第29話 注意(人とのつながり)・解説(自傷行為について)

文字数 1,010文字


まずは解説の方から入ります。

今回愛ちゃんが朱先輩の真似を頑張ってしようとしているのは個人的に完全会話と呼んでいるものです(心理学では専用の呼び方があったかも)

この話法は自傷行為を防ぐための会話の一例であり一部分です。
※これは完全に書いてしまうと悪用できてしまうので本文中には全部は入れてません。

暴力や力ずくでの自傷行為の抑止は本当の解決にはつながりません。
あくまで自分自身・本人の意思で解決を図らないと自傷行為の解決は出来ません。
自傷行為の解決方法はそれほど多くは無いですが、いずれも難易度は相当高いです。
それでも直らない行為ではありません!
それで自分を追い込む必要も全くありません!!
ただ対処療法で収まっても、必ず再発します。
そのために可能な限りの自然強制を持っての会話法になります。
※かなりの知識と技術は必要になります。

これ以上書くとちょっと悪用されたらまずいので控えますが、幸いな事に愛ちゃんの知識と経験では圧倒的に足りていないので
また完成には程遠いです。
だから普通なら成功とは言い難いのですが、友達・ある程度の信頼関係が出来ている。
そしてそこまで深刻な状況にはまだなっていないので、これで括っています。


もう一つ 冒頭の注意書きの方です。

後半部分で、もし、しんどくなった方は、実祝さんのお母さんが言った言葉は一度忘れて頂いても大丈夫です。もちろんこの実祝さんのお母さんの言っている事は間違いではないです。
でも私の劇中では本当の後半【結】の部分でもう一つの考え方を出します。
今回出て来た考え方とは全く違う考え方です。
もう一度言います。私の小説のタイトル通り色んな視点があって、人それぞれ視点は違います。社会常識の中での制約があり、窮屈な思いをされている方も多数おられると思います。ただし!回答はこれ一つじゃないです。
それ以外の回答でも世の中何の不便もなく生きていけます。
だからこの話でしんどくなったとしても! 絶対に気に病まないでください。
自分と他者を比べないでください。視点は人それぞれ違うものです。

もう一度だけ言っておきます。
この話は本当に生きる気力の無くなっている人が、たまたま目に留まって、生きる気力を少しでも取り戻せるような造りにしています。
この話でしんどくなったとしても、気に病む必要はありません。
しんどかったら一つ飛ばして次から読んでも大丈夫です。
考え方は人それぞれ、全く別の答えも用意してございます。
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