないの? まずは貴方たちの名前とクラスを教えて頂戴」
 そう言って二人は教えるけれど、私の足を蹴った女生徒は口を開かない。
 いや、数学のテストの時にこの先生に一度目を付けられている……と言うのか、顔を見て思い出したのだと思う。
 せっかく私の足を蹴ってしまった事で、色々な事が明るみならない様に忠告もたくさんしてあげたのに、どうして私の話に耳を傾けてくれないのか。
「なんであたしら被害者側が名前を名乗らないといけないんですか? 被害者の事を考えたらここは名前を伏せる所じゃ無いんですか?」
 でも、中途半端な知識でこの腹黒と話をするとどうなるのか。
「この子たちが加害者なら、貴方たち被害者に謝りに行かせるためよ」
 端から見ていればよく分かる。ずさんなまでの言葉選びと腹黒さ。
「べ。別にあたしたちは謝って欲しい訳じゃありません。それに大事(おおごと)にしたい訳でも無いのでこれで失礼します」
「そう。良い子たちなのね」
 それに気づく事なく自分の言いたい事だけを言って走り去っていく三人。
「……」
 そんな先生を見ても驚く素振りも、私達が加害者ならと言われても声一つ上げない二人と、妹さんに何かされたらしい、完全に伸びている女子生徒。
「……優珠ちゃん。この先輩に何したん?」
「わたしは公衆の面前で服を脱がされたから、それに必死で抵抗していただけよ」
「じゃあ詳しくは保健室で改めて聞いても良いかしら? そこで何か言いたそうにしてる岡本さんも一緒にね」
 そう言って先生が伸びている女子生徒を負ぶって
「……」
 御国さんは今、この場を嘆くように首を横に振り、妹さんは満足そうに私の方を見やり、私は深いため息をついて、一行保健室を目指す。

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